第7話 恋の予感
アンディ王子と澪が天空の神宮で待っていると、「お菓子の世界」の神様「アマテラスオオミカミ二号」がやっとの事現れた
だが、二人は自分たちの思惑とは裏腹に一方的に「アマテラスオオミカミ二号」神様に、まくし立てられ啞然としている。それは……この「お菓子の世界」が、それこそクマの二倍はある巨大女王アリを支える為に、住民がアリに襲われているという事実。にっちもさっちも行かない状態に追いやられて、一分一秒を争う現状に追いやられて、それどころではない事を知り、アンディ王子と澪は、またこちらに戻って協力する旨を伝え、次の世界第三の世界に向かった。
◇◇
さあ第三の世界はどんな世界なのだろうか?
第一の世界が「ソープバブル世界」第二の世界が「お菓子の世界」そして…アンディ王子が誕生した世界第四世界が「クリスタル世界」もう一つは一体どんな世界なのか?
「アンディわざわざついて来てくれてありがとう。ねえ聞いていい?何故……何故……わざわざ私について来てくれたの?」
「……僕もね。クリスタル世界に行く用事が有ったんだよ」
そうは言って見たものの本当は澪とこれっきり会えなくなると察知して、何が何でもと言う思いで理由を付けて付いて来たのだった。だから神様「アマテラスオオミカミ二号」に「澪は特殊な能力が有るので、危険な目に遭って大切な宝を失う事が無いように僕が付いて行きます」と屁理屈をこねていたが、本当のところは自分の気持ちに噓が付けなかった。一緒にいたかったのだった。
一方の澪の方はと言うと、実は…澪は徐々に過去の記憶が戻って来ている。そして…異世界転生した事も分かってきた。だが腑に落ちない。自分は養護施設出身で
一六歳でタレント事務所に所属して日本屈指のアイドルグループ「ムーン✰シスターズ」のセンタ―を務めていた事は思い出したのだが、アリ―ナ公演の日が近付き階段の最上階に登った所、いきなり誰かに押された事は思い出したのだが、誰が推したのか皆目見当が付かない。「ムーン✰シスターズ」の面々とは本当に仲良しだったので……。
それは澪だけが仲良しだと思っているだけで「ムーン✰シスターズ」の面々は、澪だけが良い思いをする事に大きな不満を抱えていた。
話は変わるが、澪はそれとはまた別に、頭の片隅に花々が咲き誇り美しい自然豊かな森の中の美しい宮殿?リンドーレティス王国の王宮なのだろうか?勇敢で凛々しい父と美しい母に、深く深く愛されて成長した事も断片的に思い出すのだが、何か恐ろしい炎なのか、血なのか、真っ赤な塊が押し寄せて来て、その美しい思い出は一瞬で悪夢に代わるのだった。
一体過去に何があったと言うのか?
そして…アンディ王子に対する恋心。確かにアンディ王子に一目ぼれしたが、自分は施設育ちでとてもじゃないが、身分違いも甚だしいという事も分かって来た。
だから例え付き合ったとしても、実る筈がない事を一番理解している。アンディ王子と住む世界が違い過ぎるので、失恋するのが分かり切っているので、付き合うつもりなど更々ない。だからへっちゃらで何でも話している。
一方のアンディ王子は最初に澪を見た時には、今まで一度も経験した事が無い激しい稲妻が、身体中を駆け巡り一瞬で恋に落ちてしまった。
”ビビビッ!“⚡
”ビビビッ!“⚡
”ビビビッ!"⚡
お互いに惹かれ合っている二人なのだが、全く嚙み合わない二人の想い。この恋の行方は?
有難うございます!この度は本作を御目に留めて下さり嬉しい限りでございます。もし少しでも気に入って頂けたら作品♡★フォローをお願いします!
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