オープニング③

シーン③:死者復活の伝説


GM:はい、では飛鳥、君は今、転属先のN市支部で、喫茶店の面接を受けている。(一同笑)

飛鳥:アレ!?いや、あの!私転属扱いとはいえ査察に来たエージェントなんですけど!?面接!?

GM:はい。ふっつーーーに喫茶店とバーのシフト有るんだけど、バーの時間入れるー?みたいな会話しか現状されてませんね。(笑)

飛鳥:あ、これお姉さん切り出さないと話進まない感じね、コレ。(笑)


飛鳥:あのー?赤場支部長?私、ここで働くにしてもそういう表の業務じゃなくてですね?

支部長:え?あ、そう?じゃあこっちの話はこれくらいにして、裏の業務の話しようか…ちょっと着いておいで。…あ、でも人手欲しいのは本当だから。夜のシフト、考えといてくれると助かるなぁ。


GM:さて、そんな事を言われて連れて来られたのはN市中央公園。道すがら現在調査している事件の説明を聞かされる。


支部長:今N市では死んだ奴が蘇る、って噂が流れててね…現場で聞き込み手伝ってくれる?…っと、着いたよ、此処が中央公園。

飛鳥:綺麗な場所、ですが何でしょう、違和感が…

支部長:真ん中の大穴の事かい?噴水じゃないのは都会の人には珍しいか。

飛鳥:いえ…あの穴は?

支部長:つい先日まで桜が咲いててね。諸事情でなくなっちゃったけど。

飛鳥:桜…にしては大きいような。

支部長:大きかったからねぇ…っと、あの人達で良いかな。おーい、大将たち!ちょっと良いかい!

桜:(平○ボイスで)おぉ!なんだい!あんたも飲むかい!(一同爆笑)


GM:なんで平○さんなんだよ。(笑)

桜:あれ?だめだった?

GM:そもそもNPCを乗っ取るな戯け。(笑)


飛鳥:あのー、今ちょっと、亡くなった方が帰ってくるって噂を調べてるんですけど…

花見客:おぉ、それなら俺、会ったよ!

飛鳥:本当ですか!?

花見客:みんなで酒盛りしてたらよ、去年死んだダチがいつの間にか一緒に騒いでたんだよ。そしたらまた、いつの間にか居なくなってたから夢かとも思ったんだけどよ、他の奴も覚えてたんだよ。たまげたもんだよなぁ…

支部長(桜PL):飲み過ぎて幻覚見たんじゃないの?

花見客:そこまで耄碌してないと思うけどねぇ…いや、でも死んだダチが居たの気付かず酒のんでたんだしな!思ったよりボケが進んじまってらぁ、お迎えも近いかな!

二人:アッハッハッハ!


GM:だから乗っ取るなっちゅうに。(笑)

桜:ゴメン、俺たちヒマで。(笑)

GM:ゴメンなぁ?もうちょい続く。(笑)


GM:そんな君たちに、合流する可憐な姿が一つ。“ラフレシア”姫宮由里香さんですね。


姫宮:お疲れさま、赤場支部長に…新人さん?

飛鳥:お疲れさまです。本日より…

姫宮:あ、そういうの良いから~


GM:ゴメン、こんなニュアンスで会話して。(メモを渡す)

桜PL:ん。了解…


姫宮:お疲れさま支部長、成果の方はどうかしら?

支部長:日頃の行いかね。一発で本命引かせて貰ったよ。酒盛りの途中で死んだ筈の友人が、一人増えてたって話だ。

姫宮:似たような話をこっちも聞いたわ。どうやら誰かが流した趣味の悪い噂、って線は消えそうね。

支部長:やめて欲しいよねぇ?そういうの言うと招くもんなぁウチの界隈。

姫宮:そうね。それと調べてみてわかったんだけれど、元々N市には桜の季節に死人返りの逸話が有るみたいなの。

支部長:ほぉん?そいつは知らなかった…桜辺りに訊ねりゃ知ってるかな?

姫宮:あの面白そうなレネゲイドの子?良いんじゃない?あぁ、この後支部に寄らせてもらいますけど…構いませんよね?今回の件もそうだけど、前回の事件でその桜くんのレネゲイドがどう変化したか調べたいのよ~。

支部長:未成年相手だからね、いつもの調子でやっちゃダメだからね?

姫宮:はぁい。


GM:さて、支部長はしばらく酒盛りに付き合うつもりらしく花見客の方に向かっていくし、姫宮さんはルンルン気分でN市支部に向かいますが飛鳥はどうします?

飛鳥:前途多難ね…と呟いて姫宮さんの後を追います。アールラボの研究員を一人で出歩かせる訳にも行かないでしょ!ってていで皆と合流するよー?

GM:いいでしょう。シーンを終了します。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る