ミドル①

シーン④:遠き日を顧みて


GM:はい、ではミドル一発目。桜のみ登場可能なシーンですね。美遊からメールが来る直前の夜のシーン。美香から意味深なメールが届いたので主を眺めながらまっていると、「多分、今年が最後のチャンスかもね」なんて後ろから話し掛けられる。


桜:あぁ、かもな。

美香:昼はごめんねー?突然呼び出しかかっちゃってさ。

桜:いや、構わねぇ…互いに都合つくならなんでもいいだろ。

美香:………何にも聞かないんだ?

桜:何だ、聞いて良かったのか?

美香:いや、聞かれても答えらんないんだけどさ…

桜:じゃあ良い…俺もお前にも言えない事、有るしな。

美香:…男じゃないから!

桜:いや聞いてねぇんだけど!?(一同爆笑)

美香:そんな事より主の事だよ!ほら見て!蕾付いてる!今年は咲くと思うんだぁ…で、多分、それで最後。桜の主も、もうお爺ちゃんだから。

桜:なんでやお婆ちゃんかも知らんやろ。(一同笑)

美香:それにしても、三年も会ってなかったんだよねぇ…そっちは三年で何か変わった?

桜:イケメンになったろ?(一同笑)

美香:自分で言うかね。(笑)

桜:他は…ま、色々細々と?

美香:私は、凄く変わっちゃった…


GM:美香の声が僅かに強ばります。緊張、いや、恐怖でしょうか。


美香:例えばさ…私が普通の人間でなくなったって言ったら、信じる…?

桜:信じるよ。

美香:そっか、信じてくれるか。良かった…桜が信じてくれてるし、主がまた咲く時に会えたし、私もう、思い残す事はないかな。

桜:…美香?さっきから何なんだ、お前、まるで…

美香:桜の主が開花する頃に、あなたとはお別れになるって事。私はもう、疲れちゃった…

桜:腕を掴んで問いかけます!おい、どういう事だ!

美香:この街を離れて桜…さよなら…


GM:一際強い風が吹き、桜吹雪をよびおこす。君が僅かに桜吹雪に怯んだ内に、その腕は君の指の間をスルリと抜けだし、桜吹雪が落ち着いた頃には美香の姿はそこには無かった。

桜:くっそ桜塚護みたいな事しやがって!(一同笑)

GM:今の子達に伝わらんからやめてくれる?(笑)

日和:Xの完結お待ちしております!(一同爆笑)

GM:怒られるからマジで止めて!?…では桜、君は主の根本に何かキラリと光る物が目に入った。

桜:…拾うけど?

GM:ではそれはビンだった事がわかります。ラベルには“αトランス”の文字が…!

桜:プッツンします。(一同笑)

GM:では怒れる君の耳に着信音が届く。美遊からの召集メールを受け取った所でシーンを終了します。

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