オープニング③
シーン③:調査の始まり
GM:では美遊のオープニング。君は今霧谷の対応をしてます。
美香:あのぉGM?確か元のシナリオ、このシーンは通信入ってくるシーンだった気が…(笑)
GM:来てます、霧谷さん。(一同爆笑)
霧谷:いやぁ、最近雇い入れた秘書…あぁ、彼らなんですがね?大層良くして下さる方々で、最近少し時間に余裕ができまして、それに最近通信が傍聴される事が増えてましてね。念のために出来るだけ直接要件を伝える様にしてるんですよ。
GM:そういって霧谷さんは壁に寄りかかって腕組んでる不機嫌そうな黒衣の護衛にヒラヒラと手を振ってます。具体的に言うと護衛役の人のディメンジョンゲートで直接N市支部に来たみたいですね。(一同笑)
桜:そんな暇有るなら一秒でも多く寝てくれ。(笑)
美遊:優秀な方なんですねぇ…お茶です。制服のまま失礼しますねぇ?あ、護衛さんもどうぞお茶ですぅ…と対応します。支部の表の業務のシフト時間だったんで制服のまま。あ、朝夕で営業形態の違う喫茶店です。日が落ちてからはバーになります。
GM:では護衛さんは「…どうも」と言って受け取りますが口は着けません。霧谷さんは優雅にお茶を口に運んでニッコリと笑います。
霧谷:良いお手前、というにはティーカップとソーサーでは様になりませんね。美味しいです。これだけ良い茶葉だと商品でしょうが…生憎紅茶はまだ勉強中でして、よろしければ銘柄をお教えいただいても?
美遊:大丈夫ですよぉ?と言っても、普通のアールグレイなんですが…お疲れかと思いまして、ミルクティーにしてみましたぁ。
霧谷:そうだったのですね。私は普段ディンブラで淹れがちで…アールグレイだとこういう感じなんですね…しかしミルクティーとはいえアールグレイにしては少し甘味が強いような?
美遊:あ、ハイ。この支部のイリーガルの方に紅茶が苦手な方がいらっしゃって…飲みやすく甘味が強くなりやすい様に茶葉を直接ミルクで煮出しているんです。それに今年の茶葉は味はともかく色が濃くなりすぎるところが有るので、ストレートティーにするには少し見た目がよくありませんでしたから。
霧谷:なるほど、紅茶のケーキやクッキーなんかを作る時の手法を流用している訳ですね?いやぁ勉強になります。
桜:はよシナリオ進めろ。紅茶談義はもう良いから。(笑)
GM:あ、ハイ。(笑)
霧谷:さて、美味しいお茶もいただいたところで本題に入りましょう。景山一夜という人物について調査をお願いしたいのです。
美遊:えっとぉ、この字で合ってます?(景山一也と入力されたタブレットを見せる)
霧谷:あ、いえ、『や』はそっちの人名によくある方ではなくて夜の方ですね。彼は肩書きは科学者という話ですが、どうやらFHのエージェントとして活動しているらしき形跡を掴みました。
美遊:まぁ。
霧谷:現在景山一夜はN市に潜伏、独自で研究を行っているようです。その研究の内容を調査していただきたい。
美遊:わかりましたぁ。
霧谷:お願いします。彼の研究がFHの活動に関与しているならば、速やかに対処しなければなりませんからね。
GM:霧谷はそう告げてカップに僅かに残った紅茶を一気に呷ると、ごちそうさまでした、失礼します、とだけ告げて護衛さんの開いたゲートの中に消えていきました。護衛さんはまだ残ってますね。応対用のティーセットとか片付けるの手伝ってくれた後、同じくご馳走さまでした、失礼しますと無機質な声で言った後ゲートに消えていきます。
美遊:ではそれを手を振って見送ったあと、桜さんと日和さんに召集のメールを送信します。
GM:わかりました。では、オープニングを終了し、ミドルフェイズに以降します。
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