小気味よくすすむ会話、思わずクスリとする場面、ハラハラする展開と、たっぷり物語の世界を楽しませてもらいました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(115文字)
アムルゼッスンは母星を失い、宇宙船で漂流の身となってしまった。そして新たなる星を探すべく、不動産星〈チ・ンタイ・スー・ミタイ〉を訪れた……。もう最高です。これがSFです。センスオブワンダーのかたまり。バカ全開かと思いきや、ラストでは……。初期日本SFが好きなあなたには、ぜったいにオススメです!
今から50年くらい前に活躍された工学博士の石原藤夫さんというSF作家さんがいるのですが、その方が書いていたシリーズでヒノとシオダというコンビが奇想天外な惑星の数々をめぐる物語があります。もうそのお話が大好きで大好きで子供の頃本当にはまったのを思い出しました。これからどのような惑星が出てくるのでしょう!?久々のドキドキに期待を込めて支持させていただきます!