第6話 異世界でのマヨネーズについてあれこれ。

皆大好き三大発明について語ります。

火薬・羅針盤・活版印刷のほうではなく、なろう主人公が異世界で作り出す三大発明です。マヨネーズ・チョコレート・ポンプ!皆さんの場合は何を思い浮かべるでしょうか?


リバーシ・マヨネーズ・ポンプ・サスペンション・石鹸・チョコレート。

などなど候補はいっぱいありますね。


今回スポットを当てるのはタイトル通りマヨネーズですが

このマヨネーズ、実は読者によく突っ込まれる元なのです。


何に突っ込まれるかは、もう皆さんお気づきかもしれませんが

サルモネラ菌による食中毒ですね。


このサルモネラ菌は結構な数の生物の腸内にいる、食中毒の原因となる細菌です。

鶏が卵を産む時にお尻の穴を通ってくるので細菌が殻にトッピングされているわけですね。


我らが日本の誇る科学技術の総力を結集して

国内では安全にTKG、卵かけご飯を食すことができますが

異世界ではそんな設備はありません。


そんな異世界で卵の消毒をせずにマヨネーズとか

主人公は正気か!?と読者は突っ込むわけですね。


単純に消毒したいだけなら

沸騰したお湯に規定の秒数入れれば殺菌可能です。

もちろん、マヨネーズには使えなくなっていますが。


というわけで異世界で手に入れられて加熱しないという体で

卵殻を消毒する手段を見つけなければなりません。


真っ先に思いつくのははアルコールでしょうか。

ただ酒に含まれている状態では度数が低く消毒効果が薄いので蒸留してやる必要があると思いますが。ほかには酢酸や木酢液なんかも選択肢に挙がりそうです。


ただ乾燥とか保存等を考えるとマヨネーズの大量生産は厳しいかなと思いますね。


しかし、しかしですよ。

あえてここで、天津飯並みの訳知り顔で語らせていただきます。


「心配することはない。この勝負マヨネーズ軍の勝ちだ…

 例の界王け、生活魔法のことをわすれてやしないか?」


「そうかっ!!」


はい、皆さん。

この魔法の存在をわすれていたのではないでしょうか?

生活魔法は文字通り生活にかかわる魔法なのですが、その種類・用途は多岐にわたります。


そのなかで、人体をまるでお風呂に入ったかのように綺麗さっぱり

服装もぱりっぱりに整える魔法があるのです。

これさえ使えばサルモネラ菌など一捻りよ。


つまり、異世界であるがゆえにマヨネーズの生産に苦労するのですが

異世界であるがゆえに問題が解決できるのです。

ようし、これで異世界サルモネラ菌問題は解決しましたね。


え? 生活魔法はなろうに必ず出てくるとは限らない?


よろしい、そこまで言われるならば当方も本気を出しましょう。

(ゴゴゴゴッズゴゴゴゴゴゴッ!)


そもそも異世界にサルモネラ菌は存在するのか?

よく異世界で地球と同じ~~があるのはおかしい。

~~になっているのは変だという批判がありますよね?

(トマトやジャガイモなど)


これと同じ理屈を用いるならサルモネラ菌が異世界にあるのはおかしい。

そう断じる事も可能なのです!!もちろん他の腸内にいる細菌が害悪な事も十分考えられますので流水で洗えば生卵を食べられるクリーンな生物にすれば問題は解決可能でしょう。


例えば地球の鳥は糞・尿・卵の通る道が全部一緒なので(総排泄腔と言います)

異世界の鳥は分け分けされているという設定に。


最後にシモの話になって申し訳ないですが以上となります。

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