第139話 成長と鶏肉パーティー

7階層の成果はなかなかだったと思う。


コッコのお肉60羽分、レッドターキー30羽分、ロックバード50羽分、ビッグドードー20羽分のお肉をゲット!


このコッコのうちの3分の1はヴィヴィが魔法で仕留めた物だ。


今では立派にウィンドウカッターとアースランスを上手く使いこなしてる。


久しぶりにヴィヴィの鑑定をしたら、結構レベルが上がっていたみたいで驚いた。



【名前】 ヴィヴィ

【種族】 クイーンケオトートティーガ(レア変異種) (食用不可)

【年齢・性別】 0歳 (♀)

【レベル】   32

【体力】    1000

【魔力】    300

【攻撃力】   400

【防御力】   300


【 スキル 】

風魔法

土魔法

闇魔法

身体強化

物理・魔法攻撃耐性


ケオトートティーガのレア変異種。名前を持つネームド個体は極めてレアで強さは桁違いと言われている。

全てにおいて同族より高い能力値を持ち、種族の安寧と繁栄をもたらすと言われているクイーンの名が種族名につく。

全生物の中でも使える者の少ない闇魔法を持っておりレベルを上げれば重力・空間魔法を使える様になる。



出会った頃はレベルが1だったヴィヴィが32まで上がっていた。


体つきも柴犬サイズから秋田犬程の大きさまで育っているのでやはりそれだけ強くなっているんだろうなぁ。



「成長してるねぇ。」


『みゃうん』


ワシワシと顎のあたりを撫でてあげると目を細めて気持ち良さそうにするのは体が小さい時から変わりなくかわいいところ!


『わふぅ』


「シリウスは体がもうちょっと大きくなったらもっと魔法が使える様になるだろうから、気にしちゃだめよ?これから、これから!今は沢山食べて沢山遊んで、ゆっくり魔法の事を学んでいこうねぇ。」


ヴィヴィの様に出来なかったシリウスは落ち込んでいたけれど、同じ0歳児でも早生まれか遅生まれで同じ年齢でも体格差が出てしまうのはしょうがないからね。


変異種であるシリウスは毛の色が普通のフェンリルと違うせいでちゃんとご飯も貰えていなかったみたいだし。


うちの子になったからにはお腹いっぱい食べさせてあげますとも!!


その為にもこの街にいる間にチーボアイの食材を沢山採取して加工品や常備菜、作り置きも沢山作っておかないとね!


本日の夕飯はせっかくなのでこの階層で取れたばかりの鶏肉達を使ってのご飯、鶏肉パーティーです!


このダンジョンの面白いのは同じ魔物でもドロップ肉が変わること!例えばコッコなら胸肉・もも肉・手羽。

ロックバードはそれらのお肉に加えレバーや軟骨、砂肝なんかもドロップした。


これはバーベキューコンロが完成したら焼き鳥パーティーせねば!!


コッコはまんま鶏肉なので、唐揚げと鳥ごぼうならぬコッコゴーボン。

ロックバードはもも肉を使ってダイコーンおろし醤油ソースのステーキに。

レッドターキーは某夢の国の好物だったあれを思い出してターキーレッグ!

ビッグドードーはまさかの鴨肉の様なお肉だったので、ビッグドードーのロースト・ベリーソース仕立てとけんちん汁にした。


白米もしっかりと準備して


『「いただきます!」』


今日は皆の大好きなお肉多めの食卓だけどたまには良いでしょう!!

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