第138話 魔法練習のご褒美

魔法練習で魔力をかなり消費したであろうヴィヴィとシリウスの為に一度魔物が出ないというセーフティエリアに行って休憩を取る。


疲れた時には甘い物という事で、火をおこしたらフライパンを2つ用意。


頑張ったヴィヴィとシリウスが好きなバナバナとアッポーを使った甘味を作るぞ!


それぞれのフライパンに砂糖(グラニュー糖ならなお良かったんだけど)を入れ強火にかける。

砂糖が溶けてカラメル状になったらバターを加えて溶かす。

カラメルにスライスしたバナバナとアッポーを入れてカラメリゼ。


お次は鍋に卵と砂糖を入れ白っぽくなるまですり混ぜる。

そこに薄力粉を入れてさっくりと混ぜる。

モウモのミルクを違うお鍋で沸騰手前くらいまで温めたら、卵と砂糖と薄力粉を混ぜた物に少しずつ加えて混ぜていく。

ここで温めたミルクをいっぺんに入れると卵が固まるから少しずつ少しずつ。


全ての材料が混ざったら鍋を火にかけ木ベラで絶えず混ぜながら、もったりとするまで加熱していく。

もったりとしたら火からおろして魔法を使って冷ませばカスタードクリームの完成!



生地はボールに薄力粉と砂糖を入れて混ぜたら、モウモのミルクと卵を混ぜておいたボウルに入れて混ぜていく。

この生地をフライパンで薄ーく焼いてクレープ生地を作る。


生地の上にキャラメルぜしたバナバナとアッポー、カスタードクリームを乗せたらクルクルと巻いてクレープの完成!!


「はい!ヴィヴィもシリウスも頑張ったからご褒美だよ〜!」


『みゃみゃ〜ん』

『わふぅ』


2匹とも嬉しそうに食べてくれるからこっちも嬉しくなるねぇ。


勿論、ヴィミエナにもモモにもマリモにもクレープは作ってあげたよ?


頑張ったヴィヴィとシリウスにはクレープの中身をちょっと増量してあげたの!


皆にもそれには異議なしという事で了解をもらっている。


甘味でエネルギーチャージをした後もヴィヴィとシリウスは暫くお休みタイムだ。


その間は私とヴィミエナで鶏肉確保だ。


ヴィミエナには好きに狩ってもらい、私はヴィミエナには教えられないというヴィヴィとシリウスが持っている属性魔法を使って魔物を倒して見せている。


「いい?土魔法は地面から土の槍がワッと出てくるイメージ。氷魔法はこの冷たい尖ったのを敵に飛ばすイメージ。やってみるからねぇ。アースランス!アイスニードル!」


『みゃみゃ』

『わふわふぅ』


2匹にキラキラした目で見られているのがなんだがむず痒いのだけど、役に立ててるなら良いか!


私が魔法の説明をしながら1匹倒している間にヴィミエナが他の魔物を倒してくれている。


途中からはモモも加わって消化液をバシバシ撃ちながら魔物を倒していたので驚いた。


何でも消化液は素材がもろ駄目になるので普段は使えないけど、どんな倒し方をしてもドロップ状態になるダンジョンなら消化液で皮が溶けたりする倒し方をしても大丈夫だと気づいらしい。


『ぷりゅりゅりゅー!』


ママに良いところを見せれるー!だって!


本当にうちの子達がかわいすぎるよー!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る