第132話 カレーを作ろう!!

マーケット通りでスパイスを買った後は、チーボアイで採取する物を入れる為の麻袋を大量に購入。


バターやチーズ、卵とモウモのミルクも買い足して、キャンプ地の宿泊場所に戻る。


「さて、カレーを作るぞー!モモお手伝いを宜しくね!」

『ぷりゅ!』


調理用の机を出したら材料を並べる。アイテムボックスに常備している拾っておいた石を並べて竈を作り、薪を焚べて火を点けておく。


やっぱり早くコンロ欲しいなぁ。


まずはオーソドックスなカレーをということで、オニオーンをスライス。オニオーンは飴色になるまで炒める用と形を残す具材用に分けておく。キャロジン、ぽていもは皮を剥いて少し大きめにカット。



油をひいた鍋に、オニオーンを入れて飴色になるまで炒める。


オニオーンが飴色になるのを待っている間に他の鍋で具材用の野菜達は先に茹でて柔らかくしておくのが私流。


オニオーンが飴色になったらそこにみじん切りにしたガリとジーンジャーを入れて香りが出るまで炒めてスパイスを加える。塩も少々。


今回はクミン・コリアンダー・ターメリックの3種類でシンプルかつ甘口なカレーを作る。


なんせうちは0歳児が多いからね!120歳のヴィミエナも意外と甘い系の方がすきみたいだしね。


飴色オニオーンとスパイスが良く炒まったら豚肉…じゃなかったオークキング肉を入れて肉の表面の色が変わるまで炒める。


ばあちゃんのカレーは豚肉がほとんどだったけど鶏肉や牛肉でもカレーは美味しいよねぇ。シーフードカレーも忘れちゃいかん!!


ここに茹でておいた野菜達を加えてさっと炒めたら野菜を茹でていた茹で汁を加えて煮込む。


野菜達は先に柔らかくしてあるので15分程煮込んで味見。砂糖と塩で味を整えたら完成!


ついでにイーストを使わない簡単なナンも作った。


薄力粉にオリーブオイル、塩、モウモのミルクを加えてよく混ぜ、生地がボソボソしてきたら手でよく捏ねて、手に生地がつかなくなってきたら打粉をした台で生地を伸ばして畳んで押し付けてを繰り返しながら捏ねる。


生地を薄く伸ばしたらバターをひいたフライパンで両面を焼いていく。


チーズを包んだ生地を薄く伸ばして焼いたらチーズナンも出来上がり。


辺りにカレーとチーズの良匂いが漂う。周りに他の人居なくて良かった。

カレーの匂いって確実に飯テロだよねぇ。


「ティアデル様、ヴァルストーリア様、イストルディア様、ホーラレイヤ様、ペミネルラ様、イシュタルウェヌス様、本日も皆様に頂いた加護のおかげで美味しくたのしく過ごせたこと感謝いたします。」


皆で女神様達にお祈りをする。

女神様ってカレー食べた事とかあるのかしらね?





「さぁ私達も食べよう!いただきます!!」



『ぷりゅりゅ』

『みゃっ!みゃうん』

『フシュシュー』

『わぁふぅ』

『うむ。良い香りで食欲をそそるな。美味い。』


初めて食べるカレーはモモ達にも大好評で寸胴鍋で作ったカレーはあっという間になくなった。



カレー美味しかった…美味しかったんだけど…カレーライスが食べたい!!




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る