第62話 初めてのお使いの成果
「ただいま!こっちはだいぶ補充も採取もできたよ!みんなはどうだった?怪我とかはしてない?」
駆け寄ってきて足元でスリスリと甘えるヴィヴィを撫で回しながらみんなを見渡す。
『あぁ、大丈夫だ。怪我もない。グレプの採取もちゃんとしてきたぞ。大量だ。』
『きゅっきゅきゅう ー他にもいっぱいー』
モモが渡しておいたマジックバックを持ってきてくれたので受け取り、中身の確認。
クロリスちゃんの他にもいっぱいが気になる…。
頼んだグレプは町で買っておいた麻袋10袋…こんなに取って森的には大丈夫なの?
クロリスちゃんが大丈夫って言ってるなら大丈夫かな?
『みゃみゃみゃみゃ〜』
美味しいパンが沢山〜とヴィヴィがグレプの入った麻袋の周りをぐるぐると回っている。
かわいい!!これは美味しいパンを沢山作らなきゃね!
次に出てきたのはファティナジーの実とパララの根、ポイズンベリー、マギマジの花。
各種ポーションの材料になる植物だ。これはいくらあっても困らないから助かる!
アボの実にレーモの実、キノコ類に沢山の木の実にココナ、それと大量のママンゴ?!
ママンゴってなかなか取れないから高価なんじゃなかったっけ?こんなに?!
森の奥に行けば群生地があって大量?普通の人間がなかなか行けないだけ?
まぁ、ママンゴはすごく美味しいからとっても嬉しいよ。売るより自分達で食べる用として沢山とっておこう!
ママンゴのタルトとか作ろうかな?
続いて出てきたのはのクイーンビーの蜂蜜が樽2つ分!
確かにジャイアントゴートのミルク用に樽をクラフトしてたらクロリスちゃんが私にも頂戴って言うから作って渡したけど?!
なに?頼んだらクイーンビーがくれた?
そんな事あるの?!
『普通はそんな事はありえないぞ。森のニンフであるクロリスだからだろう。我らがグレプの採取をしている間に、他の物は全てクロリスが取って来たのだからな。』
「クロリスちゃんすごいな流石!!これで死の森の食材には暫く困らずに済むね!」
って、あの町にいる間は泊まる所無いからこの拠点に帰ってくる事が多くなると思うんだけど…。
まぁここはクロリスちゃんのご厚意に甘えましょ!食べる物は大事だもん!
明日の朝イチ、追加で白パン作ってクロリスちゃんにあげよう!
白パン気に入ってたみたいだしお礼にね。
マジックバックもあげたからそこに入れておけばいつでも焼きたてホヤホヤのパンが食べれるからね!
しかし、作りたい物ばかり増えていくなぁ。
小麦粉も追加で買いたいし、バターも補充したい…麻袋は今日の収穫分で全部使ってしまったし…。
明日からギルドでの依頼頑張って受けよう!買い取ってもらう用のポーションも頑張って作ろう!
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