第41話 お揃いで
従魔のみんなとお揃いで身につけられる物を作る!
と言う訳でアイテムボックスの中から材料になりそうな物を物色。
首に着けるチョーカーみたいなのにしようと思ったんだけど、スライムであるモモに首がない…。
ので、同じ素材を使ったリボンモチーフの身に着けられる物を作ることにした。
みんなのカラーを考えたら赤系の物が良いかなぁ。
で、見つけたのがレッドスネイクの革。
レッドと言いながらもワインレッドの様な落ち着いた色なのでなかなかに素敵な革だ。
因みにこのレッドスネイクのお肉で作る唐揚げが美味しすぎてなかなかの数狩ってアイテムボックスの中に眠っております。
革も柔らかめなので加工しやすいし、革はいっぱいあるしこれにしよう!
革は鞣してあるので、ヴィミエナとヴィヴィの首周りを図って首輪型にしていく。
金属系の素材にまだ出会えていないのでバックル部分は丈夫なキングアントの顎部分を加工して作った。
2匹の首輪には同じレッドスネイクの革をダブルリボンにして結んだ物を飾りとして付けた。
ヴィミエナのリボンはシュッとした感じにしてスマートに、ヴィヴィのは気持ち大きめにして可愛らしいリボンにしてある。
マリモはまんまるなフォルムだけど首飾りの様な形が良いとの事なので、首あたりであろう位置に蝶々結びで結んであげた。
モモはスライムなので何処に付けるのかと思ったら、消化しない様にゼリー部分に少し埋め込んでおくとのことなのでフレンチボウ型のリボン結びにしてゼリーに埋め込む部分は別に小さめの輪っかをつけた。
髪ゴムみたいなイメージでゴムの部分がゼリー部分に上手いこと埋まっている。
何で取れないのかはスライムゼリーの不思議だけど、リボンをつけたモモがかわいいのでよし!
私はレッドスネイクの革を細めのレザーリボンみたいに加工。
首に2重に巻いて蝶々結びをしてリボンチョーカー風に!形は違うけれどこれでみんなとお揃い素材のアクセサリーゲットだぜぃ!
「モモ、ヴィヴィ、マリモ、ヴィミエナみんな似合ってるねぇ。かわいいねぇ!」
『ぷりゅ〜』
『みゃうん』
『フシュシュ』
『ありがとう。サクラ。』
子供達はお互いに出来たアクセサリーを見せ合いながらピョコピョコと動き回っている。
喜んでくれたみたいで何より!
『きゅうぅ』
「うん?」
何やらライトブルーのコツメカワウソさんがしょんぼりしている?
ライトブルーのコツメカワウソさんにもレッドスネイクの革で何か作ってあげるべきだったかな?困った時は…
「「ヴィミエナ、ライトブルーのコツメカワウソさんはなんでしょんぼりしているのかわかる?同じ革でアクセサリー作ってあげた方が良いかな?」」
そう困った時のヴィミエナ頼り!
精霊であるライトブルーのコツメカワウソさんの言葉は私には分からないが、ヴィミエナにはなんとなくではあるが分かるらしい。
この拠点をこのままにしておいていいと言っているのを通訳してくれたのもヴィミエナである。
なのでライトブルーのコツメカワウソさんが何にしょんぼりしているのかを念話で聞いてみた。
答えは?
『『どうやら我らが名前で呼び合っているのが羨ましいようだぞ』』
うん?名前?どうゆうこと?
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