第40話 ライトブルーのコツメカワウソさん再び

「お久しぶりですね!お陰様で仲間がこんなに増えたんですよ!それと改めてこの拠点に案内してくれてありがとうございました。従魔以外の魔物がこの場所に入れない聖域の様な場所になってるのはあなたの力のおかげですよね?本当にありがとうございます!」


『きゅきゅう!』


ここに案内してくれたぶりに現れてくれたライトブルーのコツメカワウソさん。


ここを離れる前に改めてお礼が言えて良かった。ここにはちょくちょく帰って来るつもりだけど次はいつ会えるかわからないしね。


『きゅきゅう!きゅきゅ!』


「これは?くれるの?」


ライトブルーのコツメカワウソさんがライトブルーの雫型の綺麗な宝石の様な石をくれた。


『きゅきゅう』


ライトブルーのコツメカワウソさんは私が以前あげた花の首飾りと雫型の石を交互に指差している。雫の上の方には小さい穴が開いている。


「これは首飾りにして持ってろって事かな?」


『きゅきゅう!』


当たりの様だ。加工しやすい様に穴を開けてくれてる辺、ライトブルーのコツメカワウソさんは本当に優しい。


「じゃあ、マリモが編んでくれた糸を通してカラースライムで色付けしたガラス玉を作ってネックレスにしようかな!」


と言う訳でアイテムボックスから作業机と砂、カラースライムから色成分だけを抽出した粉末を取り出す。


粉末はブルーとイエローとホワイトスライムの物。


青と黄色と白の粉末に耐久性が上がるブラウンスライムのゼリーを入れる。

これは色成分を抜いてあるので透明。


これらを砂と混ぜて魔法で1cm位のサイズのガラス玉を作る。


微妙に色の濃さを変えた物をいくつか作った。糸が通せる様に穴も開けて!


これを雫型の石の両サイドに色のバランスを考えながら配置して糸を通していく。


「どう?我ながら可愛く出来たと思うんだけど。色はあなたの首飾りとお揃いにしてみました!」


『きゅきゅう〜』


「綺麗な石をありがとう。大事にするね!」


『みゃ!みゃう!』


「どぉう!ヴィヴィ急に突進してきてどうしたの?そこまで痛くはないけどびっくりするじゃない。」


『みゃうみゃう…みゃ』


お揃いなのがズルいだそうだ。


ヴィヴィもちいママとお揃い欲しい。と…ヤキモチかい?かわいいなぁもう!


因みにちいママとは小さいママの事で私の事だそうだ。


従魔契約をした時にそう呼ばれる様になった。ヴィミエナはママ、私はちいママ。


モモとマリモは私をママ、ヴィミエナをヴィーママと呼んでいる。



と、話はそれたけどお揃いの物が欲しいだったよね。


「じゃあ、テイムしている証にもなる様にみんなでお揃いで何か身に着けようか?」


『みゃうん』


『ぷりゅ!』


『フシュ』


『皆で揃いか良いな』


「良し決定!どんなのにしようか?」


従魔のみんなとお揃いの物かぁ。


ヴィヴィとヴィミエナは首輪型かな?マリモは足輪とか?



モモは…スライムって何処に装飾品着ければ良いんだろう?

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