第39話 第一狩り講座終了

この世界に来てからあっという間に2ヶ月が経とうとしている。


本日も絶賛狩り日和!


ヴィヴィがヴィミエナに狩りを教わっている間、相変わらず私はその倒した魔物の素材回収と周りに生えている食材になる物の採取。


でも2匹を見ていたら私自身ももっと頑張らないとと思って、空きを見ては転移して魔物を狩り、貰った加護をもっと上手く使える様になろうと努力中。


そんなこんなでアイテムボックスとマジックバックの中身が結構な量になってるんですが…容量無限に本当に感謝!


『み"にゃ〜』


「お疲れ様ヴィヴィ〜!今日も頑張ったね〜」


『みゃうん』


拠点に帰って来るなり疲れてベターっと地面に寝転んだヴィヴィを撫でくりまわしながら褒める。


褒められると嬉しいようで地面をコロコロ転がりながら甘えてくる。


うん。かわいい…。


『狩りはもう大丈夫だろう。後は体が成長してからより実践的に教えることになるが今のヴィヴィに教える知識としてはこれくらいだろう。乳離れは完全にしたようだし、そろそろ森を出るという当初の目的に戻れるだろう。』


「そっか。ヴィミエナもお疲れ様!じゃあ、しっかりと準備して明後日位に出発できるようにしようか?マリモは移動中は布織りとかが出来なくなるけど、ちょっと我慢してね?そうだ!移動中マリモが入れるポーチみたいのを作ろう!フードにはモモが入ってるし腰に着けられる様なやつ!ちょっと大きめなかごバッグみたいに作れば糸編み位なら出来るかな?中にはフカフカの敷物も入れるね!」


『フシュフシュ!』


戦闘は嫌いなマリモだが旅には一緒に付いてきてくれるという。


この拠点はこのまま残していいとライトブルーのコツメカワウソさんが言っていたので、ここに残って好きなだけ糸紡ぎや布織りをしながらご飯の時とかだけ転移で私達の所に呼ぶという事も出来ると話したが一緒に行きたいと言ってくれた。


なので移動中入る所は快適性もしっかりしてあげないと!


そうそう、ライトブルーのコツメカワウソさんがいつ拠点をこのままにしていいと言っていたかだけど…


『きゅきゅきゅうきゅう!』


今です!!


そう、久しぶりにライトブルーのコツメカワウソさんに会えたんだー!!

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