第38話 快適な生活の為に

アンブレイカブルクロスアラネアのマリモが仲間になりました!


マリモは私達がヴィヴィの狩り練習や採取に出かけている間、拠点で糸紡ぎや布織りに勤しんでいる。


初日はその量に驚いて無理しているのではと心配になったけど、どうやらテンションが上がりすぎた結果だったそうな。


マリモが作ってくれる布は丈夫だけど肌触りもよく、麻っぽい物から綿の物からシルクっぽいものまで材質も数種類有る。


と言う訳で作ってもらいましたスポーツタイプっぽい下着を!


まあ、動き回るならスポーツタイプのが安心だしね。

ホックと言う物が無いようなのでとりあえずこの形。ホックに出来る素材を見つけたらそっちタイプも作ってもらおう。


ついでに掛布団用の大きめの布と枕用サイズの布。

ヴィヴィ達従魔用のクッションの為の布も作って貰った。

そして掛布団用にはブラックグースの羽毛を入れて羽毛布団に。枕やクッションにはフェザーを詰めていく。


縫い合わせるのは自分でやります!キングアントの顎を魔法で加工して縫い針にしたら、マリモの紡いでくれた糸を使って縫っていく。


モモも器用にお手伝いしてくれている。


うちの子かわいい!





ヴィヴィの乳離れと狩り練習も順調。


まだまだ甘えん坊ではあるので毎日ぎゅっとするのは欠かさない。

まあ、ヴィヴィ以外のみんなにも毎日ぎゅっとはするんだけどね!


だってかわいいだもん!うちの子達は!


因みにヴィミエナもぎゅっとするとゴロゴロと喉を鳴らして喜んでくれている。


2mはある巨体だけどとってもかわいらしい!

120歳ではあるけれどケオトートティーガの中ではまだまだお嬢さんなお年頃らしいしね。



私自身も魔法の練習をしている。


これまでで分かったのは、魔法は発動するのに無詠唱であっても特に問題は無い事。


転移は初めて行く場所は気配察知の地図で見える場所にしか行けないが1度行った事があれば気配察知の地図の範囲外でも転移出来る事。


従魔契約している相手はどこからでも近くに転移で呼べる事。


私と4匹で一緒に転移する事も問題なく出来る事。


従魔達とは言葉を発さず頭の中だけでも念話という形で会話出来る事。


念話は遠く離れていて姿が見えなくても可能な事。




時間と時空魔法は扱いが難しかったけど、イメージが大切らしく元の世界の有名なキャラのポケットとかイメージして使ったら、自分でも容量は小さめだけど作れましたよマジックバック!


狩った魔物の皮で小さいポーチやバックを作り、そこに魔法を付与していく方法。

これも売れれば金策のひとつになるので良いんじゃない?!


因みにマジックバックを作っていたのはやりたいことの練習のため。


それはずばりテントの拡張!


テントの見た目サイズを変えずに中だけを広くするというもの。


今は体が大きいヴィミエナはテントの外で良いというのでタープを貼った所に布団を用意して寝てもらっているが、せっかくならテントの中でみんな一緒に寝たいもんね!


マジックバックやアイテムボックスという異空間収納はあるけれど、どうやらこの世界には空間拡張という魔法は無いらしい。


チート過ぎな加護は貰っているけれど、無い魔法は勿論使えない。


なので無いなら作れないかと試行錯誤中。


空間拡張は有名キャラのポケットのイメージでは出来なかったので何か良いイメージの物はないか考えているんだけど浮かばない!


ので色々試している最中。



いつか絶対に成功させてあのモフモフにくるまって寝るんだ!!


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