本日も転移で進む距離を伸ばし、絶賛気配察知の地図を拡張中。

見つけた魔物は狩ってアイテムボックスにポイッ！

薬草やハーブ、食べれる果物やキノコもアイテムボックスにポイ！

そんな調子で森の中を進んでいると気配察知に何やら複数の反応があった。

小さい赤い丸の前に大きい赤い丸。その周りには８個の赤い丸がユラユラと動いている。

「まるで小さい魔物を狙っているのと守ろうとしているのって感じかな？」

『ぷるぅぷるぅ！』

モモが助けに行こうとフードの中で大きく動く。

いつもはこんなに反応したりしないんだけど、初めて会った時にモモは他のスライム達に襲われていたからなんとかしてあげたいと思ったらしい。

居るのがどんな魔物か分からないので本当に助けられるかは分からないんだけど、モモの頼みなのでその場に向かう事にした。

隠密を発動させて気配のする方へ転移。

近くの木の影から反応のあった場所を除くと、そこにはピクリとも動かない小さい黒い毛玉。

黒いがその小さい体のあちこちから流血しているのが分かる。

その前には真っ白い毛の大きな虎。

こちらも白い体のあちこちから血を流しながらも目の前に居る敵に牙を向け威嚇をしている。

よく見ると尻尾と左後ろ足の辺りが灰色になっている様に見える。

その２匹の周りを囲む８匹の魔物。

真っ赤なトサカの鶏の体に真っ赤な蛇の尻尾を持つ魔物コカトリス。

猛毒と石化の攻撃をしてくるけど食用可の高級素材と鑑定さんの紹介です！

じゃあ白い大きな虎の尻尾と左後ろ足の色が灰色なのは石化しているから？！

傷つきながらも必死にコカトリスを威嚇し牽制している白い大きな虎。

石化してきた部分が動かない中で必死に小さい黒い毛玉の生物を守ろうとしているの分かる。

『ぷりゅぅ』

「大丈夫。絶対に助けるからね！ラルジュナサイズモード！」

隠密は発動させたままコカトリスの頭上へ転移。

一撃で長めの首を根本から刎ねて次のコカトリスへ転移。

これを８回繰り返しコカトリスを殲滅させると、傷だらけの２匹の元へ急いだ。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい