第2話 長編のラストシーンは決めておくべきか

ロト6とロト7は、毎週買ってます。

いつか億万長者の仲間入りを目指します。


どうも、こんにちは。

富本アキユです。


1話目の短編を長編に書く記事、結構反響が良かったので、続きを書いてみる事にしました。

前回、読んでくださった方、ありがとうございました。

レビューや応援ありがとうございました。

必ずしもこの方法が正しいというわけではなく、方法の一つとしてあるよって事で、頭の中に置いておいてもらえるくらいでいいと思います。


さてさて、X(旧Twitter)の創作仲間のフォロワーさんが前回の記事を読んでくれてコメントを下さいました。


内容としては・・・

「料理などの終わらないテーマを選ぶといいかもしれないですね!」という事だったり、「最後の終わり方を決めないで書くのもいいかもしれないですね!」といったことです。


確かに終わりのないテーマを選ぶと書きやすいのは、事実ですね。

殺人事件などのテーマにすると、解決してしまうとそれで終わりますからね。

ですが、私は思うのです。


じゃあ殺人事件などの終わりのあるテーマでは、長編小説は書けないのか?

いいえ、そうではありませんよね。


世の中には、沢山の終わりのあるテーマで書かれた作品は、数えきれない程あります。


じゃあこれは、一体どう説明するのか。

答えとしては、道路をイメージしてもらえると分かりやすいと思います。


物語の始まりは、あなたの自宅です。

物語の終わり(つまりあなたの描くハッピーエンド、バッドエンドどんなものでも)を学校だとしましょう。


そして物語の紆余曲折は、道路なんです。

その道は右折するかもしれないし、くねくねと曲がりくねった道かもしれない。

山道?街道沿い?海の見える綺麗な道かもしれない。


読者が物語を読むとは、そんな”作者が作った道路を歩いていって、目的地である学校まで辿り着く”ということです。


読者は、どこに向かいたいですか?

目的地がなく、あなたの自由気ままな散歩に一生、永遠に付き合ってくれますか?


まあそれでも楽しいかもしれません。

しかし一冊の長編作品の本(10万文字程度)とした場合には、必ず学校というゴールである目的地が設定されている必要があります。


なので私は、エンディングは、なるべく早めに考えておいた方がいいと考えます。


そして変えるべきは、紆余曲折する途中の道路を変えるべきです。


ここで前回の話の応用をしましょう。

前回、私は、物語の主人公が共通する全く別の短編作品Aと短編作品Bをくっつければいいんだよと話しました。


大枠としてこうするわけです。

短編作品Aと短編作品Bをくっつけます。


短編作品Aから、短編作品Bの流れになるようにしたい。

そして短編作品Bがエンディングだとします。


その途中の道路を〇〇、△△、※※、◇◇だとします。


自宅という名の短編作品A→(〇〇→△△→※※→◇◇)→学校という名の短編作品B


つまりゴールが決まってると、書きやすいんですね。

だって最後は、学校というゴールに到着する道を描けばいいんですから。


学校に行くまでの間に、友達と出会っても話しながら一緒に学校に行くのも良いし、野良犬に追いかけられてヒヤヒヤするのもいいかもしれません。好きな女の子に出会い、おはようと声をかけたら、その女の子が元気がないから事情を聞いてみると・・・なんてしてもいいかもしれません。


自宅から学校へ行くまでの間に、様々なドラマを起こす事ができますよね。

これが創作だと思うんですよ。


でも結論としては、学校に到着する!!

これに尽きるんですよ。


色々あって学校に着いて、さあ今日もワクワクする一日が始まるぞ!!

という形で終わると決めておく。


その作品のタイトルは「僕の通学路」なんてしてもいいでしょう。


これで完成です。

どうですか?

たかが自宅から学校まで行くだけの事一本だけで、長編小説を書けそうな感じしてきませんか?


皆さんの創作ライフのヒントになれれば嬉しいです。

もし反響があれば、またなんか書くかもしれないです。

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