長編が書けない時の対処法

富本アキユ(元Akiyu)

第1話 短編は書けるけど長編が書けない

好きな四文字熟語は、億万長者。

億万長者のお友達、絶賛募集中です♪

初めましての方は、初めまして。

私のファンの方は、いつも読んでくれてありがとうございます。

どうも、こんにちは。富本アキユです。


さてさて実はですね。

X(旧Twitter)の創作仲間のフォロワーさんが、短編は書けるけど長編(10万文字程度)が書けなくて困ってるんだよねっていう投稿をされていました。

だから私はこう言いました。


「プロット書く時点で章立てして、それぞれの章で目安となる文字数を決めてしまえばいいと思う。例えば1章2万文字×5章立てみたいな感じで」


するとフォロワーさんは、こう言いました。


「エピソード(問題・障害の解決などの山場)が1つか2つしか思いつかないんだ」


なるほど。そういうことですか。

うーん、俺流のやり方を説明すると長くなるかもしれない。

ならカクヨムで書いちゃえ♪


ということで、ここに書いてみます。


私は400文字のSSを1日2本ずつ投稿し、累計1500本以上投稿しています。

そして長編作品(10万文字越え)も3本くらい投稿しています。


そんな私だからこそ、思いついた独自のやり方があります。

それは、エピソードとエピソードをくっつけるというやり方です。


原稿用紙1枚分、400文字程度でもいいです。

何ならその半分の200文字。いや、X(旧Twitter)の140文字でもいいです。


とりあえず2~3本、何文字でもいいので短編作品を作ってください。

ただしルールがあります。


”主人公となる人物は、同じ人物にしてください”


例えば・・・

いつもはクールビューティーな性格をしているお姉さん、山野さん。

だけど、甘い物が大好物で甘い物を目の前にすると性格が変わっちゃう。


そんなキャラを思いついて主人公としたとしましょう。


・短編エピソード1

山野は女探偵だ。刑事である石川に頼まれ、殺人事件の解決に力を貸してほしいと言われる。しかし山野は、徹夜でパティシエが主人公の映画を見ていたせいで眠いという理由で断る。

しかし石川は、隣町の大人気の限定スイーツ、お芋タルトをチラつかせる。

「捜査に協力してくれるなら、このスイーツをくれてやる」

と言われ、山野は、お芋タルトを貰えるならと事件の捜査を開始する。



・短編エピソード2

山野は、今日も日課であるスイーツ探しの為にSNSを漁っていた。

そこに奇妙な投稿を見つける。

「幻の絶品スイーツ、熱々カレーアイスクリーム」

ちょっと待って。カレーはスイーツなのか?

というか、そもそもアイスの上に熱々カレーなんて乗せたら溶けるんじゃ・・・?

ってかカレーなの?アイスなの?

辛いの?甘いの?

しかも絶品なの?

山野は幻の絶品スイーツ、熱々カレーアイスクリームの正体を突き止める為に捜査を開始する。


と、まあ今テキトーに考えた話ですが、こんな話があったとしましょう。

そしてこの短編を強引にくっつけましょう。この2つをくっつけるんです。


どうですか?なんか見えてきませんか?

あなたならどうくっつけて料理しますか?

くっつけ方は、沢山見えてくるんじゃないですか?


例えば・・・


山野さんは探偵で、石川に殺人事件の捜査を頼まれた。事件の捜査を開始しながら歩いていると、お腹が空いてきて、足はフラフラとスイーツ通りへ。お芋スイーツもいいけど他のもいいな。なんて他のスイーツが気になってしまい、目移りする中、SNSで見つけた熱々カレーアイスクリームのお店を見つけてしまう。

気になって熱々アイスクリームのお店を訪れると、そこは偶然にも刑事の石川に頼まれた殺人事件に関係ありそうな怪しげな人物を目撃したという熱々カレーアイスクリームを売っている店の店員がいて・・・


という感じで、くっつけてみるんですね。


これを書く為には、事前にSNSでスイーツ情報を血眼になって収集している山野さんのシーンを書いたら面白そうだなとか、他のスイーツ店に目移りして、お芋スイーツもういいかなという感情が出て事件を放棄しようとするシーンがあったり、実際に石川に電話してお芋スイーツに美味しい紅茶も付けろと要求してみる等、色々書きたい内容が浮かんできます。


そして事件は解決。

限定お芋タルトも、熱々カレーアイスクリームも両方手に入って食べられた。

山野さんはテンションMAXだ。

しかし、溶けそうだからという理由で、先に食べた熱々カレーアイスクリームのカレー感が強すぎたせいで、後から食べたお芋タルトが、なんだか口の中がカレー風味になって残念な結果に。

まるでスイーツを食べるというより、ご飯を食べた後のようだ。


「うーん、事件は解決したけど失敗だったわね。はぁ、受けるんじゃなかったわ、この依頼。さあ口直しにプリン買いに行こっと」


と言って、山野さんは意気揚々と出かけた。


みたいなオチにしてみるのもいいかもしれません。


こんな感じで、エピソードAとエピソードB、エピソードCみたい感じで、それぞれ独立した短編作品を複数作って、1つにまとめちゃいます。


他にもジャンルを変えてみるのも面白い組み合わせになるかもしれません。

エピソードAとエピソードBは、ミステリーっぽい感じで書きましたが、エピソードCを恋愛にしてみたり。

それをまたつなげていくんです。


そうすれば必然的に、文字数はどんどん伸びていきますよ!!


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