第2話 お題1 架空の町を描写する
シナウキは小さな漁村だ。
海に面したへつりにへばりつくように人家がある。見ている間に海にずり落ちるんじゃないかと不安になるほど。
その昔、逃げ出した罪人が隠れ住んだだとか、海賊の隠れ家だったと言う話もあるが、はっきりとはしていない。
暮らし向きは豊かではないが、村の人々はみな穏やかに日々の生活を守っている。
さて、村でもっとも目を見張るのは、崖の大理石をそのまま利用して作った塀や道だ。
粗雑な白い石の切り通しに、青く高い空からの照り返しがいよいよまぶしい。
青と白しかない村、シナウキ。
おわり
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