生徒会会計・霧山真鈴

翌日、学校に行って細野さんと作戦を話し合いました。「なるほど、そういう方法を使いたいのか... ... 」正直、自信がなかったのですが,学校が始まってまだ一日しか経っていないのに、いきなり生徒会に接触せっしょくするなんてわざとらしいから調べているのだ。「 .........「黙ってないで....」「どうやって接近すればいいのかわからないし、生徒会のことを調べるのは思ったより難しいから黙ってるんだよ」細野は急に顔を近づけてきた。「いい方法があるんだよ。俺の頼みだから、まさか君一人を悩ませるわけにはいかないだろう。生徒会に行って、生徒会の仕事を知りたいと先輩たちに言って、その中の先輩たちと仲良くしていればいいんだ。それから、忙しいから仕事を手伝ってくれと言って、生徒会に入れと言われたら、家に面倒を見る妹がいるから、面倒な仕事はできないと言ってくれ」「ちくちく」脳のスイッチがオンになったようだ。まるで短絡電球が突然光ったようだでもどうして彼は自分で行かないの、私に手伝ってもらわなくちゃ。まあ、何か言いにくいことがあるのだろう* * * * * * * * * * * * * * とりあえずプランは決まった。放課後、俺は学校の中庭の地図をたどって、生徒会のあるフロアに行った生徒会は学校の三つの校舎の中間にある一階の三階にあり、室内部の部活動からかなり離れた場所にあり、同じように室外部の部活も、要するに人里離れた場所にある廊下からの眺めもよく、学校全体を見渡すことができるので、生徒がいなければ秘密基地として毎日ランチを食べたいところです。ふいに廊下に風が吹き、桜の香りを運んできた。おかしいなーー四月だというのに、うちの学校には桜の木がないんだ青い空が僕に合わせるようにまた一陣の風が吹いてきた,ほのかな桜の香りが再び私の鼻腔びこうおそい、ふっとからになった脳が一瞬いっしゅん機能を停止し、気がつくと私の前にははだの白い美少女が立っていた,香りがよく、150センチくらいのちょうどいい身長で、保護欲を掻き立て、可愛らしい顔立ちに化粧っ気はまったくなく、ワンポニーテールの髪はより近所の女の子の雰囲気を際立たせる彼女はーーまるで天使のようにこの世にいるーー「もしもし、生徒会ですか? 」と可愛らしい稚い声を上げた,ほっぺたが少し熱くなって、本当に可愛い-- 「ん! ... ... はい! 」目の前の天使のような美少女に、しばらく言葉が整理できなかった。簡単に言えば、魅了された! ...ちくしょうこれが童貞の無能なのか?......... 「うん......俺は生徒会の会計係ーー霧山真鈴に、何か聞いてくれ」「うん...「はい、霧山先輩! 」「ふふ... 先輩か......? 初めて呼ばれましたね、ああ! いやいや」ちょっとボーッとしてましたねーーいいですねーー「霧山先輩、実は生徒会の仕事に興味があるんですよ、ちょっと教えていただけませんか......? 」「うん、もちろん!入りたまえ」と言って、,霧山先輩は生徒会室の前まで走り、ドアノブを押した。「入ってください。お茶を淹れますから。ちょうど今、仕事がないんです」「はい... ... 」霧山先輩の後について生徒会室に入ると、,霧山先輩は、生徒会センターの茶色い革張りのソファを指さした。生徒会の内装は全体的にイギリス風で、時計までローマ数字のヴィンテージで、窓際のデスクには色とりどりのファイルが並んでいる,ラベルがられているところを見ると、これが資料室の書類だろう。それに対して机のわき書棚しょだなには、さまざまな文学書がきちんと並べられている,なかでもヴォルテールの著作の数は驚くべきもので、まるでロシア式文学シェフだが、よく見ると、東野圭吾、夏目漱石、太宰治といった日系文学の大立物も並んでいる... ... .そして...... 要するに、まるで色々なものがあって、さすが生徒会だとしか言いようがない「お茶は何にしますか? この学生さん」霧山先輩が首を傾げて見せた。可愛いネー。まるで芸術だ。古代ローマの芸術彫刻と言っても過言ではない。前にどこかで聞いた覚えがあるが、人間は世界で最も素晴らしい芸術作品だ。気がつくと、霧山先輩が立ちすくんでいた!ああ...! 彼女を困らせましたね......「あ、ごめん... ... 普通の冷たい麦茶でいいんだけど... ... 」「うんうん... ... 」霧山先輩はソファの正面に向かい、,生徒会の休憩室のようなところだろうが、休憩室とオフィスの内装はまったく違う。休憩室のほうは現代的なオープンスタイルで、全体的に明るく透明感がある透明なガラスの引き戸で両開きになると、霧山先輩はガラス戸を開け、クォーツ洗面台の横にある冷蔵庫に向かった。両手で2リットル入りの麦茶を持ち上げ、木製テーブルの上に置いたそれから慣れた手つきでグラスを引き出しから取り出して麦茶を注ぎ、それを黒いテーブルの上に置いた。そしてそれを丁寧に持ち上げると、まっすぐ私の方にやってきた。「はい、どうぞ... ... 」「ありがとうございますーー」俺は霧山先輩の手からガラスを受け取り、礼を言った。「ぐちゃぐちゃ... ... げほっ! 」麦茶の入ったグラスを口に運んでしまった俺は、しまった!むせた!「ははあ... ... ごめん... ... 」霧山先輩はくすくす笑い、それから思いついたように謝ってきた「大丈夫ですよ! 確かに私はキモすぎます... ... 」「それならいいんですけど... ... だから今回の生徒会に来たのはなんですか? 」霧山先輩はさっさと仕事モードに切り替わり、さすが生徒会経理だと言わざるを得なかった.「実は中学生の頃からずっと生徒会の仕事に興味を持っていたのですが、なかなか勇気が出ませんでした......それは...... 実は私はお餅屋さんの一人息子で、卒業したら家業を継がなければならないので、放課後に手伝ってほしいと両親から言われているのですが、説得できるかどうか分かりません......だからーー」霧山先輩の顔が急速に尾に近づき、,両手を胸の前で組み合わせる.同時に「絶対に家族説得を成功させなきゃ! あっ! ーーごめん! 」と激しく謝った......(^) a もちろん親にもらったばかりだし、餅屋も含めて全部ナンセンス。「いや、霧山さんが生徒会の仕事に夢中になって興奮している理由は理解できます」霧山さんの頬が少し赤くなったのは、当たっているようだった。それから霧山先輩はすぐに調子を整え、丁寧に言ってくれた。「さっきあなたが言ったことに同意して、あなたの仕事を手配して、あなたに学生会の面白さを体験させて、また家族の方も、タイムリーにコミュニケーションを取ってください.... それから君の名前は」「星野亜〓(ばかな、実は星野仁志)」「いい星野さん明日の放課後に報道するから、仕事の手配をしてあげようか? 」「うん......いいです。”* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *翌日の放課後。「昨日、クラスのみんなが忘れちゃったから、そろそろ終業委員会を決めないと」山田先生は学校が終わっても、私たちを教室に残していった。おい!これは違法監禁です!「じゃあ、何かおすすめがあるの? 」と困ってしまいますよね!山田先生好感ゼロ。「面倒くさいなあ... ... 」「なんでこんな時間によりによって... ... 部活見学だなんて... ... 」「まったくもう、このジジイ」クラスからも罵声ばせいが飛び交った。テーブルを激しく叩いて抗議する人もいた...重点高校でも問題生が多すぎるでしょう......

...「推薦してくれる人いないの? じゃあ勝手に主張するよ... ... 」民衆の意見を全く聞かない、まさに独裁... ...... 「じゃあ勝手に座席番号を二つ引いてやるから、勝手にしろよ... 」と山田先生はあわてて続けた,まるで急いで家に帰るように、このクラスでも文句を言う必要はなく、その代わりに緊張した雰囲気があって、みんなは自分が当たることを恐れています!「じゃあ、四十一は正班長、二十一は副班長、お二人は起立して、同級生と私を知り合ってください」.! なんで俺なんだよ......仕方なく立ち上がって断ろうとしたとき、後部座席から「オヤジ! 何やってんだ! 」と机を叩く音がした.まずいなぁ...「さて、それでは散会、そうだ、副班長か正班長が班長をやらないなら、全部もう一人が班長の仕事をやり、自分一人で処理したくないなら、自分でもう一人を説得して仕事をやらせればいい..........しかし、苦しんでいるのは私です......* * * * * * * * * * * * 「失礼しました...... 星野さん! 」私は後頭部を撫でながら「ごめんなさい、クラスでどうしても抜けられない用事があって....霧山先輩は不審そうな顔をして、「まあ、仕事にかかりましょう......うーん.... この書類の山を整理して並べてください......あなたにとってはちょっと難しいかもしれないけど、今のところ他に簡単な仕事もないし」霧山先輩は本棚の横に積み上げられた書類の束を指差し、「任せて」 ok!遅刻の償いをしっかりしよう!ちなみに今日も生徒会は霧山先輩だけ。馴染なじみの桜のかおりを鼻腔びこうに軽く吸い込む。思わず振り返って霧山先輩を見ると、彼女はすでに銀縁の眼鏡をかけ、ノートパソコンの電源を入れて机の上で仕事をしていた。真剣な様子もまだ可愛いし -- 俺の視線に気づいたように、霧山先輩が首を捻り、疑わしそうに俺を見る。「どうしたの? 」「あ...なんでもないんだけど、先輩が真面目に働いている姿にちょっとハマっちゃって」と、照れたように顔をチラッと見せる。「仕事中にそんなベタベタしたこと言わないでください。それでもなかなかキュンとしないんですけど... 」...「それはもちろん知っています,本当は霧山先輩に対しても他意はなく、恋愛感情というよりは可愛い小動物への偏愛で、その一挙手一投足に俺は萌えてしまう。余計なことは言わず、全力で仕事に取り組み始め、あっという間に仕事は終わり、それは去年の部活の支出と成果の統計のようで、今年の部活予算の配分に使われるらしかった。「さて... ... 霧山先輩」「本当ですか! ? こんなに早く! 見せてください、星野くん! 」霧山先輩は信じられないといった顔で俺の目の前の書類を見つめ、それから俺と書類の間に視線を泳がせた。そんなに大げさか...... “ wow! 本当に! 整理整頓され、各サークルの総合データを集計するシートまで作成されており、そこには経費調整の具体的な意見も入っており、信じられないことにたった1時間でした」「そんな大げさなものではなく、ただファイルを大まかに分類して煩雑な統計データを ai に任せているだけです」などとコメントしている....そこで霧山先輩は口を尖らせて「そんなすごい ai があるわけないじゃないですか。それに意見を ai に伝えるのも面倒ですよね。」と怒ってくれました......専門用語で適当に言うから、だまさないでね、謙遜けんそんだって」,星野源是也、そして人の言葉を理解するのに調子を合わせる必要は全くなく、とはいえ一年分の涙と血が凝縮したものだ。さっきの表も源さんが作ってくれた「そうか.....「君は生徒会にぴったりだ! 」!あなたが生徒会に参加しなければ、日本のほぼ40年間で最大の損失になります!」霧山先輩は乙女座と銀河系のすべての星を合わせたような輝きを放つ瞳で、俺を見た。お願い、目がくらんできちゃった。「そんなに深刻じゃない... .... ただ、明日も引き続き仕事を入れていただきたいんです。生徒会のことをもっと近くで知りたいから」「それはもちろんです。星野さんみたいな人材をうまく活用しないといけないんですけど、たまたま最近、資料室の先生がうるさい仕事を入れてくれたんです」と言って,霧山先輩はうんざりしたようにため息をついた。最高だ。千載一遇のチャンスだ「安心して任せてください、困難を恐れないのが生徒会のやり方だと思いますが? 」どんな結末になってもこの精神があればそれは大革命ではないか」「星野くん....霧山先輩は崇拝するような目で俺を見て、,そんな目で見ないでください、かっこつけてるだけですから... ...* * * * * * * * * * * * * 「とにかく完璧に解決したじゃない? お兄ちゃん、何考えてるの? 」帰宅後、私はベッドの上で膨大なデータをどうやって解決するかを考え、そして非問題生を正確に見つけ出した。悶々もんもんとしていると、パソコン内の vtuber らしき人物が声をかけてきた。「ああ、みなもとか... ... .... 実は明日アーカイブの膨大なファイルデータをどうするか考えていたんだ」「私がいるじゃないですか? お兄ちゃんあなたの妹を忘れないでね......今日、手っ取り早く解決して霧山先輩に高く評価されたのも俺のおかげじゃないか」源が綿の枕のような柔らかい声で俺の心を浸した。「うん! 妹がいるってやっぱり最高! 」俺-- 星野仁志には妹がいる!

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