第9話

俺は行かないことを一点張りにした。


俺はそのあと親と話した。


「俺は高校辞めて、バイトをしようと思う」


親は俺に渋い顔をした。


両親は辞めてほしく無いと思っているだろうが、今の俺に学校に行ける気力はない。


「お兄ちゃん、私と一緒に学校行こうよ」


それが嫌なんだよ。


「俺は一人が良いから・・・妹にも会いたく無い。学校でもここでも。だからこの会話に参加しないでくれ」


「・・・お兄ちゃん・・・」


「優!!言い過ぎだぞ」


「そうよ、幾ら疑いを掛けられてしまったとは言い過ぎよ。心配しているんだから」


両親は完全に妹の味方だった。


いや元から両親は学校に行かせたがってるし、結果は同じか。


俺は二人を無視して上に行く。


やっぱり俺は誰かと生きていくことなんて出来ない。


「・・・」

俺は階段を上がる。


「優!!待て話は」


「そうよ。」


「お父さん、お母さん。俺はこのまま誰かと関わるくらいなら、一人で生きる。このままが嫌なら、俺は新しい手を見つけるよ。」


「待って!お兄ちゃん」


俺は家族を無視して、部屋に入り。自作して変えた鍵を閉める。


ーーー

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