日にち2

それからの日々は最低限の依頼をこなし、自分の鍛錬の時間を増やした。

稼ぎは減ったが、食費と風呂に使う魔石のお金ぐらいしかかからないので、問題ない。


「マリ、服を買いに行くぞ。」


「服ですか?」


「ああ。エロいやつと普段着をな。ついでにミリの服も買う。」


「本当にいいんですか?ありがとうございます。」


「気にするな。必要経費だ。」


数着、エロい服を買ってやった。結構高かったので、貯金が半分ぐらい減った。


ーーーーーーーーーーー


「リュウ様、似合ってますか?」


最近は、俺のことをリュウ様と呼ばせている。


「ああ、いい感じにエロい。」


マリは毎日抱いても飽きないがそれでも、趣向は変えて行ったほうが興奮するからな。


「パパ!!」


「ああ、ミリも似合ってるよ。」


ミリは6ヶ月になるらしく、最近俺のことをパパと呼ぶ。


「ミリ、この方はパパではなくご主人様です。」


「パパ!!」


「いいよ、マリ。試しに夫婦Hでもしてみるか。」


「夫婦H?」


「行為中に俺のことを愛してるって叫ぶこと。出来るか?」


「問題ございません。それでは失礼しますリュウ様。」


「リュウ様じゃなく、あなたって呼んでくれ。たまにはそれもいい。」


「かしこまりました。あなた。」


多少言葉は固いが、かなり楽しめた。

そういえば、マリの元夫ってどんなやつだったんだろ。

ーーーーーーーーーーーーーーー

更に、半年が経って、ミリが1歳になり、夜泣きがなくなった。

獣人の成長は早いらしい。

3月前に小規模の盗賊団を毒で弱らせてから、殺したおかげで、貯金に余裕ができた。

「ステータス」


「ステータス」


ステータス


レベル24


スキル 剣術3 魔力操作4 火魔法1 水魔法1


固有スキル 経験値獲得1.2倍。


スキルレベルにはそれぞれ壁があるらしく、4、7、9に上がる時に壁があるらしい。俺には魔力操作の才能があったのだろうか。

それとも、多くの時間を鍛錬に使えたからだろうか。成長が早いと思う。

もしかして、固有スキルの経験値獲得1,2倍のおかげだろうか。


どれのおかげにしても、マリを買えて良かった。美人だし、エロいし、家事ができるし、気が配れるし。


「マリの元夫ってどんなやつだったんだ?」


「最低な人でした。家にお金を入れずに遊び呆けて、暴力を当たり前のようにふるってくる。」


「そっ、そうか。なんでそんなやつと結婚したんだ?」


「そのクズの父親が村長だったんです。だから、無理やりクズと結婚させられました。」


「へぇ〜。村ってそういうのが当たり前なのか?」


「村長の命令は、街でいう貴族の命令と同じですから。」


「なるほどな。それで、なんで奴隷に?」


「ミリがクズ夫に殴られそうになったので、村から逃げてきました。

そこからは成り行きで奴隷になりました。」


「成り行き?」


「赤ん坊を持った特別なスキルもない女なんて雇ってくれませんから。」


「なるほどな。でも、娼婦ぐらいにはなれただろ。マリは美人だし。」


「そうですね。しかし、それは最後の手段にしました。娼婦の寿命は短いですから。」


(そうなんだ。性病かなんかか?)


「奴隷に自分達からなって、一か八か高い料金を設定して、娼婦よりマシな就職先を探してたと。」


「そうですね。せめて、ミリが大きくなるまでは、、、と。」


「じゃあ運が悪かったな、俺がお前の奴隷主になって。」


「ふふっ。そうですね。」


ーーーーーーーーーー

俺は性奴隷を使って、朝一、一発抜いた後、鍛錬を開始する。

家事を奴隷にやらせるとかなり時間が浮く。これは、ありがたい。


「それにしても、俺は何歳まで現役の冒険者ができるのだろうか。今のうちに就職先でも見つけとくべきか、、、。30になったら考えよう。」


鍛錬を済ませてから、マリが作った朝ごはんを作り出発する。


「それじゃあ、行ってくる。」


「行ってらっしゃいませ、ご主人様。」


「ああ。」


マリと軽いキスをして出発する。

今日は、少しだけ、ほんの少しだけ無茶をする。


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