第19話 オッサンたち、レベリングに精を出す
美味い食事をたらふく食べ、風呂に入って疲れを癒やし、ぐっすりと眠ったおっさんたち一行は完全リフレッシュした状態で次の日を迎えた。
昨晩、リューが【加工】で作ったメイスを装備したフィーは、おっさんたちと共に拠点周辺を探索に乗り出す。
「チキチキ! フィーのレベリングカーニバル、開幕すっぞ!」
「なんやねんその謎テンション」
「ケンジ、頭おかしくなった?」
「レベリングなんて単純作業をやるにゃテンション感が大事だろうが。無理やり盛り上げたんだよ」
「おっさんって空気も読まずにはしゃぐ時あるよねー」
「おっさんがはしゃぐのはみっともないで」
「ぐぬっ……つまらない顔してやるより、テンション上げてやったほうが楽しいだろうがよぉ!」
「今日の主役はフィーちゃんなんだからおっさんは控えめにしようね」
「そういうこっちゃ」
「分かったよ。フィー、準備は良いか?」
「は、はいっ! い、いつでも大丈夫です!」
リューによってまるで魔法少女が持つような、可愛らしく装飾された杖を両手で構えながらフィーは緊張した面持ちで答えた。
「そこまで緊張しなくても大丈夫だぞ。俺たちがついてる」
「フィーっちが危なくなったらすぐに助けるから安心しぃ」
「おっさんたち、頑張るからね」
「は、はい! よろしくお願いします!」
「気合いが乗ったところで、前方五十メートルにモンスター反応ありや」
「こっちのミニマップでも確認した。やっぱ探知アビリティ便利だわ」
「ミニマップに敵対生物のマークが表示されるし、機能拡張すると詳細データを確認することができるからね。フィーちゃんも使えるようになると良いんだけど」
「パーティー登録をしてジェスチャーが使えるようになったちゅーことは、フィーっちにもユグドラシルファンタジーのゲームシステムが適応されたってことやろ。十中八九、レベルアップと同時にスキルポイントが獲得できると思うで」
「それでフィーちゃんを強くしていく訳だね」
「そういうこっちゃ。って訳でオレはモンスターを捕まえてくるから、おっさんどもとフィーっちは戦闘準備を整えておいてや」
「おう。頼むわ」
「気をつけてね」
「任せとき」
そういうとリューはモンスターを追い込むために一人で森の奥へ向かった。
「リュー様、大丈夫でしょうか……」
「大丈夫。俺たちのレベルだとこの辺りのモンスターはほとんどザコだからな」
「そうなんですか?」
「僕たちの今のレベルは46。RPG的には中盤最後あたりかな?」
「ユグドラシルファンタジーだと100でレベルカンストになったけど、こっちの世界じゃどうなるんだろうな?」
「カンスト無しの世界だったら好きなだけレベリングできて楽しいんだけどなー」
「ホーセイ、おまえレベリング好き過ぎだろ」
「地道にコツコツ経験値を稼ぐのって楽しいじゃない」
「わかる。その気持ち、よーく分かるぞぉ」
雑談に興じるおっさんたちの横でフィーが口をあんぐりと開けていた。
「レベル46!? そんなにお強いんですかっ!?」
「ん? 強いっちゃ強いがそこまで驚くほどのことでもないだろ?」
「待ってケンジ。フォルスエデンの世界と僕たちとでは成長速度の違いがあるのかもしれないよ?」
「ああ、そうか。俺たちはアビリティのお陰で成長速度が爆速だもんな」
「フィーちゃんの感覚だとレベル46ってどの程度の強さなの?」
「レベル40台ともなれば、どの国でも一目置かれる強さを持っていると言えます。周辺諸国に名を知られていた我が国の騎士団長がレベル41でしたから」
「騎士団長でレベル41なのか……」
「もしかするとフォルスエデンの平均レベルは低めなのかもしれないね」
「ユグドラシルファンタジーではレベルがカンストした奴らがほとんどだったから、自分が強いって意識は無かったなぁ」
「んー、でもちょっとマズイね」
「レベルが知られると変に目立っちまうな。隠蔽スキルを取得しておかないと面倒事に巻き込まれそうだ」
「リューが帰ったら報告しておこっか」
「だな」
おっさんたちが今後について相談しているところへリューが戻ってきた。
その手には兎型のモンスターの耳が握られていた。
「捕まえてきたでー」
「一角兎か。フィーには手頃な獲物だな」
「せやろ? 強すぎず弱すぎず、ええ
「その一角兎をフィーちゃんが倒せば良いんだね。だけどそのままだと逃げちゃうと思うけど?」
「そこでホーセイの【地形操作】の出番って訳や」
「あ、なるほど。ちょっと待ってね。ええと――」
リューの求めることを理解したホーセイが、アビリティを起動して地形操作用のエディターを操作した。
すると一瞬にしておっさんとフィーをグルッと囲むような土壁が形成された。
「金網デスマッチみたいに逃げられないようなリングを作ったけど、これで良かったかな?」
「上等や。ほなフィーっちは前に出てや。オレらはそれを取り囲むようにして三方向に立っとくで」
「おう。いつでもフィーを助けられるようにしておかないとな」
リューの指示を受け、おっさんたちはフィーを中心にして三角形を作った。
「これでよし。ほなモンスターの拘束を解くから頑張りや」
「は、はい!」
「緊張しなくても大丈夫だよ。リューの作った装備は優秀だから」
「何かあったらすぐに助けてやるからリラックスして頑張れよ、フィー!」
「はい! 頑張ります!」
おっさんたちの声援を受け、フィーは覚悟を決めてモンスターを睨んだ。
「ほな行くでー。……ほい、バトル開始や!」
リューの手が離れた一角兎が周囲を確認するようにキョロキョロと首を動かす。
そして逃げ場がないことを悟ったのか、凶悪な声を上げると一番弱そうなフィーに向かって突進した。
「一角兎の突進は見た目以上に攻撃力が高いから気をつけろ!」
「はい!」
素早く距離を縮めた一角兎は力いっぱい大地を蹴ると、まるでミサイルのようにフィーに向かって飛翔した。
「はっ!」
冷静に一角兎の動きを見極めていたフィーは、一角兎の突進を華麗に避けるとすれ違い様に渾身の一撃を当てた。
鈍い音がして一角兎が地面に叩きつけられる。
「おお、いいぞ! その調子だフィー!」
「でもトドメを刺すまで油断しちゃダメだよ!」
「まだまだ敵は元気やで! すぐに次や!」
「はい!」
おっさんたちの声援を受けたフィーは少しの油断もなく一角兎を見据えて攻撃の隙を窺う。
一角兎は受けたダメージにふらついては居るものの、目の前の獲物――フィーに対して獰猛な目を向けた。
ダンッ! ダンッ! と威嚇するように両手で地面を叩くと、弓を引き絞るように身体を縮める。
そして再び地面を蹴ってフィーに向かって跳躍した。
鋭く尖った角を獲物に突き立てようと、まるでミサイルのように空中を一直線に飛翔する。
木製の盾など簡単に貫かれそうなほどの強力な一撃だ。
だが飛びかかってくる兎をしっかりと観察していたフィーは、その強力な一撃を回避するとすぐさま反撃を繰り出した。
「やーっ!」
最初の時と同じ、すれ違い様の一撃。
だがそれだけでは無かった。
「今だ! 畳みかけろ!」
「はい!」
ケンジの声援を受けたフィーは、リューが作った鉄製の杖を握り締めると一角兎との距離を縮める。
そして上段に振りかぶった杖を力いっぱい叩きつけた。
「えーいっ!」
気合いの乗った声と共に振り下ろされた一撃は一角兎の頭を見事に捉えた。
鈍い音。
そして何かが砕ける音が響くと同時に一角兎の頭部から鮮血が噴き出した。
「やっ、た……!」
「まだだ! 最後まで気を抜くんじゃねえ!」
「は、はいっ!」
ケンジの声に応えたフィーが一角兎の反撃を警戒して距離を取る。
それからしばらく警戒していたフィーは、やがて警戒しながら身動ぎもしない一角獣に接近し――モンスターの死を確認した。
「どう? ちゃんと死んでる?」
「はい、大丈夫……だと思います」
一角獣の身体をツンツンと杖で突いていたフィーは、ホーセイの問い掛けに頷きを返してから肩の力を抜いた。
「リュー、どう?」
「HPはゼロになっとる。フィーっちの勝ちやな」
「うぉぉぉぉ! 凄いぞフィー! 初戦闘でパーフェクト勝利じゃねーか!」
「おめでとうフィーちゃん」
「はいっ! 私、頑張りました! えへへ……」
おっさんたちの絶賛の声にフィーは照れくさそうに笑った。
「んじゃ、お楽しみの経験値チェックタイムといこか」
「おう。つーか一角兎ってどれぐらい経験値が入るんだ?」
「【分析】で見ると基本経験値は10らしいわ」
「もし僕たちのユニークアビリティ【獲得経験値10倍】が適用されていれば、一万ポイントの経験値がフィーちゃんに入ってるってことだよね」
「レベル6ぐらいにはなれそうだな」
「せやな。そういう訳でフィーっち、ステータスウィンドウを開いて獲得経験値のところを見てくれるか?」
「はい!」
リューの言葉に頷きを返すとフィーは指で空中に”S”を描く。
するとフィーの目の前に半透過ウィンドウが出現した。
「えっと、経験値、経験値……」
「フィー、俺もステータスボードを見てもいいか?」
「あ、はいっ! どうぞ!」
フィーの許可を得たケンジが少女のステータスウィンドウを覗き込む。
「ああ、あった。ほら、ここに総獲得経験値が表示されてるんだ」
「ここ……あ、本当ですね」
「数字はどやった?」
「一万ピッタリだな」
「つまりフィーちゃんにも僕たちのアビリティが適用されてるってことだね」
「おう。レベルは6。最初はレベル1の状態だから、レベルが五、上がって獲得スキルポイントは五万ポイントだ」
「豪毅やのぉ」
「五万ポイントもあれば回復職に必要な能力は全部網羅できるねぇ」
「強化は後回しにして必須能力だけ先に取ってまうのがエエやろな」
「そうだな。フィー。コマンド欄から取得可能な能力リストを開いてくれ」
「取得可能な能力……これ、でしょうか?」
フィーはケンジの指示に従って取得可能能力一覧のウィンドウを開いた。
「ほな、一覧の中から今から言う能力を見つけてアンロック……解放……ゲームしたことない人間になんて説明すればエエんやろ?」
「取得でも獲得でもどっちでも良いんじゃね?」
「確かに。んじゃフィーっち、今からオレが言う能力を取得してや」
「は、はい!」
「まずは回復職に必要な基本的なスキル。HP回復用のヒールと状態異常回復用のキュアを取得や。その後はその二つの上位スキルであるハイヒールとハイキュアも同じように取得しといて」
「はい、ええと……」
「ヒールはここ、キュアはここにあるな」
「あ、本当ですね。取得するのはポチッてすれば良いんですか?」
「ああ。名前のところに触れると確認のために本当に取得するか聞いてくるから、『はい』を押せば取得できるぞ」
「はい、と。取得できました!」
「OK。んじゃ次は――」
リューの指示とケンジのフォローの下、フィーは様々な種類のアビリティとスキルを取得した。
回復魔法のヒールとその上位魔法であるハイヒール。
状態異常を回復するキュアとその上位魔法であるハイキュア。
呪いなどを消去する解呪魔法のディスペル。
外部からの魔力干渉を排除する上位魔法『
もちろんステータス値を底上げするアビリティの取得も忘れない。
そんな中、リューがフィーにアビリティの一つを薦めた。
「フィーっちや。汎用アビリティで『
「静寂空間……あ。ありました。これを習得すれば良いんですね?」
「せや。頼むわ」
「分かりました!」
フィーはリューの薦めに従って指定されたアビリティを習得する。
その様子にケンジは疑問を呈した。
「『静寂空間』ってあれか。周囲の音を完全にシャットアウトするっつー何に使うか分からないネタアビリティ」
「ユグドラシルファンタジーでは意外と人気があったアビリティだよ?」
「マジかよ。使い道がまったく分からんのだが」
「フルダイブ用のパーソナルギアの、特に聴覚に関与する機能を使って人工的に無音状態を作り出すアビリティだよ。
現実世界のノイズに疲れたプレイヤーが脳をリラックスさせるために使っていたアビリティだね」
「完全無音状態は長く続けば精神に異常が起こるらしいから、静寂空間の効果時間は三分限定でクールタイムは十二時間っちゅートンデモアビリティやったけどな。それでも充分なリラックス効果が得られたらしいわ」
「ほーん。ユグドラシルファンタジーってそんなアビリティまであったんだな」
「痒いところに手が届いたり、何のために使うのか分からないアビリティがあったり変なゲームだったよね、ユグドラシルファンタジー」
「だからこそビルドにこだわり甲斐があって面白かったんや」
「それは良いけどフィーにそんなアビリティを習得させてどうしようってんだ?」
「女の子なんやし、オレらには知られたくない状況のときがあるかもしれんやろ。フィーっちのプライバシーを守るためにオススメしたってわけや。フィーっち、一回、アビリティを起動してみ?」
「えっと……」
リューの薦めに素直に従い、フィーが『静寂空間』を起動した。
するとフィーの周囲に半円型の半透明な障壁が展開された。
「これでフィーっちには外の音が聞こえんはずや」
「マジか。おーい! フィー! 聞こえるかー!」
ケンジが空間の中に居るフィーに向かって大声を出すが、中に居るフィーはキョトンとした顔付きでケンジを見て小首を傾げていた。
「外からの音も中からの音も、マジで漏れないようになってんだな」
「便利なアビリティやろ?」
「便利かぁ? いまいち使いどころが分からんが……」
「おっさんたちの汚い声を聞きたくない時だってあるかもしれないしね。使い方はフィーちゃんが考えるでしょ」
「それもそうか」
やがてフィーが興奮した様子で空間の外に出てきた。
「すごいです! 何も聞こえませんでした!」
「こっちもフィーの声、全然聞こえなかったぞ」
「中の音も外に聞こえないんですね。すごいです!」
「せやろ。まぁ使い道は限られるけど、一人になりたいときとか、おっさんたちの声がうるさいときはそれを使えば多少は気楽になると思うで」
「ありがとうございます。でも私、皆様とお話するの、大好きですから!」
「ううっ、フィー、ありがとうな……!」
「あははっ、そう言ってもらえるとなんだか嬉しいね」
「たんと面白い話したらんとな」
「わぁ……面白いお話ってどんなのですか?」
「それはそのときのお楽しみや」
「あははっ、分かりました! 楽しみにしていますね!」
そんな他愛のない会話を交わしながらフィーはオススメされたスキルやアビリティを習得し――レベル6にして回復職に必要な全ての能力を手に入れた。
「すごい……こんなにもたくさんの魔法が一瞬で得られるなんて……」
「この世界の回復職はどんな感じなの?」
「回復魔法は神職に就いた方が使うことのできる魔法です。神職の方々は修行の一環として冒険者登録を行い、ギルド付きの回復役を勤めることが多いようです」
「ギルド付きか。となると経験値は稼げそうにないな」
「パーティーを組んでギルドの依頼をこなす神職も居るには居ますが、どちらかというと変わり者という扱いなんだそうです」
「そうなんや。フィーっち、王女様やったのにそないなことよー知っとるなぁ」
「私の勉強の先生が元Sランク冒険者の魔法使いの女性でしたから。勉強の合間に
「それでフィーちゃんは博識なんだね」
「いえ、私なんかが博識だなんてそんなこと……。でも先生はすごくたくさんの物事を知っていらっしゃいましたよ!」
「その先生ってのは今は?」
「私が王都を脱出する二年前に退職されたあと、それっきりで……。手紙を出したこともあるのですが、お返事は頂けませんでした」
「そうか……。いつか会えると良いな」
「はい!」
「それよりも、や。フィーっちもスキルポイントでステータスの底上げができたことやし、森のもう少し奥に踏み込もうやないか」
「本格的にレベリング開始だね」
「森の中にはダンジョンもあるって言うしな」
「それやねんけど、ギルドで買った本に詳細が載ってたわ。ひとまず初級ダンジョンに向かおうや」
「初級のダンジョンなんてあるんだ?」
「ゴブリンなんかの人型モンスターが出現するダンジョンらしいで。そこでレベリングと、可能なら鉱石なんかの素材をゲットしたいところやな」
「素材があればリューの【加工】で色々作れそうだしな」
「売って金にもできるし一石二鳥やろ」
「じゃあこのままダンジョンに向けて出発しようよ」
「ほな行こか」
「おう。
「お、おー!」
「やっぱパーティー名、ダサダサやな」
おっさんたちが『獣の森』のダンジョン攻略に向かった頃――。
アイウェオ王国の王都の一角にある貴族邸では、好色そうな貴族が家人に対して声を荒げていた。
「フィーラルシア王女はまーだ見つからんのであるか!」
「は……っ! 王女と奴隷契約を交わしていた商人との連絡が取れず……!」
「なーにをしてるであるか! ノースライドが滅亡した後、高い金を費やしてフィーラルシア王女の行方を捜索したであるのは何とためと思っている!
ボクの性奴隷としてフィーラルシア王女をたーっぷりと可愛がるためであるのだぞ! それを見失ったとは貴様ら無能すぎるのである!」
「はっ! 申し訳もございませぬ!」
「まったく、使えないやつらである……! で、例の奴隷商人はどこで連絡を絶ったのであるか?」
「調査したところ、スタッドの街以降の消息が分からず……!」
「ならスタッドの街に行くである! ボクがボクの騎士たちを率いて直々にフィーラルシア王女を探すのである!」
「え。ジャックオ様自らでございますか?」
「貴様らのような無能な家人に任せてはおけぬのである。ボク自らフィーラルシアを探し出して、好き放題弄んでやるのである! グフッ、グフフフフフッ……」
ジャックオと呼ばれた貴族の男は、前に突き出た腹を揺すりながら喉を鳴らして下品な笑いを零す。
「何をしてるであるか! 貴様らさっさと出陣の準備をするのである!」
「しゅ、出陣ですか!? では家人たちを全て連れて行くと……?」
「当然である。フィーラルシア王女を必ずや見つけ出し、ボクの可愛い性奴隷として家に連れ帰ってくるのであるからな! とやかく言わずさっさと準備せい!」
「ハッ!」
「グフフッ、待っておるのだフィーラルシア王女。ボクが必ず見つけ出し、世界一幸せな性奴隷にしてあげるのだからな……!」
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