彼女を守りたい俺は異世界で無双になる3
聖女証、、、美幸の覚醒、、
ウオーカは歓声が収まるのを待って、、
「美幸さん、次は、結界の魔法だ、、ミール教えてくれ、、、、」
「はい、、お父様、、美幸さん、、結界の魔法は、上級者の魔法だから、、発動しなくても初心者なら、普通よ、、」
ミールは見本で、簡単な小さな結界をかけて見せた、、、
「美幸さん、、この程度の結界でも良いから、まずは魔法が発動するか試してみて」
美幸はまた多摩美が教えた呪文を念じた、
美幸の体が少しだけ光を放ち、、、
次の瞬間、、ウィザード王国、王宮に、透明な結界が張られた、、上空が少しだけ歪んで見えた
王宮魔法使い達は、またざわついた、、、
「何だこの結界は、、、王宮全体に結界を張っている、こんな大きな結界見たことがない、、、」
ウィザードの上空の結界を見た、シンやマリン達は驚いていた
「えっ、結界の魔法だけじゃないぞ、、少し幻影の魔法も発動してるぞ、、心眼の魔法で、あの飛んでいる鳥の目を使って見たら王宮は見えなかったぞ、、、」
シンは驚いて大きな声で言った、、、
「えっ、、幻影魔法は、最上級の魔法よ」
「ねえ、マリン、そんなに珍しい魔法なの」
「タマミ、、大きさとか発動している時間でも違うけど、高等魔法なのよ」
「美幸、、私より凄いみたいね、、、冗談で呪文、教えたのに、、、」
ミールは驚きながら、、次の魔法の呪文を言った、、
「、、本当に、何の呪文を念じたの、、多摩美さんは何を教えたの、、まあいいわ、次は回復魔法をやってみて、、、」
美幸はまた、、多摩美に教えられた呪文を念じた、、
美幸の周りがうっすらと輝きだし、光が弾ける様に見えた、、、
その弾けた光の渦が王都全体、、広範囲に、広がった、、
王都の人々からは、、色んな声が聞こえた、「なんだ、あの光は、、えっ、俺の手の傷が治ったぞ、、」
「えー、、私は、頬のはれが引いたわ」
「俺は足の痛みがが治ったぞ」
と全ての人々の傷を治した、、、
王宮広場にいた全員の魔力量も少しだけ増えた、、
ウオーカとミールは確信した、、、
「ミールこれは凄い、もしかしたら本当に聖なる呪文が発動するんじゃないか」
ミールは、驚きを隠せないまま、、最後に、聖女の魔法をやって見てと言った
「美幸さん、私も魔法秘伝書で見えたから、冗談で試してみたけどやっぱり、発動しなかったわ、美幸さん呪文を教えるから聖なる魔法をやってみて、、私が見えたのは聖なる気の魔法よ、、念じてみて、、、」
ミールは美幸の肩に手を添えると、、
「聖なる魔法はその時々で効果が違うわ、、今まで使える人、聖女と呼ばれた人を見たこともないわ、、だから伝説上の事だと思っているのよ、、、発動しなくとも普通なのよ」
「いいわね、、呪文は聖なる気の魔法よ」
美幸はウィザード王国の上空を見て、深く息を吸うと、、落ち着いた様で、、静かに呪文を念じた、、、
「聖なる、、気の魔法、、、」
すると美幸の体が輝き出して、体の後ろに大きな紋章が現れた、、美幸の体が浮きますます輝くと、、、
暖かい光りが王国全体に広がり、、
王国の負の気配、近くの森の小さな魔物の嫌な魔力波動が全て消えた、、、
ウオーカは、魔力を上げて、魔力感知の魔法を唱えた、、王都程度の広さの気はすべて感じる、、、、ウオーカは驚いた顔をした
「ウィザード王都の悪い気配が消えたぞ、、賢者以上の広範囲の浄化の魔法だ、、これは間違えない、、美幸さんは、古に伝わる聖女様だ、、あの紋章は聖女の紋章だ、これで美幸さんが使う魔法は全て聖なる魔法に変わるぞ、、、」
美幸は目を丸くして驚いた、、、、
それより、拓実、カズト、多摩美はもっと驚いた、、、
ウィザード王宮の魔法使い達も驚き、、、
歓声が上がった、、、
「聖女様が降臨したぞ、、、」
しばらく歓声はなりやまなかった、、、
スーラ、、激怒、、、
スプラッシュ王国では、美幸がいなくなった
事に気がつき大騒ぎになった、、それを知ったスーラは大激怒した、、、
スーラはすぐさま監守の元に行き、、、
監守に、「お前は何をしていた」、と詰め寄った
監守は、あわてた顔で言った、、、
「スーラ様が女に話しかけた後しばらくして、檻を見たらいなくなっていました、、、私のせいではありません、、、」
ますます、スーラは怒った、、、
「何、俺が逃がしたと言うのか」
「いえ、、そう言う訳では、、、」
「ふざけるな、」
怒った、スーラは消滅魔法で監守を消してしまった、、
「、、ふん、、、使えない奴め、、、」
スーラはこれからの計画を考えた、、、
「これから、どうする、、せっかくスプラッシュ王国の王様を操って、ウィザード国王の魔法使いの弱点を手にいれたのに、、まあいい、全面戦争でもさせてその間に魔法秘伝書を頂くか、、その後で帝国クラウドを攻略すれば、魔法の世界は俺の物だ、、」
スーラは空間保存庫から、禁断の魔法書をだすと、、、ニヤリと笑った
「こちらにもヤーマンの、禁断の魔法書があるからな、あいつが、封印される前に奪っていて良かったよ、、、禁断の魔法書があっても勝てないとは、本当に恥さらしだヤーマンの奴め、、、」
スーラの独り言、その様子を途中から陰で、一人の近衛兵が聞いていた
「大変だ、、大臣達に知らせないと」
その頃、王宮では大臣達が王様に、積めよっていた
「王様、ウィザード王国に、これ以上余計な事をしない方が良いのでは、ウィザード王国には、優秀な魔法使いが大勢いる」
「それに、最近サファイア王国と友好を結んだといいます」
そこに牢獄から戻ったスーラが現れた、、、
「あ~あ、、、何とも情けない大臣達だな、、、」
「なんだ、、スーラ、、ワシらは王様と話しているんだ」
「王様こんな奴らの、言う事は聞かなくていい私に、良い考えがあります」
王様はスーラに歩みより、、、
「そうか、、わかったぞ、、スーラ、全てお前に任せる、、」
王様はうなずいた、、、
王様は大臣達に向かって、、、
「もうお前達は席を外せ、、、情けない、、この国をもっと裕福にするんだ、、邪魔をするな、、、」
と、、、大臣達を追い出した、、、
追い出された大臣達は后様と王女の元へ向かった、、
その途中、、一人の近衛兵が先ほど聞いた
スーラの話を大臣達に伝えた
「そうか、、やっぱりな、、」
「まずいな、、、ウィザード王国と戦争になったら、ただでは済まないぞ」
「后様と王女様に報告しないと、、」
王后の間、、、
部屋をノックすると、大臣達が入って来た
「后様、アイラ王女様、やはり、王様の態度はどこかおかしい、以前の王様ではない、、優しかった王様がこの様な事をするわけがない、、、」
后様とアイラ王女は険しい顔をした
「私もどうすれば良いか分からず、アイラを帝国クラウドから急いで呼びよせたのよ」
「お父様は多分あの魔法使いに、操られているのよ、ウィザード王国と戦うのはやめさせないと、、、」
「しかし、、アイラ王女、、この国にスーラより優れた魔法使いはいません、、どうやって王様にかかった魔法を解くのですか」
「まずは、、ウィザード王国に、この状況伝えて、戦わない様にしないと」
大臣達は、頭を抱えた、、、
「ウィザード王国は、許しはしない、、あんな仕打ちをしたのだから、、それに、あの、スーラの奴、とんでもない事を考えていますぞ、、、」
「まあ、、大臣、なんですか、、とんでもない事とは、、、」
「奴は、、策略が失敗したから、今晩は、スプラッシュ王国とウィザード王国を全面戦争させて、その隙に魔法秘伝書なるものを奪うと言っていたと、、更に帝国クラウドを攻略すれば、魔法の世界は俺の物だと」
后様とアイラ王女は険しい顔をした
「とんでもない、奴だわ、、魔法の世界まで支配するなんて、、」
「お母様、まずは、何も知らない、王都の民は、戦争に巻き込まれるのよ、、それだけはさせたくないわ」
みんな、黙ってしまった、、、
アイラ王女は決心した様に話し始めた
「私は直接ウィザード王国に行って謝罪して、助けてもらうようにお願いします」
「アイラ、、ダメよ、、そんな危ないこと」
「そうですよ、、アイラ王女、、そんな危険な事は止めて下さい」
「じゃあ、、どうやって全面戦争を止めるの、、、スーラの企みをどうやって潰すの」
「、、、、」
后様と大臣達は反対したが、、アイラ王女は解決するには、これしかないと、2~3人の従者とその日の内にウィザード王国に向かった
アイラ王女の訴え
一晩かけてアイラ王女達はウィザード王国に着いた、、、
正門の前で入国の為、馬車は止まると、、、
アイラ王女は、大きく息を吸った
「アイラ、、、頑張らないと、、スプラッシュ王国のため、、、、王国の人々のために、、、私しか、この争いはとめられないのよ、、魔法の世界までおかしくなるわ」
正門の入り口で門番に馬車は止められた
門番は馬車の中の者に声をかけた
「おい通行証だ、どちらの国の者だ」
アイラ王女は、凜とした態度で、、、
「私は、スプラッシュ王国の王女アイラともうします、ウィザード国王様に会わせて頂けないでしょうか、、、」
門番達は驚き、、、近衛兵は身構えた、
「おい、お前、王宮に連絡を、、、」
アイラ達の馬車の前で門は閉じられた
しばらくすると門が開き、ウオーカが来た
ウオーカはアイラの前立つと、、、
「スプラッシュ王国の王女様がどんな用事ですかな、、、」
アイラ王女は緊張した様子で、、、、
「私は、スプラッシュ王国の王女でアイラと申します」
「アイラ王女、、我が国と、スプラッシュ王国の事はご存知ですか」
「はい、、その事で来ました」
アイラは深々とウオーカに頭を下げて、、
「私はどうなっても構いません王様にお話だけでも、お願いいたします」
ウオーカはアイラの顔を見て、、、
「分かったぞ、良い覚悟だ、、、」
アイラ王女達を王宮に案内した、、、
王宮では王様の他に大勢の宮廷魔法使いや護衛兵が待ち構えた、、
ウオーカに連れられて来た、、アイラ王女は王様の前に膝まずくと、、
ウオーカがアイラに、、、
「さあ、王様に話を、、、」
「はい、この度は本当に申し訳ありません
私が謝って済むとは思っていません」
「とにかくお話を聞いて頂けないでしょうか、、、」
王様はアイラの顔を見ると、、、
「アイラとやら、申せ、、、」
アイラは大きく息を吸うと、王様の顔を見て話し出した、、、
「スプラッシュ王国にスーラと言う魔法使いが現れてから、スプラッシュ国王がおかしくなりました、、、」
「スーラ、、確かヤーマンの弟だな、、」
アイラは、話を続けた、、、
「全てスーラが言う通りに王様が指図して、このようなことに、、、本当に申し訳ありません、、」
アイラの目にはうっすら涙が、、、
「私や、后、大臣達の訴えを全く聞きません
人質を使って、ウィザード王国を脅そう何て
以前の王様ではありません、、、、、誰もウィザード王国との戦争をしたいなんて思っていません、、」
アイラ王女は悲痛な思いを伝えた、、、
「このままではスプラッシュ王国の人々にも被害が及びます、、、」
「それだけは避けたい、私はどうなってもいいです、、スプラッシュ王国の人々を助けてください、お願いいたします」
王様は険しい目でアイラに、、、
「貴方の言う事を素直に信じろと、言うのか、、、、、、ウィザードの勇者の大事な人を人質にして、ひどい目にあわせておいて、更にウィザードの国宝の魔法秘伝書までよこせと言われたのだぞ、、、」
アイラは、自分の思いが伝わらなかったと思い呆然としていて、涙が止まらなかった
その時マリンと、ミールに連れられ美幸が現れた、、、
美幸は、王様に訴えた、、、
「王様、このアイラ王女は優しい方です、嘘は言わないと思います、、、」
美幸はアイラの近くに行った、、、
「私が責任持ちます、、、どうかアイラ王女の話を信じて下さい」
アイラ王女は「ありがとう」と涙を流した
王様はニコッと笑って、、、
「わかったぞ、ミユキさんがそこまで言うなら、貴方の言う事を信用しよう、、、後はそちらのウオーカに詳しい話をしてくれ」
ウオーカもアイラに笑顔を見せた
「頼りになる男だ、、、」
「王様、、、ありがとうございます」
ウオーカは詳しく話を聞く為、アイラ王女を別の部屋に案内した、、、
そこには、拓実達と、シン王子、がいた、
美幸はみんなにアイラを紹介した、、、
「こちらがアイラ王女です、私に優しく声を掛けてくれた、それで、私は救われたわ」
それを聞いた拓実は、アイラに深く頭を下げた、、
「アイラ王女、本当にありがとう、、、、
不安な美幸を勇気ずけて、、、」
「私は何もたいした事は、、していないわ」
全員、大きなテーブル席に着くと、、、
ウオーカが、アイラに話しかけた
「さて、話を聞こうか、、、」
アイラ王女が知っていることを全て話した
すると、拓実が、、牢獄での話しをした
「アイラ、俺は知っているよ、、スーラの企み、美幸に化けている時に牢屋の中で聞いた、奴はウィザード王国とスプラッシュ王国の両方自分の物にすると召還魔法さえ使えれば簡単だと、、更に世界の王になる野望を持ってると、、」
「なんてやつだ、、自分の欲望為に、、」
「シン、、、本当よね、、、マリン、そんなやつ、許さないわよ」
「マリン、本当に、、嫌なやつね」
ミールは拓実を見て、、、
「拓実さん、やっぱり、アイラ王女が言ったとおりなのね、、、、」
「ああ、、あいつだけは許さない、、美幸を巻き込むなんて、、」
「しかし、スーラの奴も誤算だな、結局、魔法秘伝書は手に入らなかった」
「師匠、良かったですね」
「さてと、、アイラさん、、魔法秘伝書を奪えなかったスーラは、どうするつもりだ」
「ええ、、スーラが独り言で、ウィザード王国とスプラッシュ王国を全面戦争させてその隙に魔法秘伝書を奪うと、、禁断の魔法書があるからそれを使ってやるって、、近衛兵が聞いたと言っていたわ」
拓実はアイラに言った、、、
「王様はスーラに完全に操られているよ」
「あっ、、、拓実さん、、ヤーマンの禁断の魔法書だ、、それに載っている、操りの魔法だ、、、」
マリンは大きな声で言った
「あっ、、、シン、、そうだよ、、シンがヤーマンに操られて、闇の魔王になってウィザード王国に攻めて来た時のやつ、、」
「そうだわ、、シンが変な格好した時のやつだ、、センスの悪い、笑えるやつだ、、」
「マリン、、多摩美、、もう言わないで、、忘れたいのに、、、」
アイラは拓実に聞いた、、、
「タクミさん、どうすれば元に戻るの」
「ああ、良い魔法があるよ」
「えっ、、じゃあお父様は元に戻るの」
「アイラ、、良かったわね、、」
「ミユキ、、本当にありがとう、、」
ウオーカは大きな声で言った、、、
「拓実、、敵はスーラだな」
「倒すぞ、、、おー、、、」
「えっ、、全員で行くの、、」
「当たり前でしょう、、こんな面白い事、、タクミ、何か文句ある、、」
「マリン、、じゃあ俺も行くぞ、、」
「シン、、スーラを魔法で倒すぞ、」
「そうね、、みんなで協力しないと」
「そうじゃな、全員で行こう、、」
「私も、、」
「えっ、、美幸まで、、、」
アイラは涙が出るほど喜んだ、、、
「ありがとう、、みんな、、、」
彼女を守るため、召還魔法使いの進化
拓実達はスプラッシュ王国にみんなで潜り込む事にした、、、
馬車2台でスプラッシュ王国に向かった
「スーラさえ倒せばスプラッシュ王国は元通りになるはずだ」
拓実はそう思った、、
拓実は本当は美幸だけは置いて行きたかったが、、どうしてもアイラ王女の手伝いをしたいと、ついてきた、、、
美幸は拓実の横に座りニッコリと笑い掛ける
「本当、いつもの、拓実さんじゃない、、向こうの世界の時と全然違うのね」
「、、、そうかな、、」
拓実は照れくさかった、、、
「よっ、お2人さん熱いね、、、」
すると、マリンも、、、
「シン、、マリンもシンは格好いいと思うよ」
「えっ、、、恥ずかしいな、、」
「ええと、マリン、、これから大事な事をやるのよ、、わかっているの」
「ミールも素敵な人を早く見つければ良いのよ、、、」
「、、、、」
「あ~、、マリン、言っちゃたよ、、」
「タマミ、、何か、、マリン余計なこと言った、、、」
「バカ、、一番言っちゃいけないことミールに言ったわよ、、一番年上なのに彼氏がいないのよ、、」
「えっ、、忘れちゃったわ、、」
ミールはマリンと多摩美をにらみ、、、
「マリン、多摩美、、私に言ってはいけない事とは、どう言う事なの、、全然、気にしていないのに、、、」
「マリン知らない、、、」
「、、、、マリン、、あなたでしょう言ったの、、、」
馬車席の後ろの方で、、、
カズトはぶつぶつと、変化の魔法を唱えてるが、変わらない、、、
「おい、カズト、、お前、、属性がないと、発動しないぞ」
「師匠、、俺はもう上級魔法剣士だよ、」
「そうか、、頑張ってくれ、、」
すると、それを聞いた多摩美も変化の魔法を唱えた、、、
すると、セーラ服の美少女が現れた、
「あっ出来た、、、」
「おお、、多摩美は属性があったな」
マリンも変化の魔法で変身した、、
「タマミ、、マリンも出来るよ、、でも、そんな格好見た事がないわ」
「マリンは、魔法学院に行っているでしょう、、制服は、、」
「そんな、かわいい服じゃないわ、、色だって黒よ、、スカートだってそんなに、短くないわ」
多摩美は色んな姿に変化して自撮りをしてる
マリンも多摩美を真似た、、
カズトは、多摩美とマリンの写メ撮っている
「いいな、多摩美、マリン、コスプレやりたい放題じゃないか、、、」
「カズト、、変化の魔法は上級クラスだと全員使えるはずだよ、、俺も使えるし、、」
「シン、、じゃあ、なぜ俺は使えないんだ」
「、、、わからないよ、、」
ウオーカは2人に、、、
「多摩美、マリンもういい加減やめないと魔力がなくなるぞ、、、」
ウィザード王国を出てしばらくすると、、
拓実が瞬間移動魔法で、スプラッシュ王国
近くの森に移動させたので1時間で王都の近くに着いた、、、
「おい、、拓実、、馬車2台同時に瞬間移動するなんて、、お前、どんだけレベルが上がったんだ、、魔力は大丈夫か、、」
「えっ、、全然、減らないけど、、」
「あっ、そう、、、じゃあいいや、、」
拓実は全員を変化の魔法でスプラッシュ王国の従者に変えた、、、ついでに全員の魔力も抑えた、、
「全員、上級クラス以上の魔力だから、怪しまれる、それに、俺達が王都に入ったらスーラが気ずく、おそれがあるからな」
馬車はスプラッシュ王国、王都の正門前に着いた、、、
アイラ王女がいるので、王都にすんなり入れた、、、
王都に入ると直ぐに、王宮に向かった時間を掛ける怪しまれる恐れがあると拓実は思った、、、
王宮に着くと、、、
アイラ王女の案内で王様の元に向かった
拓実達はそのまま護衛兵としてついていった
「タクミさん、、ここよ、王の間、、、、
ここにお父様がいるわ」
「さてと、、拓実、、始めるぞ、、」
アイラは王の間の扉をノックした、、、
「お父様、、アイラです、、」
「入っていいぞ、、、」
拓実達は扉を開けて部屋に入った、、
王様を見た、ウオーカが、、、
「拓実、やはり、何か魔法が掛けられてるぞ、、操の魔法だな、、、」
「そうだな、、嫌な魔法波動がまとわりついているぞ」
王様はアイラ達を見て、、、
「なんだ、、アイラ、、護衛までつけて」
「お父様、、お話しが、、」
「話し、、、ワシはそんな暇はないぞ、、」
すると、後ろの部屋からスーラが出てきて「お前達何か用か、、、なんだ、王女か」
アイラはスーラの言葉にいらだち、、、
「私が、お父様とお話をするのに、用がないとお話しできないのですか、、、」
スーラは、王女の後ろの、護衛兵の異常な魔力に気がついた、、、
「後ろの奴、なぜ、そんなに、魔力が高い
お前は何者だ、、、」
拓実は全員の魔力を抑えたが、それでも、
普通よりは高かった、、、
暴かれたスーラの企み
拓実はすぐに、召喚魔法を念じた、、
「面倒くさい、、もう、魔法をかけるよ」
拓実は、聖なる女神の召還魔法を念じた、、、
淡い光の渦が部屋中に広がり女神が現れた、、
スーラの時間が少しの間、止まった、、、
「ご主人様、、私は何をすればいいのですか、、、」
「ああ、、あの王様にかかっている魔法を解いてくれ、、、」
「わかりました、、、それでは、、」
女神は祈った、すると王様の回りに光の渦が、、次の瞬間嫌な魔法波動が弾け消えて
王様の魔法が解けた
「ご主人様、魔法は解けました、、」
そう言うと、女神は異空間に消えた、、、
王様は、我にかえった、、、
「えっ、ワシは、どうしたのじゃ、、、」
王様は、アイラの顔を見ると、、、
「アイラ、なぜ、ここにいる、、お前は帝都クラウドに行っていたのに」
「お父様、、元に戻ったのですね、、」
「アイラ、、ワシは何をしていたんだ、、」
「お父様は、あのスーラに操られていたのよ、、、」
王様は、少し呆然とした、、、
「えっ、、そうなのか、、、すまない、、、アイラ、、、」
アイラは嬉しくて涙を流した、、、
スーラの時間が戻ると、、、王様が、、
「おい、スーラ、、お前か、ワシを魔法で操ったのは、、、」
王様を見たスーラは、、、
「、、、くそ、、、王の魔法を解いたのか、、お前達は、誰だ、、、」
拓実達は変化の魔法を解いた、、、
「あっ、お前は、ウィザードの、、、」
「王様が元に戻ったのなら化けなくてもいいな、、、」
「残念だな、スーラ味方はいないぞ、、、」
「もう、マリン達が、やつけるわよ」
「おい、悪党、、覚悟しろ」
「バカね、、もう、逃げられないわよ」
拓実はスーラに向かって、、
「お前が考えた事は、全員知っているぞ、、この国スプラッシュ王国とウィザード王国を全面戦争させて、その隙に魔法秘伝書を奪って、更には、魔法の世界まで自分の物にしようと思っているんだろう」
「、、、なぜ、、そこまで知っている、、」
「スーラ、、、檻の美幸の前でも話しただろう、、、」
スーラは美幸に気がつくと、、、
「やっぱり、、その女はウィザードに戻っていたのか、、、」
スーラはまずいと、後退りをして、すぐに、瞬間移動魔法を唱えた、、
「、、おぼえていろ、、、お前ら、、」
「逃げられるぞ、、拓実、、」
スーラは異空間に消えた、、
「拓実さん、、この王都から出たら魔力波動を探せないわ、、、」
「マリンは魔力感知とか無理だよ」
「マリン、、私もよ、、あまり魔力波動とか気にしないからね、、、」
「タマミ、、私達、似てるのね、」
「あのね、、、そんな事、言っている場合じゃないでしょう、、、」
拓実はすぐに次の魔法を念じた
「大丈夫だ、炎の魔犬の召還魔法魔法」
魔犬はすぐさま、スーラの気を追って、異空間に消えた、、、
「ウオーカ、、これで、あの魔犬が、スーラの居場所を俺に教えてくれる、、、」
「凄いな、、、瞬間移動まで追えるのか、」
しばらくすると、、魔犬が拓実にスーラの居場所を知らせた、、、
「、、、、おっ、、さっそく、スーラの居場所を見つけたみたいだぞ、、、」
「あいつだけは許さない、、美幸をこんな目にあわせて、、絶対、巻き込みたくなかったのに、、、」
「拓実、冷静になれ、、、みんなで、スーラのもとに行こう、、」
「あの~、、ウオーカさん、私も良いですか、、」
「えっ、、アイラ王女もですか、、、」
「ええ、、お父様を操って、スプラッシュ王国の民まで危険な目に巻き込んだスーラは許せないわ、、、」
「アイラ、、、危ない事は止めてくれ」
アイラは王様を真剣な目で見て、、、
「お父様、、私は、スプラッシュ王国の民を守るために魔法を習っているのよ」
「それは、、、そうだが、、、」
ウオーカはアイラに、、
「わかったぞ、、そこまで言うなら、、連れて行くが、、ミール達と結界から援護だけしてくれ、、、王様、、ワシらは絶対、スーラには負けません、、」
「、、、、そうか、、よろしく頼む」
「さてと、拓実、、スーラの居場所に行くぞ、、、悪者退治だ、、、」
「アイラさん、、よろしくね、、」
「はい、、ミールさん、よろしくお願いいたします、、」
「アイラ、、頑丈な結界作るから大丈夫だよ、、、マリン達に任せて」
「そうよ、、、全員上級以上の魔法使いなんだから」
「シン、、女の子達だけで勝てるかも知れないぜ、、多摩美が言ってたけど、攻撃魔法だって使えるって、、」
「ウソだろう、、、、」
「知らないの、、、マリンも使えるみたいだよ、、、」
「、、、えっ、、聞いてないよ、、」
「じゃあ、、移動するよ、、集まって」
拓実は瞬間移動の魔法を念じた、、、
「神聖の瞬間移動魔法、、、」
拓実達の周りの空間が歪み、、異空間に拓実達は消えた、、、
スプラッシュ王国の領地から外れた、、山間の草原に拓実達は現れた、、、
「拓実、、魔力は大丈夫か、全員瞬間移動させるのは相当魔力を使うぞ、、それにこの距離を凄い早さで移動したぞ、、まさかもう、神聖魔法じゃないだろうな、、あれは、大賢者の魔法だぞ、、、」
「早い方がいいだろう、、、」
「そうだが、、、お前のレベルはどうなっているんだ、、疲れている様子もないし」
拓実達の目の前には魔犬がいた、、、
「おお、、いた、いた、、魔犬、ご苦労様」
炎の魔犬は、、拓実の気を感じると役目を終え消えた、、、
拓実達の目の前には怪しげな城が、、、
「ほう、拓実、スーラの住みからしいな、、奴の魔力波動がはっきりとわかるぞ、、、」
「さてと、拓実、、男達は応戦するとして、、アイラ王女に何かあってはいけないぞ、、、まずは結界か、、」
ウオーカはミール達、女の子に向かって、、
「おーい、、ミール、、スーラが攻撃をしかけて来る前に、結界を作って、アイラ王女や、女の子達は結界から応戦してくれ」
「わかったわ、、お父様、、みんないい、、結界を作って中で応戦よ、、」
すると、拓実が、、、
「ウオーカ、、その前に念のため、俺が全員に、シールドの魔法をかけるよたぶんほとんどの攻撃魔法は防げるはずだ」
「えっ、、シールドの魔法まで覚えたのか」
「ああ、、じゃあ、いいか、、神聖のシールド魔法、、、」
拓実達の体が、薄い光の膜の様な物で包まれた、、、
「えっ、、拓実さん、これがシールドなの」
「拓実、、薄い光の膜みたいよ、、これで体を攻撃から守れるの、心配だわ」
「多摩美さん、、でも凄い魔力を放っているわよ、、わからないの、、」
「ミール、、マリンとタマミはあまり魔力なんて気にしないから良いの、、、」
「ミユキ、、タクミさんは本当に凄いわ、、帝都の魔法学院の先生でもこんな魔法は使えないわ、、」
「えっ、、そうなの、、」
「ミール、、じゃあ、お前達も結界を作ってくれ、、、」
ミール達は、結界の魔法を唱えた、、
「光の無限結界魔法、、、」
ミール達が全員結界に入ると、、
ウオーカが城に向かって大きな声で言った、、、、
「スーラ、隠れていないで、出てこい」
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