彼女を守りたい俺は異世界で無双になる2

美幸を奪還する方法、、、





次の日の朝早く、、拓実達は、スプラッシュ王国の近くの森に着いた、、、

「ここからは、ワシと拓実は目立たないように魔力を隠してスプラッシュ王国の正門が見える場所まで飛行の魔法で飛んで行こう」


カズトと多摩美は作戦の事を全然知らなかった、、、、

「拓実、カズト達に作戦を教えろ」

「俺とウオーカさんでスプラッシュ王国に侵入する、、、」

「えっ、すぐにバレちゃうよ」

「そうだよ、、拓実さん、、もっと良い方法があるはずだよ、、、」

「大丈夫だ、変化の魔法を使う、、スプラッシュ王国の近衛兵に化けるんだ、、」


変化と聞いてコスプレマニアのカズトは目を輝かせた、、、

「えっ、そんな便利な魔法が、あるの、コスプレやりたい放題だ、教えて欲しい」

「バカ、、美幸を助けるためにやるんでしょう、、」


拓実は話を進めた、、、

「美幸を見つけたら、俺が入れ替わる」

「美幸が急に居なくなったら大騒ぎになる

安全なところに着くまでは俺が美幸に化ける、、」

「美幸にも、変化の魔法を掛ける、、、、

ウオーカさんと美幸は王国から脱出する」

「カズトと多摩美は2人が戻って来たらウィザード国王に向かってくれ、俺は瞬間移動魔法で戻るから」

「よし、やるぞ、、」

「おうー、、、、」


拓実と、ウオーカは馬車を出ると、魔力を抑えて、、飛行の魔法でスプラッシュ王国に、

向かって飛んで行った、、、


スプラッシュ王国、正門前、、、


拓実とウオーカは見つからない様に王国の門

に近付いた、、、そこには見回りの近衛兵が

2人歩いていた、、、、


ウオーカが近衛兵2人を気絶させた、

拓実とウオーカは変化の魔法で近衛兵に化けて王国に侵入した、、、

「さてと拓実、、たぶん美幸さんは王宮のどこかに閉じ込められてると思うぞ」

「そうだな、、気ずかれないうちに王宮に行こう、、」


拓実達は王都を抜けると王宮に向かった、、

王宮の中で他の近衛兵から上手く、美幸の情報を聞くことができた


「拓実、、美幸さんは王宮地下の牢獄に閉じ込められてるらしいぞ、、」

「、、、、、」


拓実は、込み上げてくる怒りを抑えた

拓実とウオーカは王宮の地下の牢獄の扉を開けると美幸の檻の前の監守に、、、

「この女に聞きたい事がある、いいか、、」


「どうぞ、どうぞ、私は他の囚人の所に行ってきますので、、、」

監守そう言うとはどこかにいってしまった

拓実は美幸の檻の前に立つと、、小さな声で話しかけた、、、


「美幸、、美幸、、」

「えっ、どうして、私の名前を、、、」

「俺だよ、、、拓実だよ、、」


美幸は驚き、、声の聞こえる方を見た

「えっ~、、拓実さん、どうして顔が違うわ、、本当に拓実さんなの、、」

拓実は変化の魔法を解いた、、

「あっ、、、拓実さん、、、本物なの、、」

「美幸、助けに来たよ、、」

美幸の目から、涙がこぼれた、、、


拓実も泣きそうになったが、こらえた、、、

「美幸、話しはまたあとで、、、これから起こることに驚かないでくれ、、」

「この方はウオーカさんだ、ウオーカさんとここから脱出してくれ、、、」

「えっ何が何だか分からないわ」

「とにかく時間がない、やるぞ」


ウオーカは檻に、結界の魔法がかかっているのに気がついた、、、

「拓実、結界がかかっているぞ」

「ああ、、こんな結界たいした事はない」


拓実は、一瞬、魔力を少しだけあげると、2つ同時の魔法を念じた

拓実と美幸が入れ替わった、ついでに、拓実は変化の魔法で美幸に、美幸は近衛兵に姿を変えた、、、、


美幸に化けた拓実は、ウオーカに、、、

「ウオーカ、、、あとはよろしくな、、」

「任せろ拓実、馬車で待っているぞ、、じゃあ、美幸さん、ワシの後について来てくれ」


「えっ、、拓実さんは、、、」

「美幸、俺は大丈夫だ、、馬車に戻ったら俺も、すぐに戻るから、、後で会おう、、」

「ウオーカさん、、よろしくお願いいたします、、、」

「ああ、、美幸さん、ワシから離れないでくれ、、、」

ウオーカ達は王国の外に向かった


残った拓実は檻の中で、脱出するまで、おとなしくしていた、、、


「あとは、2人が馬車に戻る頃に俺も

脱出しよう、、、」


すると美幸に化けた拓実の檻の前に、男が現れた、、、

その男に気がついた、監守が近づき、、

「スーラ様、まだウィザード国王は動きはないのですか、、、」

「うるさい、監守のくせに、、よけいな事を言うな、、、」

拓実はあの時の魔法使いと思い、更に魔力を消した、、、


すると、スーラは檻の前に立つと、、、

「おい女、あの男が助けに来るなんて期待するなよ、お前さえいればウィザードも手は出せないからな、、」

「あの、魔法秘伝書さえ手に入れたら、色んな魔法が使える」

「ウィザード王国なんて、簡単に手に入れられるぞ、、、」

「この国の奴らも皆、馬鹿だ、だまされてるとも知らないで、王様は私が操っている、、思うがままだ、私は、スプラッシュ王国とウィザード国王を支配する、、、それから、この世界の王になるんだ、、、」

「あの、情けない、ヤーマンがなし得なかったことを、、」


拓実は、怒りを抑えた、、、

「こいつは許さないぞ、、自分の欲望の為に美幸まで巻き込んで、、、」


スーラが居なくなると、

拓実は魔道具のリングでこっそりとウオーカに話しかけた、


「ウオーカ、、もう馬車に着いたか、、」

「おう、拓実か、もう、美幸さんと馬車に居るぞ、、、」

「わかった、、俺もすぐに戻るよ」


拓実は誰もいないのを確認して変化を解くと瞬間移動魔法を念じた、、

檻の空間が歪み、、拓実は異空間に消えた


ウィザードに向かう馬車の中、、、、


拓実は異空間からみんなの前に現れた、、、

ウオーカと美幸は元の姿に戻っていた、たぶんウオーカが変化の魔法を使ったのだろう


美幸はとても驚いていた、、、

「私は、夢をみてるの、、」

多摩美が色々と説明はしたみたいだ、、、、拓実は美幸の横に座ると美幸が拓実にもたれて、「拓実さん、、本当に良かったわ、、、でもこれは現実なのね、、」と呟いた


美幸は少し落ち着くと、馬車の窓から、魔法の世界を見ていた、、、


「私達の世界と全然違うわ、、、夢見ているみたい、でも現実だよね、、、」

「ごめん、美幸、驚かせて、、」

「うんん、、良いのよ、最近貴方の、雰囲気が変わったのが分かったわ、、こんな事が現実にあるなんて、まだ信じられないもの」

「そうか、、俺達はもうなれたけど、」

「私も、拓実さんがいるなら不安は無いわ」


多摩美は大きな声で、、、

「よう~お2人さん熱いね、、、」

美幸はニッコリと笑った、、、


拓実は、みんなに大きな声で言った

「さてと、、、早くウィザードに帰りますか、、」

「なんじゃ、、拓実、これ以上は馬車は早く走れないぞ」

「ウオーカ、、馬車ごと、ウィザードに瞬間移動するぞ、、、」

「おい、、冗談だろう、、馬車ごとなんて」

「まあ、見ていてよ、、」


拓実達は馬車ごと瞬間移動の魔法で移動させてウィザード国王に帰った





美幸は聖女、、、?




拓実達はウィザード国王の正門に現れた


「拓実、、本当に、馬車ごと、ウィザードに瞬間移動したぞ、、、お前の魔法レベルは、どうなっているんだ、、、賢者以上じゃないか、、、」


拓実はウィザード王国を眺めて、思った

ウィザード国王に居ると、何か落ち着く


ウィザード王国、王都、、


正門の前には多くの近衛兵達が、膝まずいて並んでいた、、

馬車に向かって声をかけた、、、

「ウオーカ様、勇者様、、お帰りなさい、、、王都の民もお待ちしています」


拓実達の馬車がウィザードの正門を通ると

ウオーカや拓実達を見た、王都の人々は歓声をあげた、、、、


その状況を見て、拓実は驚いた

「えっ、、内密にしてたはずなのに、、」

「ああ、ワシが、お前が脱出する前に、ミールに空間魔法で今度の事を報告したぞ、、、美幸さんを救出したと、、、」


王都の人々は大きな声で言った、、、

「ウオーカ様、、ウィザードの勇者様が、、ミユキ様の救出に成功したぞ、、、」

「良かった、、、」

「ウィザード王国、、万歳、、」

「これで、一安心だ、、、」


どうも、スプラッシュ王国の事と美幸が拐われた、この情報はすでに王都に広まって、噂になっていたみたいだ、、


拓実は嬉しくなった、、本当にこの国が好きだ、俺達を受け入れてくれる、、、、


もう王宮から知らせがあり、、、

拓実達が、美幸を脱出させた事は王都人々も知っていて、拓実達の帰りを待っていたみたいだ、、


「ミユキさんお帰りなさい」

とあちこちで、更に歓声が上がった、、、、

美幸は感動した、「えっ、、私の事をこんなに思ってくれるなんて、、、」


馬車は王宮に向かった、、、

王宮では、王様、マリン王女、シン王子、ミール、各大臣、魔法使い達が待っていた


全員が笑顔で、声をそろえて言った、、、

「ミユキさんお帰りなさい」

美幸は、みんな、私の事を気にしてくれていると思って本当に嬉しかった、


ミールが美幸にみんなを紹介した、、、

「初めまして、美幸さん、、私はウオーカの娘のミールと言います、、、」

「あっ、、はい、ミールさんよろしくお願いします」


「は~い、、マリンで~す、、」

「もう、マリンあなたは、、、、、美幸さん、ウィザード王国の王女のマリンよ、、私とは従姉妹なのよ」

「ええと、、、えっ、、そうなんですね」

「王様は、私のお父様、ウオーカのお兄様ですから、、、」


多摩美は美幸に、、、

「美幸、、王様、ジータと言うんだよ」

「多摩美さん、、一応、王様ですよ」

王様はニコニコと笑って、、、

「ミール、、いいぞ、、ジータで、、、

ミユキさん、、今回は本当にすまなかった、、こんな目に会わせて」

「いえ、、、大丈夫です、、」


「そしてこちらが、、マリンの婚約者の

サファイア王国王子、、シンさんよ、、」

「初めまして、、美幸さん、、シンと言います、いつも、拓実さんにお世話になっています、、、」

「あっ、はい、、よろしくお願いします」


拓実は美幸に、、、

「美幸、ごめん、信じれないだろう、こんなこと打ち明けられないよ」

「いいえ、拓実さんはここでは大切な存在なのね、、私は全て受け入れたわ、みんな本当に嬉しそうだもの、、、」



ミールの案内で、拓実達は、少し王宮の広間のテーブル席でくつろいでいた、、、


ミールやマリンは美幸にいろいろと話をした

美幸もだんだんなれてきて、、多摩美も交えておしゃべりしていた



ウオーカが、テーブル席に近づき、何気なしに美幸の魔力量を感じると、驚いた、、、

そしてウィザード王国に伝わる古い昔の文献の事を思い出した、、、


「美幸さん、あなたは不思議な膨大な魔力波動をお持ちだ、、、その気配は何か異質に感じる、、拓実の時と同じで、、、、」

ミール達もウオーカの言葉に耳を澄ました


ウオーカは美幸に向かって、大昔、このウィザード王国を造った初代王様の事を話し出した、、、



「みんなも、聞いてくれ、、このウィザード王国を造った、ロキ王様はウィザードの勇者でもあった、、ロキは若い頃、ある神様と出会い、、その神に神術を教わり、それをまとめたのが、拓実、、お前が持っている、魔法秘伝書だ、、、まあ、勇者ロキでも、全部使えた訳ではないが、、」


「ウオーカ、、それが美幸の気配と何が関係するんだ、、、」

「まあ、話しは最後まで聞け、、、その神には奥様がいて、、まあ女性の神だ、、その女性の神が使う神術は、聖なる神術だ、、、

つまり、古に伝わる、聖女しか使えない魔法じゃ、、、それが少しだけ、魔法秘伝書に載っている、、、、、」

「だから、、なんだよ、、」


「もう、、お前はせっかちだな、、、古い文献によると、本当は、その魔法秘伝書の続きの書と聖なる魔法秘伝書もあったが、ロキ様が亡くなった時にこの国の神殿と共に消えたそうだ、、、わかったか、、、」

「はいはい、、だから、美幸と何の関係があるんだ、、、」


「本当かどうかわからないが、、過去に1~2回、伝説の聖女が現れた、、噂では、ロキ様に神術を教えてくれた神様と女性の神さまが終わりを迎えて、その神力が誰かと融合したと、、、まあ、神話みたいなものだ、、、拓実、、美幸さんは、その聖女じゃないかと思うぞ、、、、、わかったか、、」


ミール達は驚いた、、、


「ねえ、、マリン、聖女って何、、」

「タマミ、、凄い伝説の魔法使いよ、、聖女にしか使えない凄い魔法があるらしいわ、、でも伝説の話だよ、、、」


ミールも驚いて、話した、、、

「多摩美さん、、私もそう思っていたわ、、美幸さん、、本当に不思議な魔力波動ね」


みゆきは、、不思議そうにみんなを見ていた、、、

「えっ、、私にも、魔力があるの、本当に」

美幸はウソでしょうと思ったが、、みんなが真剣な顔をしたので黙っていた


ミールは美幸の体の奥の抑えられた魔力を感じて、、、

「あなた、、気がつかないの、、この世界で拓実さんと会って解放されたのかしら」


拓実はウオーカを見ると、、、

「ウオーカ、、、、だから、、、美幸をどうするんだ、、」

「ワシは、感じた、美幸さんの不思議な魔力波動、、、聖女、それなら大変な事だぞ」

「聖女ってなんだよ、、、それよりも美幸は、、元の世界に戻したいんだ、、、」

「拓実、、これは大変な事だぞ、、、」


すると、拓実が険しい顔で、、、

「ウオーカ、美幸は巻き込みたくないんだ」



ウオーカは、そのまま話しを続けた

「拓実、、本当に凄いぞお前と変わらないくらいだぞ、、異質な魔力波動だ」


拓実は、声を詰まらせながら、、訴えた、、

「でも美幸はあまり関わってもらいたくないんだ、、美幸に何かあったら、、俺は、、」

「試すだけじゃ、美幸さんいいか」

「はい、拓実さんがよければ、、、」

「、、、美幸、、、、、」



その日は美幸の歓迎会が行われたが、、、

ウオーカ達は控えめにお酒を飲んでいた


その日は王宮、寝室で就寝、、、

多摩美が、美幸が慣れないだろうと、話しもあると同じ寝室で寝ると言ったので拓実も、安心して寝ることが出来た





ソワソワした、朝の様子、、、




次の日の朝、、



拓実達は、王宮広間で、用意された朝食を

全員でいただいた、、、


みんなの話題は、本当に聖女が存在するのかと疑問視していた、、、、


「ねえ、、、タマミ、、昨日、叔父様が言っていた、、美幸さん、本当に聖女なの、、」

「わからないわ、、昨日、美幸と色んな話をしたけど、、変わった様子はなかったわ」

「そうなの、、、私も、今、魔法学院に通っているけど、魔法の歴史に出てくる位、、、聖女って伝説上のお話しなのよ、、」

「そうなんだ、、、じゃあ、、違うかもね」


「シン、、聖女って、本当に伝説の話なのか、、、」

「カズト、、そうだよ、、聖女しか使えない凄い魔法があるんだ」


「お父様、、本当に美幸さん、、聖女なの」

「ミール、、あの、魔力波動は異質だ、、、聖女なのはわからない、、聖女の呪文で紋章が現れて魔法が発動すれば聖女に違いない、、まず、普通の魔法が発動するか、試してみないと、、、、」


拓実は、心配そうに、、、、

「ええと、、、美幸、、ちゃんと寝れたか」

「ええ、大丈夫よ、、、、多摩美さんと遅くまで魔法の世界の事を色々と話したわ、、、今日やると思う、女の子の魔法の事も教えてくれたのよ、、、」

「、、、多摩美が、、、本当に大丈夫なのか、、、余計な事言っていないだろうな」

拓実は少しだけ不安になった、、、


「まあ、、どうせ、美幸は今回で魔法の世界は終わりだ、、魔法が使えなくても、どうでも良いからな、、、」

みんなの、食事が済むと、、ウオーカが、、


「さてと、朝食も済んだし、、美幸さん、

いいかな、、、」

「ええと、、、はい、、」



ウオーカが美幸の魔力を確認すると言うと、拓実達、全員は急いで、王宮の広場に向かった、、、、、


広場には、聖女が本当にいるのか興味がある王宮魔法使い達が、大勢、待っていた


「なんだ、、この人数は、、、」

「拓実さん、、それだけ聖女は珍しいのよ、もう、何百年以上も出ていないのよ、、まあ、古い文献に載ってるだけだから本当かどうかはわからないわ、、、」

「、、、そうなの、、、美幸、緊張しないかな、、、」


ウオーカとミールと美幸はみんなから離れて、王宮、広場の中央に向かった


中央まで来ると、ウオーカが美幸に、、、

「美幸さん、ミールが教えた呪文を詠唱してもらうぞ、、、」

「はい、わかりました、、私に出来るかしら、心配だわ」

「まあ、、初めてだから、1回の呪文で発動しなくても大丈夫だぞ、、、」


多摩美は、大きな声で美幸に言った

「美幸、、大丈夫よ、、昨日、教えた通りに心の中で思うと魔力が発動するからね、、、集中よ、、、」

美幸はニコッと笑って、、、

「多摩美さん、わかったわ、、ありがとう」


ウオーカは美幸を見て、、、


「美幸さん、、この魔法の世界には系列があり、五大魔法があると言われて、しかしまだ知られていない系列もあるらしい、、」

「あっ、、、はい、、」


「五大魔法とは、光、、水、、火、、風、、土、、それぞれの魔法がある、、ワシら、

ウィザード王国の者は、光の魔法が得意じゃ、、普通の魔法に全て光の属性が加わる、、、」

「ええと、、難しいですが、わかりました」


「更に、その、上のレベルには、光世魔法、、神聖魔法、、天界魔法、などがあるが、全部賢者以上じゃ、、普通の魔法使いは使えない、天界魔法は神様レベルだぞ、拓実は、、光世魔法は使えるかも知れないぞ、」

「ええと、、私はどうすれば良いですか」

美幸は本当に魔法が使えるか心配になった、



「美幸さん、まずは、ミールが教える普通の防御魔法をワシに掛けてくれ、、」


ミールは美幸に近づき、、、

「美幸さん、、良いかしら、、防御魔法を、唱えてね、、どんな防御魔法でも良いから、多摩美さんが呪文を教えたと言っていたから、大丈夫よね、、」

「はい、、昨日聞きました、、」


美幸は、呪文を唱える前に不安そうに、練習の為、呪文を念じた、、、

「確か、多摩美さんが言ったのは、確か光の無限防御魔法、、、だったかしら」

すると頭で思っただけで魔法が発動した、、


美幸の周りに魔力が漂って、、、辺りの雰囲気が変わった

次の瞬間、、柔らかな光が広がった、、


美幸の魔法はウオーカだけでなく、広場にいた全員の防御力を上げて、更にシールドの様な物もかかった


「えっ、うそ、タマミ、、、ミユキも無詠唱なの、、、タクミと一緒なの、、」

「マリン、私は念じろなんて教えていないわよ、、緊張して呪文を忘れたんじゃないの」


マリンは自分の体を見て、、、

「見てよ、タマミ、、魔法は発動してるわよ、体が強化されたわ、、それにタクミと同じなの、、、私達の体に薄い透明の膜があるわ、、シールドの魔法のようだわ」

「あっ、、そう言えば、そうね」


マリンは驚き、大きな声で、、、

「こんな、2つの効果がある防御魔法はないのよ、、、タマミ、、、」

「たまたまじゃないの、、美幸、初めての魔法だから、、、偶然よ、、」

「あのね、、魔法は偶然で発動しないわよ」


周りの王宮魔法使い達もざわついた、、、

「おい、、本当に、、聖なる魔法が見れるかも知れないぞ」


「おっ、この魔力効果、これは広範囲魔法じゃないかそれも、ここにいる全員に、

どんな魔法を念じたんだ、美幸さんは、、」

ウオーカは美幸の魔法に驚いた、、


ミールも驚き、、、

「無詠唱も驚いたけど、、考えられない範囲だわ、、、シールドまでかかっているの、、美幸さん、、あなた何の魔法を念じたの」

「えっ、、多摩美さんが、教えてくれた防御魔法ですよ、、」

「多摩美さん、、、冗談半分で魔法の呪文を教えたのかしら、、本当に発動すると思わないで、、」


周りの王宮魔法使い達も、しばらく驚きを隠せずいたが、、聖女誕生の期待を込めて歓声を上げた、、、、

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