彼女を守りたい俺は異世界で無双になる
川崎ヒロト
彼女を守りたい俺は異世界で無双になる
魔法使いは憂鬱、、、、外伝、、
この世界に生まれた平凡な俺が、、、、
まさかあんな、不思議な事に巻き込まれるなんて、、、それに大好きな彼女まで、、、
何事も起こらないと思った、ある日、、、
小さな喫茶店で、待ち合わせをしていた俺は、、、、
「あっ、、、美幸、、遅いぞ、、」
「ごめんなさい、拓実さん、少し、お仕事が延びて」
そこに優しそうな、かわいい女の子が現れた
「いや、、、実は俺も、今来たんだよ、、」
「、、ところで、、今日はどこに行くの」
「えっ、、決めていないよ、、美幸はどこか行きたい所はないの、、、」
「気になるお店はあるけど、、、、かわいい小物のお店よ、、、、拓実さんそう言うお店は苦手でしょう、、、」
「いや、、、美幸が行きたいなら付き合うよ、、、」
「嬉しいけど、、、、最近拓実さん、少し雰囲気が変わったわ、、、何かあったの」
拓実は、何となくごまかした、、、
「ええと、、、そうかな、、」
「何か、、私に隠し事してない、、、」
美幸はおっとりして、おとなしいタイプの女の子だが、勘の鋭いところがある、、、
そう、、、、拓実には、、人に言えない秘密があった、、、、けして信じられない秘密が
実は、以前、、美幸も少し関わっているのだが、、記憶が消されていた、、、
拓実も記憶を失くしていたが、、仲間のカズト、多摩美、、、、、3人の記憶だけは元に戻った
それは、、異世界から封印された者によって
覚醒された、、魔法使いという能力、、、
拓実は自分の日常がおかしくなり、、それが
その封印された者とシンクロして起こったと
言われて、、
その者の封印を解くため、魔法使いになった
拓実だが、、、、依頼を解決すると、、、、魔法使いはもう嫌だと思い、それを拓実が言うと、異世界から来た男は拓実のおかしくなった日常を魔法で元に戻すと、、拓実と、拓実に関わった者達の記憶と拓実の魔法使いの能力を消した、、、
それで終わったと思われたのだが、、、、
すぐにその、異世界の者が拓実の前に現れ
異世界にある、、魔法の世界で、一緒に協力してくれと拓実達の記憶を元に戻した
しかしこの世界では魔法使いの能力は使えないままだ、、
その者が言うには、魔法の世界に行けば、
魔法は使えると、、、
カズトと多摩美も巻き込んで、魔法の世界に
拓実達は行った、、、
その異世界の者、、名前はウオーカと言った
ウオーカは事ある度に拓実達を、異世界の魔法の世界に呼び出し、依頼を解決するために拓実達に協力を求めた、、
「こんな、話を、美幸に言えないよ、、、
俺がおかしな人だと絶対思うから」
拓実は、そう思った、、、
喫茶店を出ると、、美幸が行きたかったお店に向かった、、、
お店に着くと、、中は、今風に、かわいらしい小物があってお客は若い女性ばかりだった
「えっ、、男は誰もいないじゃないか」
「拓実さん、、大丈夫ですか、、」
「、、、、大丈夫、、、かな、、」
「もう、、無理なら、お店の前で待っても良いのよ、、、」
「いや、、、良いよ、、、」
拓実は、ずっと美幸の側にいた、、、
一通り見終わると、軽く食事をするためお店に入った、、、
「拓実さん、、ごめんなさいね、、、付き合ってくれて、、、、本当に少し以前と雰囲気が変わったわ、、何かあったの、、」
「何も無いよ、何か分からないけど、そんなに変わった」
「前と本当に感じが違うよ、、意外とのんびり屋の私でもわかるわ、、」
「ないない、、、いつもの俺だよ、、」
拓実は、嘘をついてるようで、後ろめたい
気持ちになった、、、
予想しなかった事件、、、
デートの帰り拓実は美幸を家まで送るため
駅へと向かった、、、
「拓実さん、、今日は、ありがとう、、、
行きたいお店にも行けたし、、」
「ああ、、いつでも、言って、、付き合うから、、、」
「やさしいのね、、、」
「あっ、美幸、少し暗くなったから家まで送るよ、、、」
「ごめんね、、いつも、、」
拓実達は電車に乗ると、、美幸の家の最寄の駅に着いた、、
2人は、美幸の家に向かう道を歩いていた
少し薄暗くなった路地を曲がると、、、
拓実達の前に、黒ずくめの不審な男が、、
「すみません、、ちょっとお聞きしたい事があります、、、」
「ええと、、、何か、探しているのですか」
「、、、、、この気だ、、、探し当てたぞ」
「えっ、、誰だ、お前は、、」
「、、、、少し魔力は弱いが、、見つけたぞ、、、ウィザードの者だな、、」
「えっ、、ウィザード、、何でそれを、、」
男は、少し笑った様に見えた、、、
拓実が呆然としていた、次の瞬間、、、
その男は、魔法を使って、美幸を捕らえた
「きゃ~、、拓実さん、、助けて、」
するとあっという間に、美幸が男に連れ去られ異空間に消えた、、、
「、、、何する、、、美幸を返せ、、、」
魔法が使えないこの世界では、拓実は何もする事が出来なかった、、
「異空間に消えた、、魔法の世界の者か、、それより、、美幸が、、、拐われた、、」
拓実は呆然と立ちすくんでいた、、
拓実は、我にかえると、、、
「えっ、、俺は美幸を、巻き込んでしまった、まして、魔法の世界の事を知らない美幸は何が起きたか全くわからないはずだ、、」
「どうする、、拓実、、考えろ、、」
拓実はしばらくそこから動けなかった、、、
「ウオーカとも、こちらからは、連絡は取れない、この世界では、魔法は使えないんだから、、、」
拓実は、焦っていた、、、そして気がついた
「待てよ、ミールから貰ったリング、あれは
魔法の国のウオーカと話しが出来ると言っていた、、、、まだ一回も使った事がないが」
拓実は通じてくれとリングに話かけた、、、
すると、リングからウオーカの声が、、、
「なんだ、、拓実か、、どうした、」
「あっ、、、通じた、、ウオーカ、、、俺の彼女の美幸が、何者かにさらわれた、、そちらの世界の人間だ、ウィーザード王国の者かと言っていたぞ、、、」
ウオーカはあわてた様に、、、
「拓実、すぐに向かうが時間の流れが違うから1~2時間かかるぞ、お前と一緒だと一瞬なんだけど、その間にカズトと多摩美にも連絡してくれ、、、」
「、、、わかったよ、、急いでくれ、、」
拓実が家に帰ると、もうカズトと多摩美は家の前にいた、、、
普段と違い2人共、険しい顔をしていた
拓実は2人を見て、頭を下げた、、、
「2人共、すまない、俺の事で、、」
「拓実さん、大丈夫ですよ、美幸さんは、、みんなで助けにいきましょう、」
「そう、大丈夫だよね~、カズト、、」
「何で俺に振るの、、」
「カズト、、あんた男でしょう、、、、、
ほら、、何か言ってよ、、、」
多摩美は落ち込んだ拓実の顔を見て、カズトの後ろから隠れる様に言った
拓実の部屋に行きしばらくすると、、、、
例の如く辺り一面真っ白になり、パチパチと静電気の弾ける音がした、、、
異空間から、ウオーカが現れた、、、
ウオーカは険しい顔で申し訳なさそうに拓実に話しかけた、、、
「すまない、拓実、さっそく、その事で封書が届いた、、、どうもそいつは、ウィーザード王国から離れた、水の王国スプラッシュ王国の魔法使いらしいぞ、そいつから情報が入ったぞ」
「スプラッシュ王国、、何でそんな知らない王国の奴がわざわざ俺達の世界に来て美幸をさらったんだ、、、」
拓実はまったく意味がわからなかった、、、
ウオーカはスプラッシュ王国について語りだした、、、
「スプラッシュ王国は水源豊かな湖に囲まれた緑豊かな小さな国だが最近何か良からぬ指示出してる魔法使いがいるらしい」
「どうも、その者が、お前に接触したらしいぞ、、、詳しい事は、魔法の世界に行ってからだ、、また、何か情報が入っているかもしれない」
「わかったよ、、とにかく、美幸を早く助けないと、、、」
「何か交渉のために拐ったのだろう、、、、お前の彼女に危害を加える事はないと思うが何を考えているかまだわからないぞ、、、
とりあえず、ウィーザード王国にいくぞ」
「ああ、わかったよ、、」
ウオーカは異世界転移魔法を唱えた、、
すると、拓実の部屋の空間が歪み、、、
白い霧が渦巻き、、パチパチと静電気の弾ける音が聞こえて、、、拓実達はウィザード王国へ転移した、、、、
美幸を拐った男の情報、、、
ウィザード王国、王宮広間、、、、
広間の大きな窓から遠くの方に王都が見えた街はいつもと変わらず賑わっていた
拓実はいつもより、焦っていた
いつもなら、平然でいられるのに
今回は、美幸がさらわれた、この世界も
分からない、何も知らない美幸が、、、
どんなに、不安だろうか、拓実は気が狂いそうになった、美幸は絶対巻き込みたくなかった、、、
そんな拓実を見た多摩美が小さな声で呟いた
「本当、、、に、、大丈夫だ、、だよ、、、ね、、、」
カズトも多摩美も初めて見る拓実の表情に
どうすれば良いかわからなかった
すると広間の大きな扉が開いて、、拓実達の元に、ミール、が現れた、、、
ミールは、、拓実を見ると、、、
「拓実さん、冷静になって、美幸さんは無事よ、、、」
「あっ、ミール、何かわかったのか」
拓実はミールに近より、聞いた、、
ウオーカも気になり、ミールに話しかけた
「ミール、何か進展したのか」
「お父様、拓実さんスプラッシュ王国から
また書簡が来たわ、拓実さんの使った召還魔法に関する文献を渡せと、、、、そしたら、大事な人を解放すると、、、、魔法秘伝書の事を言っているのよ、、、」
拓実は不思議そうに、、、
「何でスプラッシュ王国が召還魔法の事を
知っているんだ、、、」
ミールは拓実を落ち着かせようと、ゆっくりと話した
「ヤーマンを知っているでしょう」
「ああ、、以前、ウィザードに攻めて来た、あの魔法使いだろう、、」
「彼の弟、スーラと言う魔法使いがどうも関わっているみたい、美幸さんを拐ったのもスーラよ、、、」
「ミール、、そいつが、俺達の世界に来て、わざわざ美幸を拐ったのか、、、どうして」
ウオーカは思いあたる事があった、、、、
「拓実、、ヤーマンの奴が、お前の情報を調べて弟のスーラに話したかも知れない、、
異世界から来た者だと、、、、、、
賢者レベルの魔法使いならその者の魔力波動、、気、、、それを探して転移魔法で探せる、、例え異世界であっても、、」
拓実は驚いた、、、
「えっ、、そんな事も出来るの、、、、、
そのスーラと言う奴はそんな凄い魔法使いなのか、、、」
「異世界転移魔法は高レベルの魔法だもの
普通の魔法使いでは使えないわ」
「そうだ、ワシぐらいの高レベルの魔法使いじゃないと無理だぞ」
「とにかく、とりあえず会議室で話しましょう、、みんな、待っているわ」
ミールの案内で、拓実達は、会議室に着いた、、、
会議室には、王様、マリン王女、シン王子、各大臣、魔法使い達が全員揃っていた、、、、
拓実を見ると、王様が頭を下げた
「タクミ殿、、又この世界の事で迷惑を掛けたな、、すまない、、」
「タクミ、、、ごめんね、、」
マリンも珍しく、真剣な顔をした
拓実は、少し、冷静になった、、、
「、、、美幸さえ無事ならいい、、、」
みんなで、今後の事を話し合った
拓実は疑問に思いウオーカに聞いた
「ウオーカ、あの魔法秘伝書はみんなには見えないのだろう、、、何で欲しがるの」
「あれに、ワシや拓実が、、誰でも見えると、書き込めば、見えるようになるぞ」
「レベルとか、適性とかは別だけどな、見えても、魔法が、発動するかは本人次第だ、」
「えっ、じゃあ俺が、俺達の世界で魔法が使えると書いたら使えるの」
「それは無理じゃなワシがもう、使えないと書いたからな一度書いたら、直せないからな、、残念だけど、、、」
「えっ、、、やっぱり、そうか」
多摩美もウオーカに詰めより、、
「、ウオーカ、、、私たち頼んでないけど」
「そうよ、叔父様、、タマミ達まで何で向こうの世界で魔法が使えなくなったの」
マリンも聞いた、、、
ウオーカは困った顔で、、言い訳をした
「それは、後からお前達も書き加えたからな、、酔っていたし、記憶にないぞ」
「お前達も、拓実と同じだと思ったから良いだろう、、、」
「全然違うよ、、もう、、いやだ、、、」
「師匠、、勘弁してよ、、、」
するとシンが、、、
「拓実さん、、俺が以前、ヤーマンに操られた時、、魔法の効果が何度かきれかかって、少しだけ記憶があるんだ、、ヤーマンとスーラが話しをしていたんだ、、魔法秘伝書の事、、、異世界から来た拓実さん達の事、、禁断の魔法書の事全部話していたよ、、拓実さん達の名前も知っていたみたいだ、、」
するとマリンが、、
「もう、、シン、、何で言わなかったの」
「ごめん、マリン、今回の事と関わっているかなと今、気ずいたんだ」
ウオーカは納得した、、、
「そうか、、始めから、拓実の弱点を狙ったんだ、、拓実、お前といた美幸さんを人質にすれば、魔法秘伝書を簡単に渡すと思って、、」
「そんな事で、美幸を、、、、ウオーカ、、スーラは魔法秘伝書を何に使うんだ、、、そのスプラッシュ王国も関わっているのか、、」
「それは、わからない、、魔法秘伝書を使って、、この魔法の世界を支配するつもりか」
すると、シンが、、、
「ウオーカさん、、ヤーマンが最後に封印された後、、ヤーマンの住みかから、禁断の魔法書も消えていたけど、、、、、
それもスーラが持っているかもしれないよ」
ウオーカは険しい顔をした、、、
「まずいな、、、禁断の魔法書と魔法秘伝書が奴の手に渡ると、、本当にこの世界を支配してしまうかもな、、、」
その後も、、美幸の救出の件など話しは続いた、、、
囚われた美幸は、、、
その頃スプラッシュ王国では
スプラッシュ王国、王宮地下の監獄、、、
檻の様な所に閉じ込められた美幸は、意識を取り戻したが戸惑った、、、
「えっ、、ここはどこなの、、これは檻の様な、、、部屋なの、、わからない、、」
すると遠くの方で椅子に座った、見た事がない格好の男の姿が見えた、、、
「えっ、、あれは、日本人では無いわ、、、
言葉は通じるかしら」
美幸は状況がわからず、とりあえず言葉が通じるか声をかけた、、
「あの~すみません、ここはどこですか、私、、死んだの、あの~拓実さんは、、」
監守が美幸の檻の前に立つと、、、
「おい、、女、うるさいぞ、、、」
「、、、、あっ、、言葉はわかるわ、、」
監守は、元の場所に戻り椅子に座った
すると、監獄の扉が開いてきれいな女性が入って来た、、、
女性の顔を見た監守は驚き、、
「あっ、王女さま、、どうしましたこんな所に、、、」
「あの、この方と、お話をして良いですか」
「どうぞ、どうぞ、、、」
監守はそう言うと、、、他の牢獄を見回りに行った
王女は美幸の檻の前に立つと、、、
「あの~、大丈夫ですか、、、」
「えっ、、、あなたは誰ですか」
美幸は王女の顔を見た、、、
王女は申し訳なさそうに話した、、、
「私はアイラといいます、ごめんなさい、、こんな所に閉じ込めて、、本当にごめんなさい、何てひどい事を、、、、」
「ここはどこですか、、、」
「この国はスプラッシュ王国といいます」
「えっ、、聞いた事のない国だわ、、」
「あの~、私はどうしてこんな所にいるのですか、、、」
「あなたはスーラに連れて来られたみたいよ
、、詳しい事はまだ、わからないわ、、、、私も今日着いたばかりだから、、」
「あの~、私は、ここから出れないのかしら、、」
「結界がかかっていて、私では何もできない、、、たぶんあなたの大事な人がかならず助けにくるはずです、、」
そう言うと、王女は涙を浮かべた、、、
美幸はアイラ王女の言葉に反応して、、
「拓実さんの事ですか」
「ええ、たしかあの魔法使いがお父様にタクミと言っていたわ、、」
「この牢獄は魔法が掛けられていて私の魔力ではどうすることもできないわ、あなたを逃がす事も、、、」
「えっ、、魔法、、魔法ですか、、この世界は、私達の世界じゃないの、、、私はどこにいるの、、、拓実さんもこの世界にいるの、、、わからない、、、」
美幸は訳がわからなかった、、
アイラは美幸に、やさしく話した、、
「本当にごめんなさい、、私に出来る事があったら言って下さいね」、
「解放出来る様になるまで毎日会いに来ますから、、許してください」
「夢、、、夢なの、、現実なの、、拓実さん助けて、、、」
美幸は呆然として、何も考えられなかった
アイラ王女は去ってしまったが、美幸はまだ
今の状況が、理解できなかった
ウィザード王国、、、
王宮の中の部屋で、、、
拓実は、魔法秘伝書を読み返した、、、、、今の拓実には魔法秘伝書は全部見えた、、、何か役にたちそうな魔法がないかと、、
試してみたい魔法がかなりあったが、、、
「最初の頃に比べると、、全然、レベルが上がったと思う、、魔法をいくら使っても、
魔力が無くなる事もない、、俺、どうなっているんだ、、、もう、光世魔法も使える、、ウオーカが、更にその上、神聖魔法、天界魔法があると言っていたけど、、魔法秘伝書には載っていないぞ、、」
「ウオーカが魔法は、属性があって、魔力量があっても中には発動しない場合もあると言っていたな」
でも、試してみる価値はあると思った、、、
拓実は、、美幸を助けるために、全ての魔法を使えるか試してみたくて、西の森に瞬間移動した、、
西の森に立つと、周りに人の気配がないか
探索魔法で確認した、、、
拓実は大きく息を吸うと、、、
「さて、人の気配はない、、、ここなら誰にも邪魔されないぞ、、」
拓実は、魔法秘伝書で見た、魔法を色々
試してみた、全部の魔法が、発動した
拓実は不思議に思えた、、、
「えっ、全ての属性の魔法が、使えるの」
「それに、全然疲れない、確か使うほど
魔力が失くなり、体が疲れると」
「そう言えば、戦いの間、魔力が失くなった
事はなかった、俺の体どうなったの、、確か高レベルの魔法ほど、魔力が失くなるとも
ウオーカが言っていた、、、」
「瞬間移動の魔法などは、かなり魔力を使うらしいが、全然疲れない」
それから、召還魔法も幾つかやってみた、やはり全て召還できた、、、
「ただ召還魔法は術者のレベルで召還された物もレベルが違うとウオーカが言ってたな」
「俺のレベルがどの程度か分からないし、それにやはりおかしい、ウオーカが召還魔法は
ひとつでも出来たら凄いと言っていたぞ」
確認したい、全ての魔法が発動できたので
拓実は瞬間移動で王宮に戻った
王宮会議室ではウオーカ達が美幸の救出の事でまだ、話し合っていた、拓実は申し訳ない気持ちになった、、、、
「俺が、ミールとやった入れ替わる魔法は
本人が見えなければ、出来ないし、派手な召還魔法を使うと、美幸も巻き込む恐れがある、、今の俺なら、、全力でやれば国のひとつくらい、破壊出来るけど、、スプラッシュ王国の全ての人々が悪い訳ではない、、」
「出来るだけ干渉しないで、、どうしたら、美幸を無事に助けられるのかわからない、」
多摩美が、カズトに小さな声で呟いた
「カズト、、私達でこっそり、忍びこもうよ、色んな魔法を使って、、」
「そうだよな、、魔法もたくさん覚えたし、、レベルだって上がったし、、」
それを聞いた拓実は思った、、
「やめてくれ、これ以上人質をとられると、打つ手がない」
拓実は、ひとつ試してみたい、魔法があった
上手くいけば、美幸を助ける事ができるかも
ウオーカにそれを話し、内密にスプラッシュ王国に連れて行ってくれと頼んだ、、
「そうだな、、スプラッシュ王国にはまだ行った事がないから、瞬間移動は使えないし、、、まあ、、転移魔法はかなり魔力を使うからな、念のため魔力は温存しないと、、馬車で行くか、、、」
拓実は思ったけど言わなかった
「へえ、、、そうなの、、おかしいな、、
俺は、行った事がない、場所でも、遠くの場所でも行けるけど、、それに、魔力なんか全然減らないし、、、まあ、いいか、、」
ウオーカはカズトと、多摩美に声をかけた
「カズト、、多摩美、、行くぞ」
「えっ、、ウオーカ、、どこに、行くの、」
「師匠、、どこに、、」
「バカ、、みんなに内緒だ、、騒がれて情報が漏れてはいけない、、行くぞ」
「、、はい、、」
「ねえ、、カズト、どこに行くの、、、」
「わからないよ、、、」
拓実達は、その日の内に馬車でスプラッシュ王国に向かった
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