裏話#7


 #7 設定集2

 

 その1 フローラについて

第3話に登場したリリアの姉であるフローラ。彼女は現在のレイナード伯爵家の当主を務めており、領地に留まって毎日頑張って仕事をしております。

彼女は守護騎士であるルディアと同じく風の力を宿しています。騎士では無いので魔法剣は使いませんが、優れた風魔法の使い手であり、更には風から真実を“聴く”能力を有しています。

風から真実を聴く能力を持つ人間は極めて稀で、この能力で相手の嘘を見破る事が出来ます。

フローラは何れ、再登場させたいと思っています。



 その2 作中世界の通貨

……そういえば、作中でお金の描写って全然書いてませんね。今更ながら、気付きました(;´・ω・)。

ファンタジー世界でお馴染みの金貨、銀貨、銅貨を使ってるイメージでしょうか?

現実世界の日本円で換算すると――金貨=10000円、銀貨=1000円、銅貨=100円といった感じですかね。500円玉、50円玉、10円玉、5円玉、1円玉についてはスルーで(汗)。



 その3 クロービス兄妹の魔法剣の柄

ルディアの兄であるグレイブは、王立学園騎士科を卒業しています。が、騎士だった父が戦死した際に援助してくれたブレイズフィール家への恩を返す為に、ロゼの護衛を務めています。

グレイブが使用している魔法剣の柄は彼の先祖であり、ディゼルの親友だったジャレットが使っていた物です。

閑話10にて、ジャレットとアメリーは守護騎士になっています。ふたりはこの時にそれぞれの属性に対応した魔法鉱石を賜っており、ジャレットは地魔石、アメリーは風魔石でそれぞれの魔法剣の柄を作製。

ジャレットとアメリーは後に結婚した為、ふたりの使っていた魔法剣の柄はクロービス家の家宝として受け継がれていく事に。

ルディアの魔法剣の柄はアメリーが使っていた物で、守護騎士に任命される前から魔法剣の鍛錬に使用していました。



 その4 聖王エルド

聖王国の現聖王エルド・リュミエール・ディアス。彼はグラン隊長とアストリア陛下の子孫です。

髪と瞳は聖王家の特徴である白金で、顔立ちはグラン隊長によく似ています。グラン隊長が年齢を重ねて、髭を生やしたみたいな感じです。

祖先と同じく光の魔法剣“光剣”の使い手で、現在の守護騎士隊長ダインと互角に渡り合えるほどの剣腕の持ち主。使用する魔法剣の柄は、グラン隊長が使っていた物を受け継いでいます。

彼がディゼルを天の騎士本人である事を見抜いたのは、彼の中に流れるグラン隊長の血によるものでしょうか……。

ちなみに奥方である王妃様には尻に敷かれております(笑)。



 その5 アークライト記念館

本編第8話で、ディゼルの生家であるアークライト邸が現代では記念館として残されている事が判明しました。ディゼルが居なくなり、娘達も全員が他家に嫁いだ事もあって、ウェインは自身の死後は屋敷を他者に譲渡、あるいは取り壊しの旨を聖王となったグラン隊長に進言しました。

グラン隊長は、騎士の名家として聖王国の為に剣を振るってきたアークライト家の功績を廃れさせたくない想いから、記念館として残す事を選択しました。



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