第255話初戦は
試験を受けることになり俺達はザックさんの案内の元、闘技場の裏にある少し広めの闘技会場に向かった。
「さて今回の登録は3人全員ということでいいんだな?改めていうが闘士になるということは怪我などしても本人の責任になる。場合によっては死ぬこと当然ある、それでも登録するんだな?」
「もちろんだ、こちらもとある事情で結果を出さなければならないのでそのくらいの覚悟は持っている」
「ふん、闘士になるやつには大なり小なり色々理由を持ったやつがいる。理由は聞くつもりもない、俺は無駄に怪我をしたり死ぬようなやつを増やしたく無いだけだから実力があるようなら何も言わないさ」
「なら認めてもらえるように頑張るとするよ」
「闘士というのは肉弾戦だけでなく武器にもちろん魔法を含めたいわゆるなんでもありの格闘家になるんだがお前らはどうなんだ?」
「戦闘スタイルってことになると俺は、オールラウンダーってことになるだろうな、肉弾戦はもちろん武器も使うし魔法だって使う。彼女達は逆に魔法をメインに使うタイプと肉弾戦メインになる。
「なるほど、それぞれ自分のスタイルはあるわけだな。だが今回の試験では肉弾戦をメインにやってもらう。最低限戦う実力が無ければ登録したところでやられるのが見えているからな。もちろんかまわないよな?」
ザックは意地の悪い顔をしながらこちらをみてくる。ザックとしては自分のスタイル以外の戦闘となれば諦めて帰るだろうという思いがあったのかもしれないが、もちろん俺たちは接近戦対策も考えているので肉弾戦になっても問題ない。
「……は〜たくっこれだけ言っても無駄か、まっこれで引くようじゃ闘士としてやっていけないだろうがな。それでどいつからやるつもりだ?」
「それでは初めは私からでよろしいですか?ちょうど私のスタイルが肉弾戦ですし」
「俺は誰だってかまわないぞ、準備が出来次第上がってこい」
「それではナイト様お先に失礼しますね、ぜひ今の私をみてください。以前より更に強くなった所をお見せしますから」
そういえば以前ティナにはひと泡吹かせられているんだよな。あれから更に強くなってるだろうし、試験自体は問題無いだろうが
さて、一番手になったことですしナイト様に良いとこをお見せして差し上げないとですね。それにこのザックさんって方は心配性みたいですから、全くもって問題無いことをしめしてさしあげないと
「試験だから傷つけるようなことはあまりしないつもりだが、実力はしっかり見せてもらうぞ」
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