第226話王家公認
「なんじゃナイトよ、娘のティナにコテンパンにやられた余を笑いにきたか?」
うわ〜めっちゃいじけて扱いづらい感じになってるじゃん
「笑いにきたなんてことはないですから安心してください。それにティナは我が家ではナンバー2の実力ですから」
「ちなみに一位はどいつなんじゃ?あのティナに勝ったのじゃろ」
「現在の一位はディスですね、なかなかの接戦だったらしいですよ」
「そうか、ティナより上がいるなら余もまだ強くなる余地はありそうだな」
「今来たのはティナも知らない娯楽を紹介しようと思ったのです。これはどちらかというと軍を知っているものにオススメする娯楽です」
「ほーティナも知らぬとはいったいどのようなものだ?」
俺はさっそく国王の為に作った将棋を目の前にだした
「こちらは将棋というもので本来は駒に文字を用いて遊ぶのですが、今回は特別仕様で駒は兵士をデザインに取り入れて人形風にしてあります」
「これはまた面白いものをもってきたな、どのようにやるんじゃ?」
基礎的な動かし方を教えながら駒の紹介もしていく
「この駒がよいな、まるで戦場に立つ将軍の気分を味わえる」
「そうですね、本来は文字を用いてシンプルな駒にするんですがこちらは、国王様用に特別に用意させてもらいました」
「ほー特別とはやはり良いものだな、どれやり方もわかってきたし、ボーナスよ余と勝負せい初めて同士ならよい勝負が出来るであろう」
「私のようなものがよろしいのでしょうか?」
「よいよい、それにこれもオセロのように売り出す予定なのだろう?王家公認の娯楽品として販売することを許可する、オセロの面白さは実感したから次はこの将棋の楽しさを実感してみようではないか」
「それでは、私も宣伝出来るようにやり方から面白さをしっかりと体感してたくさんの方に伝えましょう」
そこからは一手ずつ手探りで打ちながら、お互い楽しみながら打ちすすめて、一回目は国王の勝ちとなった。
「なかなか面白い物ではないかこれは、オセロも頭は使うがこれは更に色々考えて打たねばならんな。それに軍に向いているというのもよく分かるな、攻めや守りを工夫する必要もあり面白いではないか」
良かった、オセロもだが将棋も気に入ってくれた上に王家公認まで言ってもらえた。これでなんの憂いも無く色々なとこで売り出すことが出来そうだ。
「ナイトよ、オセロと将棋は今すぐならどのくらい持っておる?ある分だけ買い取ってやろう。買い取った物はすぐに余が宣伝してやろうではないか」
国王自ら宣伝とはすごいことになりそうだな。こちらとしては嬉しいかぎりだが。
「オセロと将棋ですが、国王様用に渡した特別品と違い普通の駒になりますが両方10セットあります」
「ならそれは余自らいただき宣伝してやろう。値段については担当のものを呼ぶので話し合って決めてくれ。どれ、ボーナスよもう一戦やろうではないか、それとオセロも余がお主に教えてやろう」
あ〜ボーナスさんが捕まってしまったか、ティナは娘だから怒ったりも出来たがボーナスさんじゃ無理だろうな。国王が納得するまで付き合わされる未来に合掌する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます