第174話予想外の一手
高台の木の陰から下を気配を消しながら用心深く観察する。始まってすぐだけあってまだ敵の気配は感じないが、油断は禁物だ。
「偵察部隊が高台から降りて近くの木に登り周りを観察しているな。上手いな、あの枝がおおいしげるなかに姿を隠して気配を消したらすぐにばれることはないだろう。
それに、あの位置は高台から降りているから敵がくれば、登っている間に後ろから狙うことも出来る。偵察部隊に動きがあるまで俺も待機かな」
「こちら異常なし、周りに気配はありません。どうやら奴らは陣地に高台を選んだようです。さて、どうしますか?」
「高台か、厄介だな。登るのに意識すれば後ろからの不意打ちもあり得るし。どうせならいっそのこと全員で攻めてみるか?」
「全員で攻めるか、それも悪くないかもな。初戦だし、一気に攻めればあっちの混乱を誘えるかもしれないしな。だが念の為に一つだけいいか?」
「おい、あっちに動きがあったぞ、奴らはまっすぐこの高台を狙ってるみたいだ。どうやら、こっちに陣地があると読んでみたいだな。しかも、あいつ等総動員でまっすぐこっちにむかってきてやがる」
まさか、いきなりの総攻撃だなんてあっちはなにかんがえているんだ?普通こういう時は様子見するのが基本なんじゃないのか?いやでもこっちの混乱を狙うなら悪くない手なのかもしれないが、もしくはなにも考えてないバカなのか。だが今はこちらも動かなければ不利になるだけだな。
「どうやら、あっちは一気にこちらを攻めてくるようだ、偵察部隊も攻撃に回ってくれないか?この状況で偵察とか言ってら・・・いや1割だけ引き続き偵察を続けてほしい。勘だけど全くなにも考えず総攻撃してくるとは考えにくい」
「こちらも、この攻撃であっちが勝てる気でいるとは考えにくい、偵察部隊は残したほうがいいだろう」
俺と同じ考えを持っている人がいて良かった。それじゃー偵察部隊は任せて俺も動こう
今回のチーム分けでは俺を入れて40名だから、20名ずつだ、その中で本当に全員が向かってきているのか?これだけ一気にきたら全員の数を把握するのは厳しいし、範囲が広すぎる。しっかりみんなと連絡を取り合わないと見逃し一つで負けとかもあるかもしれないからな。
「まずは、一人目だ。まさかいきなりこんな人数で来るとは驚いたよ。いったいどこのどいつがこんな作戦をかんがえたんだよ」
「さーな、だがこの攻撃をやったお陰でそちらは混乱に陥ったようだな、それだけでもやった価値があるってもんだ。それに、あんたとは1度戦ってみたかったしな。あんたの実力見せてくれよ」
ただいまカクヨムコンにラブコメと異世界ファンタジーで参加しています。初めての参加ですが、次へのモチベーションなどを上げるために少しでも順位を上げたいのでフォローや面白いと思えたら星やレビューを少しでもいただけたら歓喜のダンスを踊って次の話も頑張れます。皆様の応援お願いします。最近調べたら下の下でまだまだ稚拙な作品だなと理解しつつ諦めず書いてやろうと奮起しております。知り合いの方が書籍化など羨ましい努力の結果が出ているので負けていられません。皆様の協力お願いします。こんなふうにしたほうがいいとかあればぜひ参考にします。
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