第141話ゲットだぜ
火柱を警戒しているのかウルフ達は動きを止めてこちらを警戒している。こちらも、警戒しながら周りを見る、先程倒した六匹にはこれだというのは感じないな。
やはりコイツラのボス、あるいは他の群れを探したほうが。ウォーン オ〜ンとウルフが、遠吠えをする。すると奥の方から体に深い傷をおいながら、しかし堂々とした威勢でこちらを睨んでくるウルフがいた。
深い傷が見えたがあれは今の傷ではなく古傷のようだ。どうやらこいつがこの群れのボスのようだ。なかなか迫力がある。これならテイムして、味方になった時は頼もしいな。よし、決めた。テイムの目的はこのボスウルフにしよう。
テイムを成功させるには相手に自分を認めさせる必要がある。だがコイツ自身今ここにいる他のウルフに己自身を認めさせボスになったのだから簡単にはいかないであろう。
さて、どうしたものか、悩んでいるとボスウルフが、ディスの方をジット見つめていた。んっどうしたんだ?なんかディスに、あったのかとこちらも様子を見ていたら、ディスの目の前まで、きたかと思いきやお腹を上にして服從のポーズをするではないか。
おーい、ちょっとまてまてさっきまでの勇ましい姿はどこに行ったんだ?なぜディスを見た途端そんな態度になるんだ?
「ディス、このウルフとなんかあったのか?でなければこんな態度おかしいだろ?」
「うーんウルフに知り合いはいないはずなのですよー。あっ待ってくださいです、もしかしたら」
どうやらディスもこのウルフとの出会いで思い出したことがあるようだ。
「以前ドボスおじちゃんと近くに来た時、傷ついたウルフの子供がいて助けたことがあったです。その時本来なら子供でも倒すべきだったんでしょうがあまりに弱々しくこちらに敵対する様子も確認できなかったので助けたのです。その時弱ってるウルフを襲ってくるモンスターをドボスおじちゃんが倒して素材を狩っていたと記憶しているです」
絶対原因はそれだろう。それしか考えつかないんだが、怪我の治療だけでなく襲い来るモンスターの襲撃から身を守った人間に再び会えたのだから、服從してしまうほど強い記憶にのこっているのだろう。
「あ〜言葉を、理解できるかわからないがもし、テイムを受けてくれたらディスと一緒にいることが出来るぞ。それにお前の仲間にも手は出さない、そちらから手を出したら話は別だがな、敵になるなら殺すだけだ。どうだ、仲間にならないか?」
[ウルフが、仲間になりたそうにこちらを見ている仲間にしますか? YES・NO]
もちろんYESだ。[ウルフが仲間になりました]
よし、ウルフゲットだぜ。しかも仲間も、一緒にだからラッキーだったな。これで、モフモフ帝国に一歩前進だ。
ただいまカクヨムコンにラブコメと異世界ファンタジーで参加しています。初めての参加ですが、次へのモチベーションなどを上げるために少しでも順位を上げたいのでフォローや面白いと思えたら星やレビューを少しでもいただけたら歓喜のダンスを踊って次の話も頑張れます。皆様の応援お願いします
https://kakuyomu.jp/works/16817330663200483402
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