第131話充分多機能だから
「どっどうでしたか?なにか不具合などありませんでしたか?」ディスがさっそく今日の成果を確認にくる。
「そうだな、武器に関しては大きな問題は無かったと思う。一階層での試し切りをしてきたんだが、出てきたのがゾンビで数だけはいくら倒しても湧いて出てきたから試し切りには最適だったよ。魔力で作った刃だからか切れ味が落ちることなく、とにかくどんどん斬っていく事が、出来たんだ。問題は、弓の威力だな。試しにと思い切り魔力を込めて放ったら半径5メートルのクレーターをつくり、ゾンビの群れは、魔力の衝撃波で肉片も残らないほど吹き飛んだんだ。これをもし、仲間のとこに間違って打ち込んださい、どれだけ被害が出てしまうのかと不安になってしまった。弓の威力だけもう少し改良出来ないか頑張ってくれないか?」
「ナイト様おまかせください、しっかり調整してナイト様が扱いやすい最高の武器に仕上げてみせますので少々お待ちくださいね。」
「頼りにしてるよディス、まさか威力が強すぎて調整してと、頼むとはオレ自身予想外の出来事でさ効果は抜群だったから期待以上の性能だったよ」ディスは、効果抜群だったと聞いて喜んでいた。さっそく武器を受け取り弓の調整に入るようだ。
「今回は一階層だけで様子を見たが、ある程度深く潜っても行けると思う。あとは、もう一度しっかり用意をしてからみんなでダンジョンに、潜ってみよう。」
「あっマリアさん、マリアさんにも専用の杖を用意させてもらいました。ナイト様ほど多機能では無いのですか、攻撃としては属性魔法の魔力砲を出すことが出来ます。他に威力は低いですが回復魔法を使うことが出来ます。」いや、充分多機能だと思うんですけど、複数の属性に回復魔法が使えるなんて、また凄いものを作り上げたな。これで、マリアは攻撃から回復まで使えるようになったな。
「あの、ナイト様私専用の武器をいただけたのは嬉しいのですが、先程のナイト様の弓を見たあとだと、私もやらかしたりしませんかね?」マリアもさすがにあの威力を目にしたあとでは、気が引くのはしかたないが
「弓の件はあくまで最大威力を試しただけだから、マリアが使う時は魔力を最低限から使って徐々に威力をあげて慣れていくのが一番だろうね。」
「そうですね、この力があればナイト様の役に立てるのは間違いないですから、私必ず使いこなして見せますね。」うん、マリアも頼もしくなってくれたな。きっとこれから一人では厳しい事が、増えるはずだ。マリアと一緒に強くなれたら乗り越えられるだろう
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