第115話だから、言ったんです

今回手に入れたのはスキルは(あやつり人形)、(斧術)、(罠感知)、(鍵外し)、(遠見)、(闘志)(魔力増強)(気配察知)、(気配遮断)

(隠蔽)、(採掘)、(急襲)といったところだ。戦闘系のがあまり無いのが残念だが冒険するにあたってなら、なかなか有能なスキルだと思う。 

 盗賊たちも、縛り上げてあとは、この国の衛兵に引き渡せば今回の任務は終了だ。これで、俺達も採掘をゆっくりすることが、出来る。ミスリル以外にも色々鉱石はあるだろうし、どんどん集めてみよう。ひとまず、この盗賊たちは邪魔だから、衛兵さんを、呼んで馬車を用意してもらおうかな。


監視にヴィオラとシルキーを残しておく。ヴィオラには、盗賊が抵抗した場合に限りだが、好きな薬品テストに抵抗者を使っていいと伝える。シルキーには、ヴィオラが作る薬品がどんなものかを盗賊に、伝えるようにしてもらう。正直ヴィオラの作る薬品は、俺でも引くような効果があるものが多数存在する。なるべく戻るまでに被害者が出ないことを願うばかりだ。


俺達が街に向かって少し進むと、今から呼びに行こうと思っていた衛兵たちが、馬車と供にこちらに向かっていた。

 衛兵の一人に事情を聞くと、ドボスがディスからここに、向かうと聞いた際、念の為に助っ人と盗賊の護送として衛兵を用意していてくれたそうだ。

 遅れてきたのは、団体で動くと盗賊にこちらの動きがバレてしまい迷惑になる可能性を考えたゆえのことらしい。


ドボスのお陰で、こちらから迎えに行く必要はなくなったようだ。馬車も一緒だから、これに盗賊を詰め込んで俺達は、ゆっくり帰ろう。採掘は、次に来てからでいいだろう。これからは、自由に来れることだし


「おーい 馬車連れてきたぞ、ドボスさんが用意してくれたみたいですぐそこまできてたんだ」みんながいるとこに近づいて行くとだんだん悲鳴が聞こえてくる。


「たっ頼む助けてくれ。もうあんたらには抵抗しないと俺も、他のみんなにも誓わせるから頼む。俺達はまだここで死にたくねーよ」


「だから、私は言ったじゃありませんか。絶対にヴィオラさんを怒らせていけないと。私達でも、ヴィオラさんが作る薬品について理解できてるのはほんの一部だけなんです。それなのにあなた達は、自業自得です。命があるだけ良かったとおもってください」


あ〜あの盗賊達こっちを甘くみてやらかしやがったな。ある意味一番危険なのはそこのヴィオラなのに、でも反省する意味では一番効果があっただろう。さっさっさと帰ってゆっくりしよう

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