第97話いざドワーフの国へ

ようやくこちらの準備も整い出発の日になった。ヴィオラには、徹底して薬品と酒が混ざらないようにしつつ度数の高い酒を、10本用意してもらった。ここぞという時に出して交渉の時などは、こちらに有利にしたい。


マリアとシルキーには、一緒にさらなる情報を集めてもらいドワーフの国への道のりもバッチリだ。


ティナは、名代としての役割があるので、今日まで色々、王や宰相からの指導がありクタクタになっていたが、ついに開放されることもありニコニコしていて機嫌が非常に良かった。


ドワーフ王国には、こちらからも色々献上するものがあるのでアイテムボックスに持ち込んである。その中には、ヴィオラが作った酒も含まれている。ここで気に入ってもらえたら評判も上がり、俺たちの名前を知ってもらうことが出来るだろう。


「ナイト様、今回のドワーフ国への式典などの護衛よろしくお願いします。私も、ドワーフ国にいくのは、初めての事ゆえ迷惑をかけてしまうこともあるかもしれませんが。」


「なに言ってるんだよ、俺たちも行くのははじめてだから、こちらこそよろしく頼むよ。」


今回の旅では、俺達以外に、補給部隊からボーナスさんを含む選ばれたメンバーが五人、王から選ばれた騎士も五人が付いてくる。


補給部隊は、俺たちの旅での野営を経験しているが、騎士の五人は話を聞いていても、体験するのははじめてだし、やはり変な顔をされてしまうのだろうか?

俺にとっては快適を求めた結果なんだが、まー快適な環境での野営に対しての文句は出ないだろうから大丈夫だろう。


「さーみんな今から向かうのは鍛冶の国ドワーフ国だ。今回の旅では、王直属の騎士の五名も参加だ。初めてのことがたくさんあるだろうが俺たちなら乗り切ることが出来るだろう。ドワーフ国で、新たな知識を得てさらなる発展と新しい世界を見せることをここに誓う。さー出発だ」


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