第68話 報連相大事

「は〜お前ら3人はどうしてこうなんだ?まったく」メルヴィスを除いたアリア、ティナ、ユミルにしっかりお仕置きをしてため息をつく。


「「ごべんなざい」」と涙をすすりながら、謝る三人を見て、ちょっとやりすぎたかなと思ったが、俺も馬車から落とされて痛かったんだしお互い様だ。


「これからは、報連相をしっかり頼むな 一応ティナの近衛兵として動くんだからな。」報連相?ってなんですかって顔をされる。おい、ティナせめてお前は分かれよ、王族なんだから大事だろ。


「報連相っていうのはだな、報告 連絡 相談の3つを一つにした言葉だ。お前ら3人は相談したことをせめてメルヴィスに伝えるべきだったな。メルヴィスに伝えるのが連絡 そうすればメルヴィスが俺に事情を報告 これで、みんなに伝わるはずがつい忘れてで誘拐犯扱いだぞ 他になにか、方法だってあったかもしれないのに まっ終わったことだ これからは、気をつけてくれよ」話をいったん終わり、俺は王様からいただいた指輪をメルヴィスとアリアに渡す。


「この指輪は、魔道具になっていてつけると姿を変えてくれるらしい。誘拐犯が王城をうろつくわけには行かないから王様の配慮だ。ありがたく使わせてもらおう」指輪をさっそくはめる。


ん?特に変わった感じはしないが大丈夫か?不良品とかじゃないのか?


「レイ様大丈夫です 効果は、ちゃんと出ています。指輪の効果で姿を変えていると認識しあったもの同士には本来の姿がわかるようになっていますので、こちらの姿見を使ってください。こちらにはしっかり効果でているのがわかります」よかった。不良品じゃなくて、不良品なら王様のとこに苦情いいに行くとこだぞ。

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