第63話冤罪だ 俺は、誘拐なんかしていない
あれから、何事もなくは、ないが無事王都が見えるとこまで来れた。初めての旅にしては、上出来では無いだろうか?
まー野宿の時にすれ違う他の旅人に、アイテムボックスから出る家を見られるたびに変な目で見られはしたが、安全第一だし気にしないことにした。
それ以外にも小遣い稼ぎに、縦長の小さな小屋を作りシャワーなどを旅人に提供したり、安全なところでは露天風呂もどきを作り稼いだりした。
俺達は、これから王都に入りティナを送り届けティナの元で、軍の訓練に混ぜてもらうことになる。
アリアにも、女の子なのに悪いが魔法訓練をメインに強くなってもらうつもりだ。この先、冒険するなら自衛出来る力をもつに越したことはない。
明日には王都に着くとこまで、来たので、最後の野宿をする。俺以外の女性陣は、最後の女子会をするらしい。ティナも、城に戻れば王に色々報告がいるから、しばらくはバタついてこちらの相手も厳しくなるらしいからゆっくり話をするんだとアリアが教えてくれた。
ついに王都まで来たな。ここで、まずは基礎を固めながらモンスターの討伐でスキルを集め、合成し強力なスキルを作り出していくのが、第一の目標だな。ついでという訳では無いがティナの依頼もしっかりこなしながら悪党からスキルをガンガン頂こう 軍の人には申し訳ないが悪党には遠慮なしでスキルを奪うことが出来る。
まずは、王都に入る前に検問所でティナの帰りを知らせてやらないとな。王城にもすぐ連絡がいくだろう。
検問所では、王都に入る為にたくさんの人や馬車が列をなしていた。ここで、姫がいるから先に通してくれと言ったら騒ぎになるのが目に見えている。今は、大人しく待っていよう。
それに、朝方まで話していたのかメルヴィス以外の三人はぐっすり後ろで、寝ている。
姫は一人だけのはずなんだがまるで眠り姫の三姉妹だな。
ようやく順番になり警備の人間に姫を護衛して連れてきたと言おうと思ったら、荷物を調べに入った警備兵にそいつを取り押さえろーと叫ばれる。
王都に、着いたと完全に気が緩んでいたため、初動が遅れ馬車から落とされ数人が上に乗り抵抗も出来ず取り押さえられる。
「離せ、なんか誤解しているようだが俺達は、ある方を護衛して今日王都に、着いたんだ。」
「黙れ小僧が、護衛だと?貴様のようなガキに出来るものか!!しかも、こちらに、おわすのは我が王国の第3王女ではないか、先日から行方不明になっており探していたのだ。貴様が誘拐したのだろう。いや、貴様のようなガキに誘拐は無理だな、なら他に中間がいるな。ほら、図星だろ何が目的だ。正直に言えば王も罪を軽くするかもしれないぞ。」だめだ、この兵士なんかへんな正義感で人の話を聞くつもりはないみたいだ。こんな時は仕方ない。下手な抵抗をせず王城に連れて行ってもらおう。
ティナのやつ目が覚めたら覚えてろよ。
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