第58話 強くなりたい
キンググリズリーの戦いから、3日経過したがレイ様は、寝たままだ。戦闘が終了したあと、みんなでレイ様に駆け寄り無事か確認する。
「障害を排除完了 ユニークスキルの強制覚醒終了します。スキルホルダーの仲間たちよしばらくこの者は眠りに落ちます。
スキルも強制覚醒の影響でしばらく使えませんが最適化した後再び使えるようになります。
スキルホルダーに更なる強さを求めたくばスキルをより食らい強くなりなさい。さすればまた会うこともあるでしょうと伝えなさい」との言葉を残したあと完全に沈黙した。
メルヴィスさんの考えでは、レイ様の持つというユニークスキルには、自我があるのかもしれないと、それ故にスキルとして認識出来ず見えないのかもしれない 理解できない物はわからないのだから。
とにかく戦いは終わり、レイ様の傷も痕は残ったが完治はした。あとは、目覚めてもらうばかりです。
更に3日経ちお昼になる頃レイの目がうっすらと開き始めた。
みんなで集まり食事を食べようと部屋に集まるとレイの目覚めに気付く。
「レイ様大丈夫ですか?体に痛いとこはございませんか?」
「大丈夫 あの、キンググリズリーはどうなった?途中から意識が」
あのあと、なにがあったのかメルヴィスからきいた。アリアは焼いてごめんなさいと泣きぐずってティナは傷を治せなくてごめんなさいと謝ってばかりで会話にならなかった。
あのあと、俺の中のユニークスキルが目覚め、なんか色々やってキンググリズリーを倒したらしい。
それに伴い、ユニークスキルがしばらく使えないらしいが、いずれ使えるようになるらしい。
それに、正直今は体がまともに動かない。首から下が全然動いてくれない。キンググリズリーとの戦いの反動なのだろうな。
「は〜 今はしっかり休んで体を動かせるようにしないとな。どのくらい寝たかは知らないがとにかく腹が減っちゃったよ。スープとかなんかもらえないかな?」
しかし、自我を持つユニークスキルか、助けられてしまったな。いつかもっと強くなって話す機会が、あれば今回のことを謝らないとな 俺が弱いからこんなことになったんだし
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