第57話キンググリズリーの最後
キンググリズリーは、怒りに震えていた。何かは分からないが、いきなり取り出した物が、とんでもないスピードと大きな音が、したかと思ったら自分の肩に当たり耐えることも出来ず吹き飛ばされてしまった。
先程まで血を流し、死の匂いをただよわせていた食料が今また自分の前に立ちふさがり、その顔はこちらに興味が一切なくただただ作業をしているという表情がこちらを更に怒りを滾らせる
すぐさま、その顔を恐怖でいっぱいの顔にして、生きたまま腹を切り裂き内蔵から食らってやると言わんばかりにこちらをよだれを垂らしながら睨んでくる
キンググリズリーは、先程よりも体を低し牙を剥き出しにしてこちらを、睨み全身のバネを使い一気に飛び出してくる、そのまま真っすぐ来るかと思いきや飛び上がり真上から襲いかかってくる。
だがそのフェイントのような行動も無意味に終わる。複数作っておいた筒が同時にまた爆音と共に火を噴いた。自身が0距離で風爪で攻撃したようにこちらもほぼ0距離で、しかも複数の方向から同時にキンググリズリーの体を撃ち抜く。
だがその体の防御力がつよく硬いせいで体を貫くことはできなかったが明らかに致命傷だった。
キンググリズリーは倒れ込み動く気配がない。先程まで呼吸で動いていた体も徐々に止まったかに見える。
静かに様子を見ていて動きがないのを確認すると、静かに近寄ってみる。念の為に体に触れて死亡を確認しようとした瞬間
「レイ様いけません!そいつは、スキルで死んだふりをしています」とメルヴィスの叫び声が聞こえる。
キンググリズリーが飛び上がりその口を最大まで広げてこちらを噛みちぎろうと迫ってくる。
レイが振り向き大丈夫と言ったように見えた。レイは、こちらを噛みちぎろうと襲い来る顔に手を向け
口の中に無理やり手を突っこむ。
キンググリズリーもまさか相手から食われに来るとは思わず動きが一瞬だが止まってしまう。
だが、その一瞬の間に『爆熱』と唱え、キンググリズリーの顔が一瞬膨れたかのように見えた瞬間破裂して明らかな死をみんな確認する
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます