第37話 嫌がらせをしてから旅立つ
あーやっちまったー しかも、メルヴィスの前でやっちまったよ 自分でも驚くくらい、アリアやメルヴィスが大切な存在になっていたんだなー
まーやってしまったものは仕方ない 今は、とにかく急いで出て行かないとな それに、殴ったついでにスキルをいただいたし こっちはスッキリ出来て、お得な気分でいいからまたなんかある前に行こう
早くいきたいんだが、まずメルヴィスをなんとかしないとな。さっきからキラキラした目でこちらを見つめて、なにかを思い出したかのように顔を、真っ赤にして立ち止まってしまって先に進めない。
「あのメルヴィス 色々考えることはあるんだが今は、ここをすこしでも早く出たいんだ 考えるのはせめてここを出て、落ち着いてからにしてくれないか?ほらいつものキリッとした素敵なメルヴィスに戻ってくれよ」
「すっ素敵だなんで レイ様いっいけません アリアがいるのに わっ私もゴニョゴニョ」
また固まってしまった、仕方ない 俺は、肉体強化を使いメルヴィスを抱えて部屋に戻った
「アリア身だしなみをせっかく整えたのに悪いがすぐに屋敷を出るからメルヴィスと用意してくれ。
荷物はアイテムボックスに詰め込んでいくから、あとちょっとした嫌がらせをしたいから早くここを出たいんだ」俺はなんとも悪い顔でにやっとしていただろう
俺は身の回りのものをとにかくアイテムボックスに入れていく もちろんお風呂もだ せっかく作ったし置いていったらアリアは悲しむだろう。
次にアリアやメルヴィスのまとめた荷物をしまう アリアはいいが、メルヴィスには悪いな こちらに荷物をあまりもって来てはいないだろうし 屋敷の部屋に取りに行くわけにも行かないしな。
さて最後に嫌がらせをしますか 俺はスッキリした部屋に 穴掘りをした際に出来たブロックをいくつか天井まで積み上げ固定し 様子を見ながら天井にかけたコーティングの魔法を解いていく。
さて、これくらいでいいかな?やりすぎて生き埋めになったら意味がないしな あいつらが仕返しに団体で来たら、コーティングの解除でゆるくなった地盤がくずれて落とし穴になってくれるだろう。
落ちるとこを見れないのが少し残念だが、嫌がらせとしては、充分だろ。さっこんなとこさっさとおさらばしてまだ見ぬ世界を楽しもうじゃないか
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