第38話 まずは王都を目指そう

嫌がらせの細工をした後、さっそく三人で屋敷を出ていく。出たのはいいが、目標がないとつまらないよな 人間目的が無ければ堕落してしまうだろうしな。


こんな時は、一人で悩まず二人にも聞いてみないとな これからは、一緒に行動する仲間なんだから。


「なー二人共これからのことなんだが、なにかしたいことや、行ってみたいとこはあるか?」


「レイ様私は、レイ様が向うところならどこえなりとも付いていきます。」


「レイ様私めも、アリアと同じ意見です それにレイ様の向かうとこなら必ず今以上の刺激のある日々を過ごせることでしょう」


二人は俺と共に出来れば問題ないみたいだが俺は一緒に考えて色々な意見を語りたかったんだがな。まーそれは、後々の課題にしよう ならとりあえず向かうなら、冒険者の王道の王都に向かうとしよ。


馬車で2週間ほどかかるから、その間に色々経験出来るだろう。 


「なら、まずは王都を目指そうと思う 王都までは様々なことを経験しなければいけないだろうが、それは必ずこれからの3人の糧となるはずだ。屋敷では、経験出来なかった刺激を二人に約束するよ もちろん嫌な事も中にはあるかもしれない、だけどそれ以上に一緒に来て良かったと思わせることも約束しよう」




「まったく忌々しいやつらだ。しかしこれで我が家は安泰だな。マーケドックほら、起きろ。次期当主としての初仕事だ。やつの住んでいた場所を処分しろ、あんな物我が家には不要だ。」


「わっわかったよ父さん、ふっふん僕に手を出しやがってやつのいた痕跡なんて全て消してやる」


「ここがやつの住んでいた場所か、いかにもらしい場所だな。どれ、中はどうだ?」

 マーケドックと複数のメイドが中に入り探索を始める。メイドたちも中を探索をするのに歩いているとどこからかはビキッビキビキがっと音が響く。


「この音はなんだ?いったいどこから聞こえてくるんだ?」


響く音の場所を探るべくみんなが固まりゆっくり歩く。だが集まったことで重さが増えてまもなくバキバキと激しい音をたてながら床が崩れ、みんなが落ちてしまった。


「くっクソ〜なんなんだ。次期当主の俺様がなんでなこんな目に。おい、早くここからでる用意をしろ」


「もっ申し訳ありません。たっ高さがありすぎて私達ではどうしようも」


「ふっふざけるな、とにかくなんでもいいからここから出れるようにしろ」


その後も結局出ることはできず、マーケドックが戻ってこないと心配して見に来たものたちが来たのは周りが暗くなってからだった

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