第36話 追放宣言 メイド親子も出ていきます2

メルヴィスと屋敷に向歩き親子の元へ向う その時に兄のスキルを聞いて どうせ追放されるんだから手土産くらい貰わないとな考える。


トントン「当主様おまたせいたしました ただいま言われたように連れて参りました」入れと中から聞こえ扉を開けるとニヤける親子の顔があった。


「まったく毎回ながらこの能無しは、人を待たせおってなにを考えているんだ これだから能無しは使えなくて困るが、それも今日までだ 喜べ能無し 今日今をもって、お前を屋敷から追放する。

 

昨日、次期当主として学びを終えて帰ってきたこのマーケドッグと補佐のトーボェの前に能無しがいては害にしかならんからな 分かったならさっさと出ていけ』


親子二人は満足した顔で、手をしっしと振りこちらに興味が無くなったかのように顔を背けた。


「当主様申し訳ございますん 一つお話をよろしいでしょうか? 昨夜は我が娘のアリアが次期当主であるマーケドッグ様からの夜の誘いを断り恥をかかせてしまいました たかがいちメイド風情が次期当主様からの誘いを断るなど言語道断 メイドとしての教育が行き届かずメイド長として謝罪致します 責任についてですが 恥をかかせた娘と教育が出来なかったメイド長として、本日で出て行かせていただきます 後任のメイド長は、皆有能なもの達なので大丈夫だとおもいます」そこまで言うと、メルヴィスは背を向け出て行こうとする。


そんなメルヴィスに向かってとんでも発言してくるバカがいた。


「おい こらまて お前達メイド親子二人が出ていくのは当然だ 俺に恥をかかせたんだからな だが責任のとり方が間違ってるだろう 今すぐあの勘違い女の娘を連れてこい 責任の取らせ方を親子二人にしっかりと体に教え込んでやるよ」


プチっとなにかが切れた音が聞こえた 俺はこのクソガキがなにを言ったのか理解した瞬間、肉体強化

を最大にして思い切り顔を殴り飛ばした。


「このクソ野郎が なにを勘違いしているんだ?責任の取らせ方?ちがうだろ お前がすることは、まずアリアとメルヴィスへの謝罪だろ たかが次期当主ってだけでなんの権限もないクソ野郎が体になにを教え込むっていってんだ 逆に俺が今から教えてやるよ 能無しに教わるんだ これから、テメェは無能野郎だ」


俺が2発目を顔に向けて拳を振り上げると、メルヴィスが拳を抑え、首をふり 泣きながら止めに入ってくれた。俺は、殴るのをやめて首を掴みマーケドッグの耳元に静かにだが殺意を込めながら告げた。「アリアにちょっとでも、触れてみろ 次は首と胴体がサヨナラするまで殴り続けてやるからな」 ふんっと突き飛ばし メルヴィスと共に屋敷を出ていく

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