第27話アリア 従者になる?
「わぁー広いです お母様 私こんな部屋初めてです」
たしかに部屋ではあるんだがここは秘密基地だ まーまだ見せてないが2人には一つずつ個室を用意してるんだがな。
「まーまだ中身はないんだが、二人には俺からプレゼントがあるんだ もう少し奥に進んでくれないか?」
二人をゆっくり先に進めさせる そこには、壁に囲まれた2つの部屋がある。
ここは二人のために用意した個室だ 今後色々あると思うからせめてもな
「お母様私個室なんて初めてです こんな部屋を頂いてよろしいんでしょうか?」
アリアは母であるメルヴィスを下から見上げる まーこの反応も当然だよな。
普段屋敷のメイドには、個室など無く四人一部屋も普通だし。
まーメルヴィスは、メイド長であるから個室持ちではあるが、そうなるまでは同じように複数のメイドと暮らしていたはずだ。
あともう一つ、解決しないといけないことがあるがあれを紹介しよ。
「もう一つプレゼントあるんだが、まだ完成してないがそれでもみてみるか?」
俺は自信作の浴槽を見せるため案内する。土魔法で形を整えてコーティングで、ツルツルに仕上げた浴槽だ
お風呂なんて貴族の一部しか入れないもので、メイドなんて良くて水浴びしか出来ない。暖かいお湯に浸かるなんて夢のようなことなんだ。
問題は水と火のスキルが、ないからお湯を用意出来ないことだ⤵
「お母様私ここに住みます なにがなんでもここで生活します 絶対離れません」アリアがいきなり宣言してきた!!
「レイ様 私ならレイ様の求める物を叶えることが出来ますから、ここに住まわせてください」
メルヴィスを見て、どういうことか説明を求める
「レイ様娘は、きっと火と水のスキルを持っているから住まわせて欲しいと言ってるんです。もちろん私も、もう少し若くてスキルを持っていたら同じことを言うかもしれませんね」
なるほど、ここなら個室もあって更にお風呂も入れるという屋敷に比べたら、楽園が約束されてるもんな。
「レイ様私からも、アリアをこちらに住まわせていただけないでしょうか?
屋敷にはレイ様の、監視役として置くという名目で置くことが出来ます。ですが本来の役はレイ様の従者として置いてください。ここまで私達の為にして頂いた恩に報いる為、娘アリアを従者として側に置いてください」
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