応援コメント

第41話 マグダラの愛と死」への応援コメント

  • 帰れる場所もなく、自分がシスレー家に来た本来の目的も果たせないから、他のことでどうにか自分の責務を見出したい。それは…まるでどこかの誰かのような…。
    皆が「そこにいてくれるだけでいい」と思ったマグダラは、しかし貴族社会的にはやっぱり奥様なので、酷なことだが実際そこにいるだけでは価値がない。
    一方、皆が「なんでここにいるんだ」と(少なくとも最初は)思ってたデボラは、国際的に人質なので、そこにいるだけで間違いなく価値がある(ということに対外的になっている)。
    なのに何故かマグダラのような妙な行動をとるデボラ。皆がデボラに反駁したのもいよいよ分かるというもの。
    しかしデボラも実は自身にその価値を捜す惑いの中にあることをまだ誰も気付いてない。…いや、アシュレイがやたらデボラに反発するのは無意識に相似に気付いているからかもしれないなぁ。

    それにしても想像以上になんともいえないマグダラの死因。戦争のせいなのは間違いないけど、マムートに殺されたといえるほど直接的でもない。
    むしろマグダラ本人は死に場所探しに行ったようにさえ見える。
    いっそ流れ矢にでも当たり、皆の前で息絶えたということなら、恨むにしろ受け入れるにしろわかりやすかっただろうに。
    事実として『病死』だから、もしかしたら両国上層部も、マムートの人質を嫁がせる先が「奥方をマムートとの戦争が原因で亡くした」家だと認識してない可能性まであるんじゃ…。

    作者からの返信

    @My_Mt様、コメントありがとうございます。

    このコメントを拝見して、めちゃめちゃ
    めちゃめちゃ!
    めっちゃめちゃ!!



    ……ほっとしました。
    あっ、ズコー_(:3」∠)_とかいうオチではなく。

    実はこの話、冒頭4000文字(第2話まで)書いた時点で、マグダラの死の真相(川の汚染による病死)は既にハッキリ設定していたのです。

    で、「41話迄、引っ張るだけ引っ張っておいて敵の剣や矢に殺されんじゃないんかーい!」って読者様に怒られるのではと、ずーっとビクビクしながら書き続けていました😂

    それを、

    >想像以上になんともいえないマグダラの死因。

    と、思っていただけたということは、怒ってないんだな、と。(怒ってないですよね?)
    ほっとしました。

    何とも言えないんですが、シスレー侯爵邸の皆からすればマムートが戦争を仕掛けなければマグダラの命は奪われなかったので、やはり敵国を恨む気持ちは残ります。

    けれど、それをデボラにぶつけるのは何か筋が違うよね……、と個人差はあるものの、皆が少しずつ改心するというか、敵国は憎いけれどデボラには心を開いていく感じです。

    次はアシュレイが、そしてそのあとはラスボス……じゃなかった。シスレー侯爵がそうなる予定です。

    まだまだ続きますがよろしくお願い致します。