【タケノコ物語】第一幕
かぐや姫から見たタケノコ物語をもっと具体的に書いてほしいですって?
いいわ。長くなるけど、やってみる。
ただ、語彙力は書いている人によっての比例だから許してあげてね。(読者の皆様、教養のない私の語彙力に許容願います)
【タケノコ物語】
いまでは、むかしの話になるわ。
人類と宇宙人が触れ合うことも多かった時代ね。
そこに、竹取の翁と呼ばれているお爺さんがいたわ。
とっても、熱心に野山に入っては竹を取ってタケノコの刺身をはじめ竹箒や竹竿を作っていたわ。
竹については、一流で名前は「讃岐造」と言っていたわ。
興味本位で、一流の竹マスターに話を聞くために私は変身したの。
三寸ばかりの小人になって、竹の中に隠れて気づいてもらうようにレーダーをピカピカさせたわ。
すると竹マスターのお爺さんは「毎朝、毎晩竹を見ているから私に気づいて当然だ。わたしになんのようじゃ?」と言ったわ。
わたしは「それだけ洞察が有り、竹についてくわしいのでゆっくり話を聞かせてほしいのです」と、言ったの。
お爺さんは私の美貌に気づいたらしく「わしがゆっくり聞かせたる。こんな小さいしおおきくなるまで面倒みたる」となにか勘違いしているようだけど優しく家まで招待してくれたわ。
家には、お婆さんもいてお婆さんが基本的に料理や親切をしてくれたわ。
タケノコの刺身を作ってくれたのもお婆さんね。
「お婆さんは本当にいい人だったな。また、お婆さんのタケノコの刺身食べたいな」ってなるお婆さんだったわ。
で、わたしは小人でしょ。踏んづけられたり、ネズミや猫にやられるといけないからって、竹籠も作ってくれて面倒をみてくれたの。
こんなにいい人たちだから「お返しをしたいな」と思って「ちちんぷいぴのぷい」って言わなくても良いんだけど、お爺さんの竹を取る、竹の節と節の間に黄金を敷き詰めたの。
あなた達が、人工ダイヤモンドを作れるようになったでしょ。
黄金をつくることもそんなに大したことはないわ。
これで、お爺さんもお婆さんも大金持ちになったわ。
わたしも、お爺さんとお婆さんに小人で近づいて警戒心をなくすことができたから、3ヶ月位で地球の背丈の立派な人に変身したわ。
大人とみなされると、髪を結い上げる成人の儀式をして裳を着るのがここでのやり方だったみたいね。
けど、あまりにも美しいから過保護になってしまってね。
部屋から出してもらえなくなっちゃったのよ。
箱入り娘かよって思ったわ〜。
人は、自立が目的なはずなのにそれを忘れた一つの代表例ね。
で、ちょっと美人に変身しすぎたのもミスでわたしを天使や芸能人のように魅力溢れさせたようね。それとうっかり、夜にレーザー使ってたら見られてしまってね。光り輝いてみえたと騒ぐようになってね。
お爺さんは、仏壇や神にでも見えたのでしょうね。
私の美貌に執着して、わたしを偶像崇拝してしまったの。
私を生きがいにしたのね。
気分が優れない苦しい時に、私のためだったら頑張れると自己犠牲までする始末になってしまった。
私を喜ばせるために、黄金をどんどん取ってきて、私もうっかり誤作動で竹の節じゃない、石まで黄金にしたら、どんどん持ってきて大富豪になったのよ。
体は、無理をしていたから止めたのよ。
けど、こうなった人間に聞く耳はないわ。
「おれは、腹立たしいことがあっても我慢して自然に慰められるとか言い出してどうしようもなくなってきたわ」
まるで、キャバクラにお金を注ぐお金持ちね。
「おれは、君の為ならどれだけの我慢をして働いても、お金を払える」って具合にね。
お金はあれど、魅力なしね。
こうなってくると「どうなると思う?」
金で「三室戸斎部の秋田という名士」を呼んで「なよ竹のかぐや姫」と名誉ある名前をつけて姫にしようとしたのね。
その名前に、大喜びして3日間お爺さんはお酒のパーティーをしていたわ。
タケノコの刺身のパーティーなら分かるけど、お酒のパーティーでお金に群がる人たちがきたのよ。
詩歌・舞など色々な遊びをして、男という男を誰彼構わずに呼び集めて盛大な祝宴になっていったわ。
『お金が人を変えるとは、この事を言うのだ』と私は理解したわ。
第一幕はここまでね。
タケノコの刺身でも食べながら、続きも楽しんで読んでちょうだいね。
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