第9話 完璧ではないかぐや姫
『「私が完璧な存在ですって?そんなわけないわ?」
「タケノコの刺身」食べ過ぎてるのよ。
全然完璧なわけないわ。
けど、すこしでも仲良くしようとは心がけているわ。
どうすれば、自分も他の人も幸せになれるかね。
だから、いまもこうして「ぴ〜ひゃら、ぴーひゃら」言ってるのよ。
閑話休題
完璧ではない話ね。
私がヘマをしなければ、地球に不時着して、おじいちゃんとおばあちゃんにお世話にならなくてすんだのよ。
この時点で完璧じゃないでしょ。
で、その後に何があった?
戦車に、兵器、若者がどんちゃん騒ぎ。
私の美貌の取り合いで求婚大戦争よ。
たしかに、私は心も体も完璧。(嘘よ。嘘。冗談に決まってるじゃない。タケノコの刺身食べたいだけよ)
これは実は、宇宙のタブーなのよ。
「なんで?」と聞きたいようね。
人類の成長に害が出てるわ。
選択の自由に関与しているのよ。
その人間には、その人間の生き方が成長過程があるのよ。
それを邪魔するのは、私でも許されていないのよ。
それがワタシ達の人との「付き合い方」
他人は、許容するための一つであるのよ。
冷めたく感じる?
けど、どうやって他人のこころまで自分のものにできるかしら?
人の心は所有物じゃないの。
だから、あの事件は私の失態。
それを、上手に活かす方法はないか、導き出された結果が
竹取物語として数世代後に、宇宙聖人がいて友達として人類の役に立てるよう計画されたの。
それに、あなたたちも私を殺そうとしたから救済することになった。
もし、殺そうとしなかったら、地球でタケノコの刺身を食べながら、自分の失態を払うことになっていたでしょうね。
わかるかしら?
わたしの完璧じゃないハチャメチャ具合が。
だから、こうしてタケノコの刺身をたべちゃうのよ。
じゃ、そういうことでまた』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます