第5話 かぐや姫の日課と幻のタケノコ

基本的な日常を紹介します。

まず朝起きて、タケノコに感謝をします。

なぜなら、こんなに美味しいからです。

感謝が終わると、次は庭木の手入れをします。

タケノコは映えすぎると大変なことになるからです。

手入れといっても、宇宙船にのって、レーザーを使います。

自分で、かめはめ波を打つときもありますが、レーザーのほうが、将来の発育と美味しいタケノコを残すことをデータを見て適材適所に可能だからです。

なので、庭木の手入れはとっても大切。

こうして、毎日の日課を20分で終わらせます。

終わったら、宇宙に散歩へ行きます。

もちろん、宇宙船は、膨大な宇宙の情報によって的確に動きます。

このまえも、ナメック星の紫い色のタケノコが生えたと聞いてすぐに行くことになりました。

この星は、地球と違ってそこに住む知的生物と良好な交流が可能です。

戦車や光線をいちいち私に向けたり、発情期の男のように中2病のポエムで求婚することはありません。こうして、無事に紫色のタケノコの刺身を食べたわけです。

おっと、ここで、かぐや姫からコメントが入っています。

「紫色のタケノコの刺身は、塩をつけて食べるのが一番。クセが少なく、シュウ酸もすくないので大量に食べることも可能。栄養素は、炭水化物とタンパク質まで含み主食になる」

こんなタケノコの刺身の日記を書くことにより、かぐや姫は多くの人だけでなく、宇宙共同組織の人の役にも立っています。

なんと、かぐや姫の庭には1万を超えるタケノコの種類があるそうです。

ナメック星にも、朝採れたタケノコを差し入れしたそうです。

それを20分で、調整しているのだから、どれだけ彼女がしっかりものかわかりますよね。

しっかりものだから、求婚されても断れるわけです。

そんな彼女も、求婚されて全てに心が動かなかったわけではありません。

「幻のタケノコの刺身」を条件に求婚されたのです。

これには、たまらず胸が動きました。

なぜなら、一生に一度しかないタケノコの刺身を食べるチャンスだからです。

でも、そうはなりませんでした。

なぜなら、幻のタケノコが庭に生えたからです。

こうして、その求婚を断り「幻のタケノコの刺身」を仲間たちと食べました。

めでたし、めでたし。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る