第3話 かぐや姫の石割り
いまはいまのお話ですが、
かぐや姫は、地球のタケノコの刺身を食べるために、タケノコ掘りをすることにしました。
しかし、自分の私利私欲だけでは宇宙船が地球に行くことを許しません。
石割りという、条件の元。
竹藪に不時着しました。
巨石を割ることにより、パワースポットになり人類の発展に役立ちます。
もちろんわたしの存在は「ひ・み・つ」
パワースポットには、多くの人が集まり、人間には知らない宇宙聖人文明があることを知ってほしく、つまらない国家や夫婦などの「喧嘩」や「訴訟」をやめてほしいのです。
また、「かぐや姫」が、タケノコの刺身を食べたいだけの野蛮人でないことも知ってほしいのです。
「ちょっと、こことても重要よ」と、かぐや姫も声を高鳴らせています。
「さぁ、はりきって、石をパッカリ割るわ〜」
さっそく、かぐや姫は竹藪にタケノコを掘りに行く前に、石割りをするため巨石に向かいました。
とっても、とっても、大きな石です。
しかし、かぐや姫にとっては朝飯前。
にっこり「かめはめ波」
「はい!こうしてあっさり石を割りました」
上から下まで、真っ二つ。
割られた巨石は、絶妙なバランスのもと、数千年はその状態をキープします。
そして、この石をみて、人類はこうやっていうのです。
「この石をどうやって割ったんだ。パワーを感じる。霊感を感じる。巨石文明があったに違いない。もしかしたら、宇宙人がやったのかもしれない。宇宙人はかめはめ波を出せる怖い存在だ」と、新聞に、テレビに、ネットに、あることないこと情報が流れます。
そんなことをまったく知らない、かぐや姫をみてみましょう。
「あ〜〜、終わった。ひと仕事した、よし、タケノコを掘るぞ〜」
「かめはめ波、よーし、採れた、採れた。きょうは、悟空ちゃんと食べよー。あの人、私の割った石から生まれたとか言われて『石から生まれるわけあるわけないだろ』と、キーキー言っているから、このタケノコを刺身をたべれば落ち着くだろう」
そして、孫ちゃんの家に向かいました。
「悟空ちゃん。悟空ちゃん。さっき、石を割ってきたのよ。で、タケノコ採ってきたの。早速たべよ〜」
「灰汁抜きしてほしいの」うる、うると悟空ちゃんを見つめました。
「カメハメ波〜〜〜」と、悟空ちゃんは、振りかぶりタケノコを目掛け一瞬で灰汁抜きを終わらせました。
タケノコは、こんがり黒く焼けています。
「さっきのカメハメ波は、特別だから君に教えたカメハメ波の十倍難しいよ。これで上手く灰汁抜きできているはずだ」と自信たっぷりにいいました。
さっそく、皮をむき切って食べることにしました。
う〜ん、タケノコの香ばしい風味が口全体に広がります。
「おいしい〜」
けど、かぐや姫は思ってしまいました「これは、タケノコの刺身ではない。焼きタケノコだ」と。
「悟空さん、焼きタケノコになっちゃったじゃない。せっかく地球から取ってきたのに」と、プンプンしてみせました。
悟空さんは「いや〜すまねぇ。こんなはずじゃなかった」と謝っていました。
しかし、タケノコの刺身を食べられなかった恨みは大きい。
あることをかぐや姫は、思いついたのです。
それは、地球で悟空さんは「石から生まれたというもの」噂することです。
噂は、噂を呼び、あっという間に、悟空さんは石から生まれたことになりました。
「かぐちゃんの、ばか〜〜」とキーキー悟空ちゃんが言っています。
徒然なるままに笑顔で、きょうもかぐや姫は過ごしているのでいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます