第103話 ボランティアを辞めた

月一程度、ボランティアに通っていたが

辞める事にした。

理由は色々あるが、一番大きいのは体調だ。

ホットフラッシュで滝汗をかくのと、寒気がするのを30分ごとに繰り返している。デスクワークなら何とかなるが

ボランティアの3時間に6回、これを繰り返すのは辛い。

みんなが、少し位厚着でも 涼しい顔をしているのが羨ましい。今日は外気が低かったので厚手の上着を着て行った所、帰りの池袋駅で西口から東口まで抜ける時に滝汗になった後 今度は外気で冷えて

うちに着いた時には具合が悪くなっていた。

午後イチ というボランティアの開始時間も

快適そうに感じたのだが、休みの日に昼にご飯を食べる習慣のない自分には合わなかった。

ボランティアの終わり頃にお腹が減り、ヘロヘロになってしまう。何て情けない‥ みんな、きちんとお昼を食べて臨んでいるに違いないのだ。

しかし、自分を責めていても仕方がない。3.4回挑戦してみて上手く行かなかったんだから、自分に合った、別のボランティアを探した方が良い。

「具合が悪くなった‥」と言ったら、

息子が温かい紅茶を淹れてくれた。

ピーターラビットのお母さんのカモミールティーみたいだね。ご飯も作ってくれた。

ご飯を食べてゴロゴロして、すっかり元気になった。

あ、そうだ。今日は頭痛もしていたんだ。

行く前に薬を飲んでいたのに湿気が余りにも強過ぎて、頭痛が残ったままでのボランティア活動になってしまった。申し込んだ時には当日の天気まではわからない。お腹も痛かったんだよね。それもきっと天気のせい。雨は朝には止んでいたのに、夕方帰って来た時も地面の土は濡れたままだった。こういう日は何をやってみてもどうにもならない。

今日が家族のイベントの日じゃなくて良かった。


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