第83話 奥歯痛

正確には 奥歯の歯茎が痛い。

5月のGWから、度々痛くなって悩んでいた。

同じ所をグルグル周り続けていたが

ようやく答えが出た。

昨年10月に開咬の矯正が終わって以来、

『100万もかかったのだから、これが自分の欲しかった結果だ』と思い込もうとしていた。

でも、残念だけど違った。

確かに、開咬を直したかったけれど

それは その前に上奥歯痛があり、その理由が

「根に膿があるけど、理由は開咬で奥歯だけに負担がかかっているせい」と 二軒の歯医者で言われたからだった。その二軒とも、矯正はやっていなかったので、開咬が得意そうな所を見つけて マウスピースで矯正した。上奥歯が痛くなったのは2022年の秋。

2024年のGWまで、矯正中も矯正終了後も

奥歯は痛くなかったのだ。

それなのに、、GWに下奥歯に痛みが出た時、

矯正に通っていた歯医者に「膿があるから根の治療」と言われた。「ラバーダムを使います」と。

おりしも、『ラバーダム治療』で2歳の子が亡くなったニュースが流れ、あちこちで治療の妥当性への疑問の記事を読んだ後。『根の治療』と言う、とても細かい仕事に、施術者の技量に拠って結果に差が出ないわけがない、とわかっていた。

余りの痛みに一旦は治療を承諾したが、少し痛みが散って 良く考えてみると、『何かおかしい』と思い続けていた。

矯正後も保定用のマウスピースを夜はつけていて

咬合面にはいつも1ミリの厚みが挟まっている。

これが奥歯の負担になっているんじゃないのか。

「マウスピース 奥歯の負担」でGoogle検索してみたが、宣伝しか出て来なかった。Google検索はクソになってしまった。何の役にも立たない。

しかしともかく、開咬が直っても『奥歯痛』が治っていないのならば、『矯正に100万かかったけど欲しかった結果は得られていない』。それが答えだって事を

まずは受け入れなくちゃいけない。

具体的には、下のマウスピースは諦めて

使うのを止める。そして、痛み軽減の為に削られてしまった下奥歯を、別の歯医者に行って直して貰う。

歯医者がみんな信用出来て任せておけるならどんなに良いかと思うけど、『歯医者なんだから誰でも信用出来る』なんて事は、これも残念だけどあり得ない。

『特定の誰かが言う事がいつも正しい』なんて事は

『そうであって欲しい』とついつい思ってはしまうが所詮『あり得ない事』なのだ。歯医者も医師もわんさかいる。その全員が正しい事を言う?

それは幻想でしかない。

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