第63話 ビショップ

今 お世話になっている会社は

「世の中の仕組みを作る」みたいな大きな事をやっている。私はその中で、誰でも出来る様な細々した雑用を片付けている。カスをついばむスズメみたいに。

そんな大きい仕事をする人たちが受ける研修を録画のついでに聞く機会がある。

そこでは同じ課題について色んな人が様々な発想をするわけだが、その中で「高校生がデザインする仕組みを大人がデザインする」というのを作っていた人がいた。その人の配属先を見て、こういう人が世の中を作って行くのか と思ったら、嬉しくなった。

チェス盤を見ているみたいにワクワクした。

守りたいキングやクィーンは多分子供なんだ。

子供が大切だからこそ、自分が相手を守るだけではなく、いつかは相手が自分で自分の身を守れる様に考えて行く必要がある。

小さくなってポケットに入り いつもそばにいて

困っていたら助けてあげられたら良いのにと思った所でそれは不可能なんだから、自分で考え 正しい判断が出来る様に。その為に必要な事は何か。

子供達が中学の時、「そこら辺を車椅子に乗って移動してみて、問題点を考える」という学習をやっていたのを思い出した。子供たちはとても楽しそうだった。

安倍さんが文部科学相だった時かな

大学入学を9月にして、半年ボランティアをやるって話があった。それが大学の単位になるとか言っていた様な。でも大学に進学する子以外にも、同じ機会があったら良いよね。そこと、あの人の発想が繋がったら良いのに。

何もかも飽和状態の様に見えても足りない事はいくらでもあって、伸び代もあるんだなって思えた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る