チャプター2

第6話 暗い

 オピラバード視点


 暗い部屋、一つのスポットライトにかざされてるのは...私達の乗っているエレベーターに潰されている化け物。

 まぁ私も元は化け物だけど...

 私はこれを見た瞬間驚いた。

 猫空はそんなに驚いてなかったけど...

 それよりも猫空と共に来ていたロボットが壊れた。

 ついでに猫空も足を挫いちゃったらしい。

 私は鳥だからそういうのに強いのかな...?

 歩く時、猫空はめっちゃ大変そう。

 そんな事を思っていたら、私が背負ってあげたらいいんじゃないかな?って思った。


「...ふゃ!?」


 ちょっと驚かせちゃったかな?半ば無理やり背負ってあげたら...


「オピラちゃん、いくらなんでもそこまでしなくていいよ??」

「いいの。ずっと一人ぼっちだった私を猫空は救ってくれた。だから少しでも恩返しがしたいの...!!!」

「恩返しするくらいのことなの!?当たり前だよっ!!救うのは!!だから恩返しは...」

「私がしたいの!」


 ちょっと強く言い過ぎちゃったかな...?

 でも猫空は、


「...あ、ありがと...」


 って言ってくれた。

 猫空のてれ顔、めっちゃかわいい。

 ...これも魔法かなぁ?

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